7日付の中国紙・新京報によると、中国河南省の複数の闇れんが工場で、知的障害者が劣悪な条件下で働かされていた実態が、地元の河南テレビ局記者の潜入取材で明らかになった。地元警察が工場から約30人を救出し、工場関係者を拘束した。記者は8月中旬、障害者になりすまして地元の駅付近で物ごいをしていると、男2人に連れ去られた。500元(約6000円)で工場側に売り渡され、労働を強制された。記者が逃げ出し、その後体験を放映した。中国では07年にも山西省のれんが工場で子供らの強制労働が発覚し、社会問題になった。(北京)