ブックマーク / blog.tinect.jp (26)

  • なぜ「システムが無事に動いている」ことの価値は理解されないのか

    最近はあまり技術的な仕事をしていないんですが、実は私は元々DBエンジニアです。 OがつくDBとか、PがつくDBとか、mがつくDBとかをいじくって、クエリを書いたり、テーブルの設計をしたり、パフォーマンスのボトルネックをあれこれ調べて解消したり、INDEXヒントを総とっかえして頑迷なオプティマイザをぶん殴ったりすることが主なお仕事でした。今でもたまーにそういうことをします。 同業の方であればお分かりかと思うんですが、DBのパフォーマンスは凄く唐突に、かつ多くの場合極端に落ちます。そして、DBのパフォーマンスが落ちると物凄く広範囲に影響が及びます。 アプリケーションサーバ、重くなります。クライアント、ろくに動かなくなります。お客様、切れます。カスタマーサポートにはわんさか電話がかかってきます。 ただ「遅くなる」だけでも十分に影響は甚大なのですが、それ以上のトラブルが発生するとまあエラいこっちゃ

    なぜ「システムが無事に動いている」ことの価値は理解されないのか
  • 「無知」は何とかなるが、「バカ」を変えるのは難しい。

    とあるグループのマネジメント上の課題を抽出してほしい、との依頼があり、昔、システムコンサルティング業を営む会社に訪問したことがある。 当時、リーダーおよびメンバーにヒアリングをかけ、状況を聞き、チームのミーティングにも出席して様子を見た。 すると、問題は明白であった。 1.若手の力量は低い 2.リーダーの力量が突出している 3.ただし、リーダーはメンバーの力量と意欲には無関心である。 この会社ではリーダーが仕事をしていない。正確には「仕事をしているのだが、マネジャーとしての仕事をしていない」と言うべきか。 元インテルのCEOであるアンドリュー・グローブが述べている状況のとおりである。 人が仕事をしていないとき、その理由は2つしかない。単にそれができないか、やろうとしないかのいずれかである。 つまり、能力がないか、意欲がないかのいずれかである。(中略) マネジャーの最も重要な仕事は、部下から

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  • AmazonやGoogle、リクルートなどが行っているように、社内から良い新事業アイデアを集める方法とは。

    ホーム > AmazonGoogle、リクルートなどが行っているように、社内から良い新事業アイデアを集める方法とは。 こんにちは。Relicの北嶋です。 今回は「事業アイデアの社内公募」についてです。 (写真は弊社CCOの黒木です) 実は社内からの提案がアイデアがスタートのきっかけだった、という世界的事業は数多くあります。有名所ではAmazonAWSや、GoogleのGmailなど、数え上げればキリがありません。 こういった成功事例を見て、経営陣が「新しい事業について、社内公募制度をやろう!」と言い出すことが多々あるのではないかと思います。 特に、会社が大きくなってくると ・経営陣が現場から遠ざかっており、新しい事業アイデアが出にくい ・ボトムアップ型組織への移行を果たしたい ・若手にチャンスを与え、抜擢するきっかけとしたい などの理由から、社内公募制度を多くの企業が採用します。 実際

    AmazonやGoogle、リクルートなどが行っているように、社内から良い新事業アイデアを集める方法とは。
  • 「手が動かせない人」への処方箋

    ところで私は、かつて「手を動かさない人」でした。 仕事にせよ、勉強にせよ、創作にせよ、音楽にせよ、どんなことでも「ごちゃごちゃ考えているより、まずやってみて場数をこなした方がスキルは育つ」というのは、大体の場合で当てはまる普遍的なセオリーであると思います。 ゲーム開発、アプリ開発なんかでも、実績を残している人はみんな「いいからまずやってみろ」って言いますよね。 手を動かすこと、超大事です。手を動かすことによって、課題が生まれ、自信が生まれ、ノウハウが蓄積されていく。頭で考えているだけでは何も始まりません。考えたものは、出力しなくてはいけません。 ところが、世の中には「手を動かさない人」がいます。取り敢えずやってみろ、というアドバイスを受けつつも、なかなか「取り敢えずやってみる」という実施タームに移れない、もしくは移らない人ですね。先日、Books&Appsさん内でもそれについての記事が掲載

