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ブックマーク / interdisciplinary.hateblo.jp (68)

  • 【試案】ニセ科学の構造 - Interdisciplinary

    はじめに ニセ科学という概念について、改めて整理してみます。 他にあまり見られない方面からのアプローチだと思います。これは、菊池誠氏など、よく知られた論者が、ニセ科学に関する概念の整備を怠ってきたと私が考え、その怠ってきた箇所に関するアプローチです。考え自体は、ブログやtwitterで書き留めてきたものでありますが、ここで、整理したものをまとめておくのも意義があると思い、書くに至りました。 現象や因果関係に関する問いかけ ※医学領域では、クリニカル・クエスチョンという形で問われる 例 薬剤○○は疾病△△の予後を改善するか 属性□□を持つ集団において、別の属性××を持つものの割合が大きいか 属性 甲 の量が大きいほど別の属性 丙 も大きい、あるいは、甲 が大きいほど 丙 は小さい、といった関係があるか 因子αを変化させる事によって、変数βを変化させる事が可能か 科学の方法 現象の構造や因果関

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    REV 2017/08/16
  • “「キクマコ率いるゆかいなニセ科学バスターズ ” は “「Y染色体が」とか「万世一系」とかいう話には決して突撃しない” のか? - Interdisciplinary

    「Y染色体が」とか「万世一系」とかいう話には決して突撃しないキクマコ率いるゆかいなニセ科学バスターズ— PS4デストロイヤー (@tatu_k76) 2017年7月29日 「Y染色体が」とか「万世一系」とかいう話には決して突撃しないキクマコ率いるゆかいなニセ科学バスターズ との主張です。 以下、菊池さんが運営していたブログの kikulog の記事にリンクを張ります。 ※今はコメント欄が閉鎖されていて、アーカイブとして記事文が参照できるだけなので、Wayback Machine 上でサルベージしてリンクしました。ページ重いです。 Y染色体 敵味方概念の遍在について ↑引用:ところで、天皇制をY染色体で論じることの愚を何度か書いたところ、「天皇制男系絶対維持」派のかたがたのホームページでは僕は敵扱いである。 え、ついにY染色体が主役に? ↑引用:「Y染色体が一番大事」ってことなら、それはも

    “「キクマコ率いるゆかいなニセ科学バスターズ ” は “「Y染色体が」とか「万世一系」とかいう話には決して突撃しない” のか? - Interdisciplinary
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    REV 2017/07/30
  • 「キクマコ界隈のゴミクズ理系ってクルクルパー安倍昭恵が推しているEM菌とかのニセ科学は1mmも批判しない」のか? - Interdisciplinary

    2017年4月15日:最後に追記あり https://twitter.com/GHTJ40S/status/852376188517351424 キクマコ界隈のゴミクズ理系ってクルクルパー安倍昭恵が推しているEM菌とかのニセ科学は1mmも批判しないんだよね。 (強調は引用者による)このような意見がありました2017年4月15日追記:現在は削除。これは妥当な評でしょうか。 古いものだと、以前は批判していたが、みたいな話になりそうなので、なるべく新しいものを引いたほうが良いでしょう。 困っている人がいるとEMが現れる。宮崎で牛の口蹄疫が流行ったときもEMを撒けと言われた。真に受けて実行してたら被害が拡大してたところだ。いまはEMで放射能が消えると言ってる。残念ながら生物の体の中で放射性元素に影響を与えることはできないから、これは全くの嘘っぱちだ。困ってる人たちに甘い言葉をかけるEMは、かなり悪

    「キクマコ界隈のゴミクズ理系ってクルクルパー安倍昭恵が推しているEM菌とかのニセ科学は1mmも批判しない」のか? - Interdisciplinary
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    REV 2017/04/15
    「森友を追求せずに、偽科学を糾弾するなんて」は、「共謀罪を廃案にせずに、経済政策なんて」と相似形に見える。
  • 菊池誠氏の言説について - Interdisciplinary

    anond.hatelabo.jp 菊池誠という人がいて、一時はてな論壇においてそれなりの存在感を放っていた。 はてな論壇とは? 論壇で今も跋扈する科学対非科学という対立軸 科学対非科学という対立軸なる見方は、よく解りません。ニセ科学を批判する論者に対しての、科学主義であるとか、そういう指摘などを非科学の立場に置いて見ている、のかも知れませんが。 2000年代後半。ニセ科学批判という社会運動が産声を上げた。 社会運動をいかなる意味合いで用いるか、にもよります。注目を集めたのは、ニセ科学シンポジウムや、菊池さんのNHK出演の辺り、でしょうか。 これは、自然科学に関する嘘をエビデンス棍棒で殴打するというシンプルかつ大変に社会的意義のある運動 私はこういう文脈で棍棒なる比喩を用いる意義も意味もよく解りませんが、それはともかくとして、自然科学に関する嘘という表現。これが、主に批判されていたものの特

