ブックマーク / book.asahi.com (2)

  • 「それでもイギリス人は犬が好き」書評 残虐な娯楽の反動で動物愛護|好書好日

    犬をこよなく愛する国民、揺れる動物愛護の国・イギリス。イギリス人の犬に対する関心を、動物への虐待と動物愛護の視点から文化史的に辿り、イギリス社会・文化の特質を浮き彫りにす… それでもイギリス人は犬が好き―女王陛下からならず者まで [著]飯田操 非常にユニークな「犬の」だ。冒頭で、2003年の暮れ、エリザベス女王の愛犬がアン王女に飼われていたブルテリアに咬(か)まれて深手を負い、安楽死となった話が紹介される。以降、各単元の枕には犬への虐待行為や悲劇が語られ、犬好きで動物愛護の先進国とされたイギリスのイメージを根底から覆す。 実際、歴史を繙(ひもと)けば、イギリスは決して犬たちの楽園ではなかった。この国では17世紀ごろまで動物いじめを娯楽にする風俗があり、熊や牛に犬をけしかけて楽しむ「熊攻め」や「牛攻め」が行われていた。ブルドッグという品種が牛攻め用に改良されたというように。 また猟犬では、

    「それでもイギリス人は犬が好き」書評 残虐な娯楽の反動で動物愛護|好書好日
    Dersu
    Dersu 2021/07/25
    「イギリスは決して犬たちの楽園ではなかった。この国では17世紀ごろまで動物いじめを娯楽にする風俗があり、熊や牛に犬をけしかけて楽しむ「熊攻め」や「牛攻め」が行われていた」
  • 小学5年の竹宮ゆゆこさんを撃ち抜いたブルーハーツの曲 ドブネズミが美しいってどういうこと?|好書好日

    (なんだ!? なんだ!? なんだ……っ!?) 走って乗り込んだエレベーターの中で、服の上からでも見てわかるほどドコドコ脈打つ自分の胸を、あの日の私はじっと見つめていました。 小学校五年生の、あれは確か冬のこと。外はもう薄暗い夕方。 いつものように友達の家で遊んでいると、その子の高校生のお姉さんが帰宅してきました。 友達とお姉さんは、子供部屋をシェアしていました。お姉さんの勉強机の上には黒のミニコンポがドーンと鎮座していました。うちには当時ラジカセしかなくて、そのマットな黒の未知の機材には、以前から得体の知れないアンタッチャブルな迫力を感じていました。 お姉さんは制服のまま、おもむろにミニコンポの電源を入れ、 「音楽かけていい? あんたらも、そろそろこういうの聴いたっていいでしょ」 片手で一枚のCDを掴み、こちらに向けて見せてきました。ちらっとそっちに目を向けたその瞬間。 あ、となぜか、息が

    小学5年の竹宮ゆゆこさんを撃ち抜いたブルーハーツの曲 ドブネズミが美しいってどういうこと?|好書好日
    Dersu
    Dersu 2020/07/09
    「胸の内側に煮えたぎる想いを書き出して、言葉にして、誰かに渡すという行為なしでは、あの日を生き延びることができなかったのです」
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