    「手が動かせない人」への処方箋
  • 仕事における「価値観」を語るとき、必ず意見が別れる10のこと

    会社はビジョンや理念のような、芯となる価値観を持つべき、とする方は多い。、コミュニケーションや意思決定のためのツールとして便利だからだ。 だがその一方で、その芯となる考え方が形骸化している会社もまた多い。 社員に理念を訪ねても、ぽかんとした顔をされることがどれほど多いか、想像するに難くはない。 なぜ社員は価値観を重要だと感じつつ、一方でそれを無視するのか。 それは「会社が提示する価値観」が彼らの琴線に触れていないからである。 例えば、理念が「誰でも賛成するでしょ」といった、議論の余地がないようなものになっているからである。 例えば「お客様のために誠心誠意仕事をする」という理念があったとしよう。 賭けてもいいが、この理念は誰も見ないし、覚えてもいないだろう。 なぜなら「当たり前」という感覚を皆が持つからだ。 誰もが納得するような、すなわち当たり障りのない理念は、存在しないのと何ら変わりはない

    仕事における「価値観」を語るとき、必ず意見が別れる10のこと
  • 「面白くない」と感じた感性に自信を持っていい。その作品は、あなたにとって間違いなく面白くないのだ

    タイトルで大体完結しているんですが。 世の中には、「〇〇全然面白くなかったんだけど、これのどこが面白いの?」と悩んでいる人がどうもたくさんいるようで、「どこが面白いの」でぐぐっただけで実に400万件ものページがhitします。ダブルクオーテーションで括って、”どこが面白いの”でぐぐっても16万8000件です(しんざき環境で) ぐぐっただけの話ではなく、SNSだニュースサイトだはてブだといったいろんなページを見て回っても、「〇〇のどこが面白いんだ!」と叫んでいる人は山のようにいます。で、その人にわざわざ面白さを伝えようと頑張ったり、その人を攻撃しにいっちゃう人もたくさんいます。 結論から言いますと、面白さが分からなかった作品について、「これのどこが面白いのか?」と悩むことは時間の無駄です。その人に、「〇〇は××だから面白いんだよ!」と説明することも時間の無駄です。まだその時間を使って、スキタイ

    「面白くない」と感じた感性に自信を持っていい。その作品は、あなたにとって間違いなく面白くないのだ
  • 理想をいうとめちゃ仕事したい。1日14時間くらいは当たり前。でも、残業は絶対しない

    最近では「長時間労働は悪」と言う人が多く、「メチャメチャ働きたい」という人が発言しづらい雰囲気にある。 これが同調圧力、というやつなのだろうか。 しかし「長時間だろうがなんだろうがメチャメチャ働きたい」という人もいることは事実であり、否定できない。 例えば私の知人の一人は 「理想をいうと、めちゃ仕事したい。1日14時間くらいは当たり前。」と言って憚らない。 だが、ふつうの長時間労働ではない。 「へえ、じゃ毎日残業しているの?」と聞くと、 「残業なんてするわけないじゃない。」 と言う。 話の辻褄があわないようなので、話を聴く。 「要するに、時間の分散投資だよ」 と彼はいう。 「1日8時間は、今勤めている会社のために使う。でもその後の時間は自分の時間だから、会社のためには使わず自分のために使う。裁量があって、上司の評価を気にせず、好きなことをするために。将来の可能性を感じることをする。」 「な

    理想をいうとめちゃ仕事したい。1日14時間くらいは当たり前。でも、残業は絶対しない
  • 副業禁止の、「社員に外の世界を見せたがらない会社」にいると、何がマズいのか?

    最近「副業OK」の企業がとても増えてきていると感じる。 中にはサイドビジネス的な「副業」ではなく、パラレルワーク、すなわち複数の会社に出入りし、それぞれで働く 「複業」を推奨している会社もあるという。 副業がOKの会社 複業を推進していることでも有名な、リクルートキャリアの西村創一朗氏の記事には副業OKという会社が まとめられている。 社員の副業を認める会社が選ばれる時代へ。副業OK!な会社まとめ 「二兎を追って二兎を得られる世の中をつくる」をビジョンに掲げているHARESのミッションの一つが「副業禁止規定をなくす」こと。 例えば、記事中には以下のような企業が登場する。 ・サイボウズ ・リクルート ・オプトホールディング ・メルカリ ・LIG ・アクセンチュア ・ソウルドアウト ・ビズリーチ ・YahooGoogle ・クラウドワークス ・フィードフォース ・トレンダーズ ・スマートニ