    菊池誠氏の言説について - Interdisciplinary
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    REV 2017/04/04
    「お前の意見を立証したいならRCTをやれ」「じゃ、君の意見はどうなんだよ。RCTやったのか」「否定するお前がRCTをやれ。えっ?悪魔の証明??今時アクマノショウメイだってよwww」←これがHatenaの印象(印象なのでエビ無し)
  • 検診の効果と副作用と被ばくと流行と - Interdisciplinary

    前提 議論においては、用語がどのような意味内容を指しているか、いまはどの部分について話をしているのか、という所を共有しておかないと、前に進みません。 利益 そもそも医療介入というのは、それがなされる人々に対し、何らかの利益をもたらす事を期待され、おこなわれるものです。病気を早く治したり、症状を軽くしたり。 では、検診なる医療介入について、それがもたらすと考えられる利益とは何でしょうか。 それは、早期発見:《症状を呈する前に発見する事》でしょうか。……違います。より正確に言えば、早期発見のみが検診の目的ではありません。 検診に期待される利益とは、通常発見よりも高い効果です。ここで通常発見とは、症状が出てから発見されるという事です。要するに、症状が出てから検査し発見され、そして治療される、というよりも良い結果が得られる時に、検診に効果があったと評価されます。その良い結果とは、 寿命が延びる 治

    検診の効果と副作用と被ばくと流行と - Interdisciplinary
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    REV 2017/03/12
  • ホメオパシーの問題とイケダハヤトさんの問題 - Interdisciplinary

    先日書いた記事で、プロブロガーのイケダハヤトさんが、ホメオパシーレメディに効果があるかのように記事で紹介なさった、という事を採り上げました。 interdisciplinary.hateblo.jp この、イケダハヤトさん周りの議論関連で、バズフィード・ジャパンに記事が上がりました。 https://www.buzzfeed.com/satoruishido/homeopathy-mondai(『繰り返されるホメオパシー騒動と「ニセ科学」 当の問題はどこに?』) 記者は石戸諭さんで、内科医のNATROMさんのコメントも紹介しつつ、ホメオパシーについての問題点を洗い出しています。 そして、こういった流れを受けてのイケダハヤトさんの反応は、以下のようなものでした。 ホメオパシーの問題点は「既存の医療を全否定して、(特にこどもの)医療機会が奪われる」ところにあるんだろうけど、ぼくは違うからなぁ

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    REV 2016/10/23
  • イケダハヤトさんのホメオパシー紹介記事について - Interdisciplinary

    プロブロガーのイケダハヤトさんが、次のような記事を上げておられました。 www.ikedahayato.com これは、虫刺されや蕁麻疹などが、ホメオパシーで治るらしい、と紹介している記事です。イケダハヤトさんは自ら試してはおられないようですが、twitter上のつぶやきにある、それが効いたという体験談にリンクしてあります。 こちらで紹介されているホメオパシーというのは、18世紀末の医師であるハーネマンを源流とする療法で、同種の法則などの原理に基づいて構築されています。それは、何らかの症状をもたらす物質は、その症状を無くすためにも用いる事が出来る、というような考え方で、治療には、物質を水やアルコールで薄めて(希釈)よく振った(振盪)物を与えます。その薄めた物を、ホメオパシー・レメディ(以下、単にレメディと表現します)と呼びます。レメディは、砂糖玉に染み込ませるなどして与えます。狭い意味では

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    REV 2016/10/12
    「治る」っていうのは、「対照と比較して効果が上回る」って意味なので、それを考えないと、「レメディで治る(飲まなくても治る)」「手術で治る(手術しなくても死なない)」という誤解を。
  • ニセ科学が根絶されない理由と、「根絶」について - Interdisciplinary

