今回は L2TP の LAC (L2TP Access Concentrator) と LNS (L2TP Network Server) を Linux の Network Namespace の環境で動かしてみる。 L2TP はリモートアクセス VPN でよく使われるプロトコルの一つ。 ただし、今回は IPsec を組み合わせないため、単なるトンネリングプロトコルとしての検証になる。 LAC は接続を開始するクライアント、LNS は接続を待ち受けるサーバと考えれば良い。 使った環境は次のとおり。 $ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=22.04 DISTRIB_CODENAME=jammy DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 22.04.2 LTS" $ uname -srm Linux 5