[ソウル 6日 ロイター] 北朝鮮が独自のコンピューター用基本ソフト(OS)を開発したことが、韓国の政府系シンクタンク科学技術政策研究院(STEPI)のリポートによって明らかになった。 リナックスをベースにした北朝鮮の独自OS「紅星(Red star)」は、米マイクロソフト<MSFT.O>のOS「ウィンドウズ」の初期バージョンの影響を色濃く受け継いでおり、技術的には「10年遅れ」だという。 同OSを入手して詳細な稼動テストも行ったというSTEPIは、リポートで「(同OS上で動く)アプリケーションが非常に少ないため、北朝鮮国内でも簡単には流通しないだろう」と指摘。「北朝鮮は自分たちの情報セキュリティーをコントロールできるようなOSを開発した」としている。 北朝鮮では、当局が検閲したウェブサイトでさえ、閲覧できる環境を持っている人は極めて少ない。 【関連記事】 ・ 平均年齢66歳のチ