    理由はシンプルです。それは、 誤る人と嘘をつく人が絶える事は無いから ニセ科学というのは、科学のようで科学で無いものです。つまり紛い物。で、紛い物を使う人は、 紛い物が物だと思い込む人 紛い物を紛い物と知りつつ、社会的に好ましく無い事に使う人 紛い物を紛い物と知りつつ、社会的に許容される事に使う人 こう分けられます。 1 は、紛い物に騙される人、それを物と信じてしまう人。つまり、誤る人。 2 は、紛い物と知りつつ、それを悪く利用する人。つまり、嘘をつく人。詐欺師ですね。偽ブランド品を売りつける人、などを想像しましょう。 そして 3 は、それが紛い物であるという共通認識を作るもの。つまり、フィクションにおける設定など。これは通常、ニセ科学とは表現されないけれども、文脈(つまり、創作物の世界設定)を共有していない場合、文脈から、説や命題が切り離されて流布する可能性があります。 たとえば、ア

    ニセ科学が根絶されない理由と、「根絶」について - Interdisciplinary
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    REV 2016/07/17
    階級闘争の手段として、不完全さを持つ科学を「ニセ科学と変わりがない」と糾弾する派閥が絶えることが無いから
  • 研究と称するものがあった場合に着目すべき点 - Interdisciplinary

    anond.hatelabo.jp こういうのを見かけました。卒論でオタクを4,000人調べたら傾向が判ったそうで、それをオタクが嫌われる要因に結びつけている、という主張です。 書かれてある内容が少な過ぎて、信ぴょう性皆無のものですが、ちょうど良い機会ですので、こういった、研究したらこういう事が解った、といった主張や宣伝がなされた時に、具体的にどのような点に着目して考えれば良いかを、クリティカルシンキング―研究論文篇 から引用して挙げておきましょう(P163-164)。前のブログでも言及した事があるです。 研究上の問いは明確に述べられているか? 導入,問題の陳述,文献の概観は,読み手に適切に設定されているか? またこの題材は研究上の問いと一致しているか? 研究上の問いや題材からみて,仮説は適切で,明確に述べられているか? 鍵となる術語はきちんと定義されているか? 独立変数はこの研究上の問

    研究と称するものがあった場合に着目すべき点 - Interdisciplinary
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    REV 2016/04/06
  • 死亡の指標とsivad氏の誤り - Interdisciplinary

    概要 世界の甲状腺癌の現状における、長崎大学名誉教授の長瀧重信氏の発言に端を発する議論についてです。その発言は、次のようです。 甲状腺癌と診断され、手術される患者の数は確実に増えているにも関わらず、甲状腺癌の死亡率は減少していません。少なくとも手術される患者の増加に比べて死亡率の減少は、はるかに緩やかです。その結果、「手術しなくても死亡しない患者」が手術されているのではないか、という考えも出てきました。 これについて、twitter上で幾人かの方が、疑問を呈していました。つまり、長瀧氏は何かおかしな事を言っているのではないか、との指摘です。その流れで、sivad氏が、次のような主張をします。 @sivad ちょっと考えればわかるけど、ここでの死亡率は無論甲状腺がんによる死亡率なので、「手術しなくても死亡しない患者を手術」して件数が増えているのであれば、その分の死亡率は確実に減るわけ。それが

    死亡の指標とsivad氏の誤り - Interdisciplinary
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    REV 2015/04/08
  • kiya2015 氏について - Interdisciplinary

    要するに「はてサ」と心性が同じなんですよ、菊池氏も片瀬氏も。 「他人のアホな言説を叩いて溜飲を下げたい欲」に抗えず、実際に苦しんでいる人たちを助けることよりそちらを優先してしまう。 id:flurry氏の言い回しを借りれば「たましいがわるい」という状態。 https://twitter.com/flurry/status/300084264983228416(個人的には、NATROM氏は菊池氏や片瀬氏らと同程度に「たましいがわるい」とは思わないけれども) まあ、自分もそうだから他人のことは言えませんが。 http://d.hatena.ne.jp/ublftbo/20150302/p1#c1425303014 はてサなどという、定義不明瞭な言葉を使いつつ他者の心性について断定的に語る 発言に伴う欲などに関して当て推量を行い他者を批難する たましいがわるいという、これまたあやふやな概念を用い

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    REV 2015/03/21
  • 大雑把な菊池さん - Interdisciplinary

    何度でも同じような事を書きます。大切な所だから。 たとえば、EMで放射能を消せないことくらい、立証するまでもなく「できない」と断言できる。そのくらいニセ科学の科学的正否は易しい問題。考えなくてはならないのは、それでもなおEM除染に縋ってしまう人たちがいるのはなぜか、とか、EMを推進しようという政治家が少なからずいるのはなぜかとか https://twitter.com/kikumaco/status/572243964499111936 このように、内側にいる人にしか通じない物言いは控えるべきなのですって。 まず、立証するまでもなく「できない」と断言できる。は、 それまでの科学の知見に基づけば という前提が要ります。その、科学の知見というものがあれば、知識の体系における基礎の部分、根の原則的な所から、わざわざ実証研究をおこなわなくても、検討している現象は起こらないと断定的に言える……とな

