JR西日本が北陸新幹線の集客を強化している。平成27年3月の長野-金沢間の開業効果が一巡し、旅客数が減少しているためだ。そこで昨年12月からJR東日本、JR東海、北陸3県と連携したキャンペーンを開始。今年3月にも首都圏発着のツアーを実施するなどして、てこ入れを図る。 12月に開始したのは「ジャパニーズビューティー北陸キャンペーン」。カニを使ったすしを作る体験講座(金沢市)や、商店街で食べ歩きができるクーポン券(富山県氷見市)をプレゼントする企画などを打ち出した。こうした取り組みにより、12月の北陸新幹線乗客数は前年比2%増と盛り返した。 3月には子会社の日本旅行とともに、東京発で北陸新幹線の臨時便を出し、首都圏発着の北陸観光ツアーを初めて実施する。350人以上の集客を見込む。 金沢開業時の集客効果が弱まった分、企画によるてこ入れを継続する構えだ。 ▼【鉄道ファン必見】あの名車たち、富山で第
東京メトロは19~25日、銀座線の車両「銀座線01系」が3月10日で引退するのを記念し、写真などを掲載した記念乗車券セット(6種類、専用台紙付き)を東京メトロ日本橋駅の特設ブースで販売する。1セット1千円で、限定5千セット。売り切れ次第終了。問い合わせは同社お客様センター(0120・104106)。
本州に暮らしていると直線的な景色に憧れる。地平線まで伸びる畑、まっすぐな道路、鉄道-。苫小牧を始点に東へ延びる北海道の日高線は、そんな憧れを眼前に見せてくれる路線だ。 海岸沿いに広がる原野の中をまっすぐに走る=写真(1)。約30キロの区間に駅はたったの4つ。そのうちの浜厚真(はまあつま)と浜田浦(はまたうら)の2駅は、忘れられたかのように原野の中にぽつんと立っていた=写真(2)。駅名表示板の支柱は錆び、小さな待合室に張られた発車時刻表にあるのは上り6列車、下り7列車のみ。 昨年11月にJR北海道が発表した、単独での維持が困難な線区の一つに挙げられた。輸送密度が低く、「湿地帯にある軌道の維持管理に苦慮している」のが理由だ。人口減、厳しい自然環境の中での施設に維持の困難さ-。 一直線に伸びる線路を見渡せる踏切でアングルを探していると、線路沿いの住民の女性がやって来た。話をしていたら、女性がつぶ
九州の県庁所在地でJR九州が大型の駅ビル開発を進める中、佐賀市の佐賀駅では検討されず、手つかずの状態となっている。同社は2015年度に大分で駅ビルを開業、熊本でも開発を進めており、県都では佐賀と宮崎の2駅だけ計画がない。
廃線から10年4カ月ぶりに走行する旧神岡鉄道のディーゼル車両「おくひだ1号」の記念乗車希望者を、実行委員会が募集している。 おくひだ1号は4月8日、飛騨市の旧奥飛騨温泉口-旧神岡大橋駅間(片道700メートル)を25分かけて往復する。走行中、所定の場所で汽笛を鳴らす。記念乗車は、午後0時半発を第1便に、午後2時半発まで計5便運行する。定員は1便40人。うち4便は事前申し込みが必要で、最終便のみ当日、旧奥飛騨温泉口駅で整理券を配る。乗車は無料。 おくひだ1号は、旧神岡鉄道が開業した1984年から廃線になった2006年まで、奥飛騨温泉口-猪谷(富山市)駅間の19・9キロを走っていた。整備を進め、1日限定で復活することに。旧神岡鉄道の線路上を自転車で走るレールマウンテンバイク「ガッタンゴー」事務局の田口由加子さん(38)は長年、おくひだ1号の車内の清掃を続け、実行委員会の広報部長を務める。田口さん
JR沼津駅付近鉄道高架事業を巡り、専門家による検証チーム発足を明言していた沼津市の大沼明穂市長は、2017年度当初予算案に検証費用を盛り込まない方針を固めた。8日、関係者への取材で分かった。 高架推進関連予算も前年度当初比で1億4500万円増の15億4500万円を計上する見通し。大沼市長は周囲に「鉄道高架は進める」と伝えており、市議会などからはこれまで市長が強調してきた中立の立場から推進にかじを切ったとの見方が上がっている。 鉄道高架について、大沼市長は選挙中の公約に「点検・見直し」を掲げ、市長就任後も賛否を公言せずに「財政や事業効果などを検証し判断する」と繰り返してきた。 17年度当初予算案では従来通り、高架事業に伴い貨物駅の移転先となっている同市原地区の未買収地の取得費や、県施行事業の市負担金、市土地開発公社が先行取得した新車両基地などの用地買い戻しなどに充てるとみられる。 た
東京都の小池百合子知事は選挙公約の一つに「満員電車ゼロ」を掲げて当選した。いまのところ小池都知事は豊洲市場や東京オリンピックに関連する問題に忙殺され、都心部の鉄道各線で毎朝繰り広げられている通勤ラッシュ対策にはまだ手を付けていないように見える。 国土交通省の運輸政策審議会は2000年1月に出した第18号答申で、2015年までに朝のラッシュの混雑率を150%に下げるとの目標を掲げた。150%の混雑率とは「広げて楽に新聞を読める」状態だそうだ。小池都知事の考える「満員電車ゼロ」の車内の様子とはどのようなものかははっきりしないものの、混雑率100%、つまり定員での乗車を想定しているのではないだろうか。ちなみに、混雑率100%とは「座席につくか、吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる」状態である。 実を言うと、東京の鉄道は朝のラッシュ時に混雑率100%どころか、運輸政策審議会の立てた
岐阜県恵那市の第三セクター、明知鉄道(恵那―明智、25.1キロ)は10日から、同市の岩村城跡にちなんだ特別列車を運行する。美濃の岩村城は戦国武将、織田信長の叔母「おつや」が城主になったと伝えられる。現在の静岡県が主な舞台のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が放映中であることも踏まえ、沿線の「女城主の里いわむら」をPRする
仙台市地下鉄東西線薬師堂駅のバスプールに入る市バス。東西線開業に伴い再編された多くの路線で利用が低迷する 仙台市交通局の路線バス事業に黄信号がともっている。2015年度末に約5億円だった単年度赤字は、市地下鉄東西線開業などの影響で16年度末に約12億円へ拡大する見通しで、経営健全化団体への転落が現実味を帯びてきた。人件費や管理費のさらなる節減は限界に近く、「聖域」と言われる路線縮小や減便が避けられない状況だ。 市自動車運送事業(バス事業)の営業収益に占める資金不足額の割合(資金不足比率)は、15年度末で6.6%。16年度末に11.9%、17年度末は17.2%に高まると見込む。20%を超えると、バス事業は財政健全化法が定める経営健全化団体となる。 西城正美市交通事業管理者は「数年以内に20%を超える恐れがある。経営状況は非常に厳しく、必要な手だてを講じなければならない」と危機感を隠さない
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く