野外の音楽祭に詰めかけた2万人以上の観客に、自動小銃による無数の銃弾が襲いかかった。1日夜、米西部ネバダ州ラスベガス。人々は恐怖に泣き叫び、逃げ惑った。秋の夜のイベントは凄惨(せいさん)な現場に一転し、少なくとも58人が死亡する、米国史上最悪の銃乱射事件となった。 泣き叫んで走り出そうとする人に、「いま行ってはダメだ」という声が響く。背後では銃乱射の音が鳴りやまない。現地の報道は悲惨な状況を再現している。 ペットボトルや缶などが散乱した広場には、黒地のショートパンツの女性が横向きに倒れ、両脚には血が流れた痕。この女性に向き合うように黒いパンツ姿の女性も倒れている。 ツイッターなどに投稿された動画によると、銃撃が始まったのは、事件が起きたカントリーミュージックの音楽祭会場で男性歌手が歌っている最中だった。斜め向かいの金色に光る巨大なカジノホテルから、自動小銃で連射された弾丸が襲いかかってきた
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