    大雑把な菊池さん - Interdisciplinary
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    REV 2015/03/03
    科学サイドには、「ほぼゼロ」を「ゼロ」と断言してはいけない義務が課せられている。一方… http://togetter.com/li/789601
  • 募集:なぜ「原発はニセ科学」か - Interdisciplinary

    私は、 原発はニセ科学である という、命題と言うか主張と言うか、それの意味がまるで理解出来ないのです。 これは、文字通りに理解が出来ないというのであって、その言明に賛成であるとか反対であるとか、それ以前の問題です。単純に、意味が取れないという事です。 そこで、原発はニセ科学であると考える方へ。もしよろしければ、コメント欄で、教えて下さい。 これは、原発をニセ科学だと言う人はこう考えているであろう、というのでは無くて、自分は原発をニセ科学だと思っている、という方の意見をうかがいたいという事です。 ここでしたいのは議論では無く、単純に、教示が欲しいのです。政治的・思想的立場とか、そういう事も全くどうでも良く、単にその命題の意味が知りたいだけです。 て訳で、ここのコメント欄限定のローカルルールとして、 原発とは何か ニセ科学とは何か 何故原発がニセ科学と言えるのか のみを、1つも欠かさず書いて下

    募集:なぜ「原発はニセ科学」か - Interdisciplinary
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    REV 2015/02/27
    天気予報 外れたからには ニセ科学 / 下駄を蹴り 雨が的中 これ科学
  • 「放射脳」は「ニセ科学批判の取り巻き」が言い始めた? - Interdisciplinary

    「放射脳」なんてのもニセ科学批判の取り巻きが言い始めたんだよね。あれを学者が言い始めたのは、かなり残念だった。ただの中傷ですから。 http://twitter.com/mika_berry/status/569930884192686080 ※強調引用者 私は、放射脳なる言葉は、最悪の罵倒表現だと思っています。それで、その言葉がどのように使われ始めたのか、という所にも関心があります。 さて、 「放射脳」なんてのもニセ科学批判の取り巻きが言い始めた という事が言えるには、 ニセ科学批判の取り巻きというのがどのような概念か説明出来る 言い始めた者を特定出来る 少なくとも、この2つの条件を満たす必要があるはずです。 あのような好ましからぬ表現を編み出した、のはとても残念な事でありますし、誰がそれを言い出したのかは知っておきたい所です。この方には、発言の根拠となった具体的の所を示して頂きたいもの

    「放射脳」は「ニセ科学批判の取り巻き」が言い始めた? - Interdisciplinary
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    REV 2015/02/24
  • 【メモ】「科学のようで科学で無い」 - Interdisciplinary

    科学のようで科学で無いというのが、ニセ科学の一般的な定義。 ある説なり活動なりが科学のようで科学で無いと言える場合、それに関わる論者の認識を問題にする事が出来る。すなわち、 わざと 気 という分類。 間違った事を吹聴する時、その吹聴する主体は、意図的にそれを行う場合もあれば、全く気でそう主張する場合もある。 まず気 これは、自分が提唱する説なり、有用であると信ずる方法なりについて、それが当に科学として認められるべきものだと確信している。つまり、騙そうとする意図は無いと言える。 対して、わざと これは、自分が吹聴するものが科学で無い事を知っている場合。科学で無いと解っているにも拘らず、それが科学であると言う。 その目的に応じてさらに分類する事が出来るだろう。 他者を騙して利益を得る目的 その場に参加する者が、対象がニセモノである事に了解を持っている、という場に提出する目的 1は要する

    【メモ】「科学のようで科学で無い」 - Interdisciplinary
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    REV 2015/02/04
  • 「科学的に正しい/間違っている」は後で - Interdisciplinary

    それまで得られた知見から全く外れた主張に対して、科学的に間違っているとか、科学的に正しい反論などと言うのは、後にするべきで。 それは、初めから科学的という言葉・概念に重きを置いている人には効果的かも知れないけれど(あっちよりこっちの方が科学的だ、とシンプルに納得出来るので)、人はしばしば逆に、科学的では無い事を重視したりします。組織などの硬直性や、権威に頼る姿勢、といったものを、科学におけるネガティブな特徴と捉え、むしろ、そこから外れた主張にこそ価値がある、と看做す訳です。 だからそういう人に対して、いきなり科学的には……とやってしまうのは、逆効果の場合があると。 だから、先に示すべきは、理屈であり理路である、と私は思います。こういう思考の過程を辿る、こういう制度を作る、こういう仕組みを守る。そうすれば、あるいはそうしないと、知識の正当さは確かめられない、と、理屈でもって解らせる。それが先

