【ソウル=宮崎健雄】聯合ニュースによると、プーチン露大統領は24日(現地時間)、韓国の 文在寅 ( ムンジェイン ) 大統領が特使として派遣した与党「共に民主党」の 宋永吉 ( ソンヨンギル ) 国会議員とモスクワで会談した。 プーチン氏は、北朝鮮情勢が緊迫していることを受け、北朝鮮に特使を派遣する用意があると述べた。 米国は国連安全保障理事会で北朝鮮への追加制裁を求め、朝鮮半島沖に向け、原子力空母2隻を派遣するなど圧力も強めている。プーチン氏は「制裁だけで問題を解決するのは限界があり、対話で問題を解決しなければならない」と主張。トランプ米大統領に対しても電話会談を通じて、北朝鮮と対話の雰囲気をつくるよう働きかけると述べた。 また、天然ガスや電力、鉄道分野で、ロシアと韓国、北朝鮮の3か国による協力事業に意欲を見せた。 会談は45分間行われ、宋氏は文大統領の親書をプーチン氏に手渡した。
3月末に東海(日本海)海上で韓国海軍のP3海上哨戒機が、韓米合同軍事演習「フォールイーグル」(FE)の海上訓練を監視していていたロシア海軍の潜水艦を78時間にわたって追跡し、最終的にロシア艦が海面に浮上していたことが分かった。潜水艦の浮上は、事実上「降伏」を意味する。韓国軍が潜在的な敵国の潜水艦を追跡し、浮上にまで追い込むのは極めて異例。 韓国海軍はロシア太平洋艦隊司令部に対し、この件について抗議の書簡を送り、ロシア太平洋艦隊は、同艦が韓米合同演習の情報収集のため出動した事実を認める異例の返信を行ったと伝えられている。 3月22日、鬱陵島南方の公海で韓米合同軍事演習を行っていた米海軍の艦艇が、国籍不明の潜水艦と疑われる物体を探知し、韓国海軍に通報した。これを受けて韓国海軍の最新型海上哨戒機P3CKが直ちに出動し、問題の潜水艦と執拗(しつよう)な追撃戦を繰り広げたという。韓国政府の消息筋
ごみと土砂の分別作業が進む森友学園の小学校用地=大阪府豊中市で2017年3月1日午前9時5分2017年3月1日午前9時5分、米山淳撮影 大阪市の学校法人「森友学園」を巡る問題は、政界を巻き込んだスキャンダルに発展している。国内で連日メディアをにぎわせているこの問題について、海外メディアはどの点に関心を持ち、どう報じているのか。各国の在京特派員に聞いた。 右傾化の流れの一例 ニューヨーク・タイムズ紙東京特派員、ジョナサン・ソーブル氏 森友学園の問題は、日本の政治や社会の右傾化を象徴する一つの例だと見ている。憲法改正への意欲を示す安倍晋三氏の首相就任以来、日本の右傾化の動きに米国では関心が集まっており、森友問題もこの一環として捉えられている。 私のように日本を担当する特派員にとって、右傾化と経済動向の二つはしっかりと報道しなければいけないテーマだ。なので、最初にこの問題を知った時は土地取引の不
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