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書評と中国と漫画に関するLouisのブックマーク (2)

  • 「姑娘」水木しげる著

    水木しげるが後年、中国出兵していた人物から聞いた体験談を元に描いた短編作品。姑娘(クーニャン)とは、中国語で若い未婚女性、お嬢さんといった意味である。 第二次世界大戦中、中国侵略を進めていた日軍のある分隊は、小さな村へと侵攻、ある家に女性物の下着が干されているのを発見したことから、狂気にかられ始めていく・・・ 「姑娘を捕虜として部隊長の前へ出せば「殊勲甲」まちがいなしというところでしょう!」そう部下が進言し、分隊長も「どうやら敵もいないようだし・・・・・・こうなったら姑娘ひとりでもつれてかえらなきゃあ手ぶらでかえるわけにもいかんな!」その部隊の暗黙の了解として、中国人女性の略取が日常化していたかのように描かれている。 かくして分隊長以下若い女性「姑娘」探しに奔走。ついに、彼らは村長宅で息を潜めて隠れている村長の娘を見つけ出し、懇願する村長夫婦を一喝して、強引に彼女を連れ去っていくのだった

    「姑娘」水木しげる著
    Louis
    Louis 2015/12/01
    「何を赦していないのか?かつて、徴兵され必死の思いで戦い左腕を失って命からがら帰還した武良茂という男、つまり水木しげる自身をだ」
  • 井上純一『中国嫁日記』 - 紙屋研究所

    週刊「プレイボーイ」の2011年9月19日号の「この漫画がパネェ!!」のコーナーで井上純一『中国嫁日記』のレビューを書いた。 『中国嫁日記』は、40代オタク男・井上が20代の美人(と思われる)中国人女性・月(ゆえ)と結婚し、その結婚生活を4コマ漫画にしたものである。ブログで人気を博したので書籍化されたものだ。 なんでウケてるのかってことなんだけど、結婚という異文化衝突・交流があってだな……という要素はもちろんある。特に国際結婚だから、その異文化衝突という側面が極端なまでに強調されている。 味噌汁に香菜を入れてものすごく生臭くなるけど、月は当然という顔をしているとか、肉じゃがセットを「炒め物」と勘違いして炒めたがものすごくうまかったとかそういうやつ。 しかし、実際、上のように書いてみてもわかるとおり、その異文化衝突の事実自体はそんな「大人気ブログ」になるような中身でもない。むしろ「はあ……

    井上純一『中国嫁日記』 - 紙屋研究所
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