京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」第1スタジオが放火され、男女35人が死亡、33人が重軽傷を負った事件で、殺人などの疑いで逮捕状が出ている青葉真司容疑者(41)=さいたま市見沼区=が15日に京都入りしてから事件が起きる18日までの間、京都府宇治市を舞台にした同社製作の人気アニメ「響け!ユーフォニアム」の「聖地」とされる複数のスポットを歩いて移動していたことが27日、京都新聞社が入手した13台の防犯カメラ映像などから分かった。 京都府警捜査本部が青葉容疑者の自宅から、京都アニメーションがアニメ製作に関わった商品などを押収していたことも新たに判明した。青葉容疑者は身柄を確保された際に「小説を盗まれたから火を付けた」と話していたが、同社側は関連を否定している。府警は、青葉容疑者の足取りや押収資料などから動機の解明を進める。 京都新聞社はこれまでに、宇治市内で青葉容疑者と