通常ガソリンスタンドは消防法等の規定に基づき強固な造りとなっていますが、停電が生じた場合には、燃料の供給を行うことが出来ません。災害対応給油所には以下のような設備・機器が設置され、停電や水道停止時にも給油、給水ができるよう整備されています。 太陽光発電 内燃機関発電設備 貯水槽 井戸設備 緊急用可搬式ポンブ 平成7年の阪神淡路大震災では、1週間以上の停電のためガソリン給油所の機能が停止し、 燃料切れにより消防活動や人命救助、災害復旧にあたる消防車、救急車、警察車両等の緊急車両の対応に遅れが発生しました。また、被災者が暖を取るために自家用車を利用するケースも多く、災害時の石油製品の重要性が再認識されました。 これを受け、翌年の平成8年に経済産業省により「災害対応型給油所普及事業」が実施され、現在は600を超える災害対応型給油所が全国で整備されています。(全国の設置状況は記事下部、関連リンクを