    副業禁止の、「社員に外の世界を見せたがらない会社」にいると、何がマズいのか?
  • どの人物を最も高評価にすべきか?価値観のわかるテスト。

    人事評価は、つきつめて単純化すれば成果と労働時間、生産性のどれを評価すべきか、に帰着する。スキル、能力や経験その他に関しては、あくまで補助的なものにすぎない。 だが、そこにはかなりの考え方の差異がある。 例えば、皆様は、以下の6名にどのように評価の差をつけるだろうか? なお、単純化するため残業代を除いた給与は全員同じとする。また、全員の目標値も10であり同じとする。 Aさん 成果8 働いた時間10(うち、残業0)生産性0.8 Aさんは定時内で絶対に帰る。が、目標達成できていない。「目標達成にこだわらないよ」という人物。働くのが嫌い。 Bさん 成果10 働いた時間10(うち、残業0)生産性1 Bさんは定時内で絶対に帰る人物だが、きちんと目標達成もする。が、求められる数値以上は絶対に働かない。「ワークライフバランス重要ですよ」という人物。 Cさん 成果12 働いた時間10(うち、残業0)生産性

    どの人物を最も高評価にすべきか?価値観のわかるテスト。
  • 「指示待ちの部下」の原因は「無能の上司」だ。

    ある会社で、マネジメントについて議論をしていた時の話だ。 「もっと自由にやらせろ、って言う人は見込があるんだけどね。」 と、その会社の役員は言った。 「当に問題なのは、「もっと細かく仕事の指示をだしてください。」って言って、当に言ったことしかしない人。こういう人は問題だね。」 彼は心底困っているようだ。 この手の話はよく耳にする。 「そうなんですね。でも少なくとも「言ったこと」はやるんですよね。やらないよりマシじゃないですか?」 「まあ、そういう考え方もあるけど、当にこっちが「言ったこと」しかしないって、問題じゃない?」 「ふーむ。」 「例えば、こっちがデータの入力を頼んだとするじゃない。で、そういう人たちにはまずマニュアルがないとダメなんだよ。」 「マニュアルですか。」 「そう、結構細かく書いてあげないと、「できない」って言うし。で、たまにマニュアルに書いてないこともあるわけだ。そ

    「指示待ちの部下」の原因は「無能の上司」だ。
  • 任せた仕事を確実にやってもらう、4つの方法

    仕事は、多数の人間の協力関係によって成り立つ。 そこには、「任せる」「任せられる」のやり取りが相互に存在し、それを確実に遂行することによって、お互いの信頼関係が成り立ち、さらに成果が出ることにつながる。 ところが中には「任せたことを確実に遂行しない」、すなわち約束を反故にする人々が存在する。 彼らが約束を反故にする理由は様々だが、これを放置するわけにはいかない。したがって、「約束を遂行しない者」へ対する処置は、「正直者が馬鹿を見ない」ためには非常に重要である。 だが、コンサルタント時代に様々な企業に訪れた時、残念ながら「約束を守らない人」は実は非常に多かった。 「なぜ約束を守らないのか?」と聞くと、彼らは大抵の場合、以下の4種類の釈明を行う。 1.やらなければならないことに不明な点があり、進まなかった 2.そもそもやる意味があるのか?を疑問に思っていた 3.忙しかった。他の仕事が入ってしま

    任せた仕事を確実にやってもらう、4つの方法
  • 「理念やビジョンがあるから会社がまとまる、なんて大嘘」というコンサルタントの話。

    「会社には、経営理念がある」ということは広く知られているが、「なぜ理念が必要なのか」については意外と知られていない。 いや、正確に言えば「理念がなぜ存在するか」についての当の理由が間違って伝わっている事が多い。 私が「経営理念」について、初めて考えさせられたのは、コンサルタントになって二年目の事だった。 ある、鉄鋼業界出身のコンサルが、印刷会社の社長に「経営理念」について指導していたのを見ていたのだ。 そのコンサルタントは言った。 「社長、この会社の経営理念はなんですか」 「お客様のために、誠意を尽くして商売をする、です。」 コンサルタントはそれを聞き、声を荒げた。 「あのねえ社長。こんな世のため人のため、みたいな、なんとでも取れる経営理念なんて、何の役にも立たないよ。テンプレート通りにつくってるから、会社がダメになるんだよ」 今思えば、相当失礼な言い方だったが、その指摘は的を射ていた。