    「科学的に正しい/間違っている」は後で - Interdisciplinary
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    REV 2014/07/18
     「それは空飛ぶスパゲティモンスターのせいだ」という主張も、「科学的ではない」と直ちに排斥されるわけではないということかな。ラーメン。
  • ちょっとだけやわらかく噛み砕いてみる――『「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針』 - Interdisciplinary

    前置き 「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針」のポスター - うさうさメモ usausa1975さんによる、A Rough Guide to Spotting Bad Science | Compound Interestの訳文のポスターバージョンが完成したそうです。 この訳文は労作で、その内容は、巷にあふれる科学にまつわる情報を吟味するに有用な指針であり、参照する価値があると思います。usausa1975さんは、良い仕事をなさったと思います。 さて、有用な指針である「ダメな科学」を見分けるためのおおまかな指針ですが、いくつか、これが初めから理解出来るならそもそも騙されにくいのではないかという意見や、これでもまだ難しいのではないだろうかといった指摘も見られました。確かに、盲検試験やサンプルサイズなどの見慣れない用語がタイトルに入っていたり、文章が簡潔であったりするので、不案内な人にと

    ちょっとだけやわらかく噛み砕いてみる――『「ダメな科学」を見分けるための大まかな指針』 - Interdisciplinary
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    REV 2014/06/29
  • 「因果関係がない」ことの証明 - Interdisciplinary

    「美味しんぼ」一時休載へ 最新号で「表現のあり方を今一度見直す」と編集部見解 19日発売+(1/2ページ) - MSN産経ニュース 美味しんぼ問題に関連しての記事です。で、記事に対する反応として、この中にある、 一方で、岡山大の津田敏秀教授(疫学、環境医学)は「チェルノブイリでも福島でも鼻血の訴えは多いことが知られています」「『低線量放射線と鼻血に因果関係はない』と言って批判をされる方には、『因果関係がない』という証明を出せと求めればいい」と擁護。 (強調引用者)津田氏の意見に違和感を表明するものが見られました。たとえば以下のようです。 katsuto_n 無い事の証明を当たり前のように求められるのはなぜなの 2014/05/17 http://b.hatena.ne.jp/katsuto_n/20140517#bookmark-195466726 yu-kubo epidemiology

    「因果関係がない」ことの証明 - Interdisciplinary
  • 科学である事と真実である事。「その時点」での評価 - Interdisciplinary

    ニセ科学批判する人って、科学の限界の境界から外側を、全部デマとのたまうのだけど。研究が進んで、デマとされたものが科学的に証明されたとしても、特に前言を取り消すでもなく平然としているあの厚顔さは何なんだろう。 http://twitter.com/ufg2011/status/462534096434896896 厚顔というのは、対象に関する態度への感想等も含んだ、評価の問題ですから、それが具体的にどんなものなのか、はここではひとまず措いておきます。今は、 デマとされたものが科学的に証明されたとしても、特に前言を取り消すでもなく この部分について。 引用部のように書いているという事は、発言者のufg2011氏は、 デマとされたものが科学的に証明されたら、前言を取り消すべきである と主張なさっていると解釈出来ます。であるからこそ、それをせず平然でいる事を厚顔と表現しているのでしょう。 ここに誤

    科学である事と真実である事。「その時点」での評価 - Interdisciplinary
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    REV 2014/05/04
  • 「科学は万能ではない」 - Interdisciplinary

    「この情報の発信者は、私ではありません。」 - Togetterまとめより。 真偽を確かめろと簡単におっしゃいますが、今あなたが真実だと思っていることは当に真実ですか?科学は万能ではありません。 http://twitter.com/miyakawa228/status/421277559339237376 ※強調は引用者 ここでひとつ、中谷宇吉郎博士に立ち戻りましょう。 問題の種類によっては、もっと簡単な自然現象でも、科学が取り上げ得ない問題がある。これは科学が無力であるからではなく、科学が取り上げるには、場ちがいの問題なのである。自然科学というものは、自然のすべてを知っている、あるいは知るべき学問ではない。自然現象の中から、科学が取り扱い得る面だけを抜き出して、その面に当てはめるべき学問である。そういうことを知っておれば、いわゆる科学万能的な考え方に陥る心配はない。科学の内容をよく知

    「科学は万能ではない」 - Interdisciplinary