【モスクワ大前仁】日露平和条約交渉を巡り、ラブロフ露外相は16日の記者会見で、北方領土に関するロシアの主張について、「日本に対して、国連憲章やサンフランシスコ平和条約(1951年)などに記された義務を実質的に果たすよう呼びかけているだけだ」と強調した。そのうえで、日本が北方領土の呼称を使っていることに関しても「国連憲章の義務に反している」と批判した。 今月22日にモスクワで日露首脳会談が開催されるのを前に、北方領土が第二次大戦の結果としてロシア領になったという認識を受け入れるよう、日本側に改めて求めた形だ。
![北方領土の主張「国連憲章に基づく」 露外相 | 毎日新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3df7b229795ccd713044b83f76865c4787066818/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.mainichi.jp%2Fvol1%2F2015%2F12%2F18%2F20151218hrc00m010001000q%2F9.jpg%3F2)