    「理念やビジョンがあるから会社がまとまる、なんて大嘘」というコンサルタントの話。
  • 報連相が嫌いな人ほど報連相をした方がいい理由とは。

    報連相は仕事の基である。 しかし「報連相は好きか」と聞かれたら、おそらく「苦手だ」「面倒くさい」と思う人の方が多いだろう。 以前研修講師をしていた時も、受講生からは最も人気のないテーマの一つだった。逆に上司からは、部下に最も受けさせたい研修の一つだった。 なぜ部下と上司の間には、報連相に対する認識にこんなにも乖離があるのだろうか。 かくゆう私も、新人の頃は報連相が苦手だった。 「報連相をしろ」と言われたが、それは上司が部下を都合よく管理するための理由付けだと思っていた。だから、人から管理されるのが嫌いな私は、必要最低限の報連相しかしなかった。 しかしその判断がとんでもなく”損な行為”だったと気付いたのは、初めて部下を持ってからのことだった。 報連相の大切さを教えてくれた2人の部下 私は二人の部下を持つことになった。 一人はやたら報連相をしてくる部下。もう一人は、全く報連相をしてこない部下

    報連相が嫌いな人ほど報連相をした方がいい理由とは。
  • コンサルティング会社における「活きる」勉強会のやりかた。 | Books&Apps

    ある方と「働くスキル」について論じていた時、勉強会の話が出た。 SNSなどで人との交流がしやすくなったこともあり、確かにまわりで勉強会の開催が増えてきたように感じる。 ただ課題もある。 代表的なものが「勉強会」がきちんと活かせているのか、という問いだ。どう感じるだろうか。ある方と「働くスキル」について論じていた時、勉強会の話が出た。 SNSなどで人との交流がしやすくなったこともあり、確かにまわりで勉強会の開催が増えてきたように感じる。 ただ課題もある。 代表的なものが「勉強会」がきちんと活かせているのか、という問いだ。 どう感じるだろうか。 技術者、マーケター、営業など様々な分野の勉強会はあれど、 この反応はキレイに二つに別れるだろう。 「役に立たなかった。時間の無駄だからもう行かない」というものと 「役に立った、人脈もできて最高だった」というものだ。 勉強会は多くの時間を使うため、可能な

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  • 生産性向上のためにやってみた28個の施策と、その結果。

    生産性の向上というテーマは、概念や理論を言うのは簡単だが、実際の現場では「具体的にどうするか」に知恵を絞らなくてはならない。 「総論賛成、各論反対」が生産性向上のための施策であり、結局は生活や仕事の中で細かな改善を積み重ねることで、結果が出るものだ。 個人的にもこのテーマは興味の対象であり、個人的に色々と試してみた。 1.スマートフォンからゲームを全て削除 スマートフォンのゲームはかなり良く出来ていて、端末に入っているとつい遊んでしまうので、全てアンインストールする。 効果:◎ ゲームの時間を読書仕事に充てることが出来た 2.テレビは録画したものを倍速で見る テレビ番組は質の高いものも多い。だが、拘束時間が長いので、できるだけそれを短くしたいと考え、倍速で見ることにした。 効果:◎ 拘束時間を半分にでき、更に録画されたものしか見ないので、テレビのだらだら見も防げた 3.資料の保管場所は1

    生産性向上のためにやってみた28個の施策と、その結果。
  • 本を会社で読んではいけないですか? | Books&Apps

    を会社で読んではいけないのでしょうか?と、後輩に聞かれたことがある。 私の周りの人に意見を聴くと、それは二つにわかれた。 まず「会社は勉強するところではないので、就業時間中に読むな」という人たち。 ある会社では就業時間中にを読むことを認めていない。 「一部の調べ物を除き、はプライベートなときに、自己研鑚をする目的で読む。」というルールだ。 彼らは勉強は個人のためのものであって、会社のためのものではないと、いう判断をしている。 そしてもう一方は「文献をあたったり、仕事に役立つ自己研鑚は必要。読みたいならどうぞ。」という人たちだ。 彼らは就業時間中に社員が何をしていようと、基的には関知しない。 その最大の理由は「その行動が仕事のためなのかかどうか、外から見てもわからない」ということだ。 例えばを禁止すると「じゃwebはダメなのか」と言われる。「新聞はどうなのだ」「調べ物でwebを見て

