COP21 歴史的合意の舞台裏 12月22日 20時57分 地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP21で、12月12日、「パリ協定」が採択されました。これまで先進国だけに温室効果ガスの排出の削減を義務づけてきた「京都議定書」。それに代わり、発展途上国も含む世界の196の国と地域すべてが温暖化対策に取り組む初めての国際的な枠組みとなり、世界の温暖化対策は歴史的な転換点を迎えました。これまで“決まらない会議”と言われ続けてきたCOPの交渉で“歴史的合意”がどのように実現したのか、現地で取材に当たった社会部・中島紀行デスク、橋本剛記者、国際部・中村万里子記者が解説します。 厳戒態勢下のCOP21 世界を震撼(しんかん)させた同時テロ事件から2週間がたったフランス・パリ。爆発があったサッカー場から5キロほどの場所にあるパリ近郊の特設会場で、11月30日、COP21は開幕しました。 フランス政府