GPファイナル優勝を含め、今季3回優勝のパトリック・チャン(カナダ)は、優勝候補ナンバー1。一方、韓国でM・クワンの義兄オペガード氏をコーチに練習を重ねてきたキム・ヨナ。今季、安藤美姫や浅田真央の得点は低いが、実戦から離れたヨナがどれほど復活しているかが鍵となる 「日本の震災のニュースを見たら、フィギュアスケートなんてとてもちっぽけなことに思えた」 電話の共同記者会見で、スコット・モイアはそう口にした。 現アイスダンス世界チャンピオンである彼の言葉は、私たち全員の正直な気持ちでもある。3月11日の震災後、月末に東京で開催される予定だった世界選手権はいったん延期とされた。秋に東京での開催、延期して他国で開催するなど様々な案が浮上したが、今年は中止が一番妥当ではないかという意見も多かった。 1961年には世界選手権に向かった米国代表選手団全員が飛行機事故で死亡し、世界選手権そのものが中止された
<フィギュアスケート:GPファイナル>◇12日◇中国・北京 フィギュアスケートGPファイナルで銅メダルを獲得した村上佳菜子(16=中京大中京高)が必殺ジャンプ作りに着手する。この日は午前練習でGPシリーズで試していない3回転フリップ-3回転トーループをテスト。午後のエキシビションでは前夜のフリー演技で失敗した3回転フリップに挑んだ。今季急成長を遂げているが、代名詞となる高得点ジャンプを探究する。 村上は10代メダリストという快挙達成から一夜明けたこの日も、好奇心旺盛に跳んでいた。午前練習では薄暗いリンクで3回転フリップ-3回転トーループに挑戦。今季初戦の中部選手権で挑んだが失敗し、その後は難易度を落とした連続3回転トーループに切り替えていた。「フリップ-トーループはやってみたいので」。基礎点で1・2点高い連続ジャンプへの挑戦は向上心の表れだった。 村上の技術力は高い。ジャンプは躍動感にあふ
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