    本を会社で読んではいけないですか? | Books&Apps
  • 仕事のできる人が「ネーミング」に信じられない程こだわる理由。

    前職の上司は、仕事が素晴らしくできた人だった。が、一番私が感嘆したのは、その「ネーミング」に対するこだわりだった。 「いいか、名前は大事だ」 と彼は、繰り返し述べた。 例えば、ある商品開発の会議において、「商品の中身」と「商品の名前」を決めなければならないとする。 会議の時間配分はどの程度だと思うだろうか? 私はせいぜい、中身に8割、名前に2割程度だと思っていた。ところが現実的にはそれは逆だった。なんと、名前に8割、中身には2割の時間しか割かなかった。 極端な事例であり、不合理だと思うだろうか? だがこれは決して不合理なわけではなかった。なぜなら、彼は「ネーミングによって、商品の中身が決まり、人の動きが大きく変わる」ことを理解していたからだ。 仕事は人を動かした人物が大きな成果を収める。彼は質を知っていた。 みうらじゅん、という人物がいる。 「マイブーム」「ゆるキャラ」という独自の言葉を

    仕事のできる人が「ネーミング」に信じられない程こだわる理由。
  • 目の前の人が「できる人」なのかどうかを見極める、超簡単な方法。

    どこの組織であっても「できる人」は2つの能力が高い。 一つは知識や概念を獲得する能力。いわゆる学習能力。 もう一つはすぐに実行に移す能力。いわゆる行動力。 この2つの能力を兼ね備えた人が、「できる人」だ。 学習能力はオープンマインド、開かれた心の持ちようから出てくるものであり、新しい物を受け入れたりする能力にも関わる。実行力は勇気や主体性などと大きな関わりがある。 論理的思考や、傾聴などはスキルとして後から身につけることができるが、上の2つは人間の根源的な部分に直結しているため、ごまかしが効かない。 しかし「できる人」かどうかを見極めるのは結構難しい。 話をしたり、学歴を見たりするだけでは上の2つの能力を備えているかどうかを判断することが困難だからだ。 ところが、ある経営者が「それは一緒に事でもして話せばすぐに分かる」という。 どうやるのですか、と尋ねたところ、その席上で「について話を

    目の前の人が「できる人」なのかどうかを見極める、超簡単な方法。
  • 仕事はまずは「納期優先」で考える。

    知り合いにフリーランスの売れっ子エンジニアがいた。いつも複数の案件を掛け持ちしており、引きも切らず仕事の話が来ていた。 しかし、フリーのエンジニアと名乗る人は世の中に数多くいる。なぜ彼に仕事が来ていたのか。当時その方と付き合いのあった会社に理由を聞いたところ、一言「仕事が早いから」と答えてくれた。 仕事が速いだけで仕事が来る、そんなことあるのだろうか。正直そう思った。 その後しばらくして、今度は製造業の会社で、購買部長から話を聴く機会があった。 「取引先の選定条件は、どのようなものがありますか?」 「価格、品質、そして何より、納期だね。」 「納期が一番重要なのですか?」 「価格は最初に合意しておけば何とかなる。品質は価格相応であれば良い。だが問題は納期を守るかどうかだ。納期がキチンと守られない会社とは絶対に付き合えない。機会損失が大きすぎるからね。」 私は「そんなものなのだろうか」と思った

    仕事はまずは「納期優先」で考える。
  • 嫌いな人と仲良くする必要はない。が、学ぶことはたくさんある。

    知り合いの中で「有能だ」とされる人々を観察すると、そうでない人に比べて卓越している能力が「学ぶ」能力だ。学ぶ能力はそれ以外のどのような能力よりも価値がある。 常に新しい知見を獲得し、新しい事を行い、自分の力とできる能力こそ最も希少で、得難いものだ。 そして、彼らの「学ぶ」能力の高さの特長は、「嫌いな人からも学べる」ということだ。 だが、彼らが感情的に動かない、というわけではない。彼らは皆、感情を大切にする。しかし、驚くべきは感情を超えて「学ぶ」能力が高いのである。 例えば、ある人は「あいつは嫌いだ。あいつから学ぶことは何もない」という。 またある人は「あのやり方は最低だ。絶対に真似しちゃいけない」という。 しかし、彼らは違う。彼らは 「あいつは嫌いだ。だからこそあいつから学ぶ必要がある」という。 ある職場で「同僚が死ぬほど嫌いだ。なにせ、勝つためには手段を選ばないから」 という方がいた。聞

    嫌いな人と仲良くする必要はない。が、学ぶことはたくさんある。