伊勢志摩サミットに参加するため、26日朝に中部空港(愛知県常滑市)に到着した伊、独、仏の3首脳は、主会場の賢島(かしこじま)がある三重県の伊勢志摩地域へ陸路で移動した。悪天候のため、予定していた自衛隊ヘリが使えず、150キロ以上の距離を車で一気に移動する事態となった。 【写真】中部空港からサミット会場へ向かうイタリアのレンツィ首相の車列=26日午前5時11分、内田光撮影 レンツィ伊首相が空港に着いた午前5時ごろ、天気は曇りだったが、愛知県警によると、「天候悪化」を理由にヘリでの移動はできなかったという。首相は駐機場から車に乗り込み、パトカーや白バイに先導されて空港を出発した。 その後、空港に着いたメルケル独首相、オランド仏大統領も、飛行機を降りるとすぐに車へ。午前8時45分ごろに空港を出発したオランド大統領は、約2時間後に伊勢神宮に到着した。 三重県への経路にあたる高速道路は軒並み、