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F1第13戦ハンガリーGP土曜日の予選でクラッシュした角田裕毅のマシンを見たRBのスタッフは、即座にモノコック交換を決断した。それはモノコックにダメージがある可能性があったからだけではなく、この後の作業を考えての判断だった。チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズはこう説明する。 「今年から予選後のカーカバーズ・オンに関するルールが変わって、モノコックを変更する場合はカーカバーズ・オンのルールが適用されなくなったんだ」
ホンダのブースが急に騒がしくなったのは、2024年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの最終日、間もなく角田裕毅がホンダRA272に乗って2回目のヒルクライムに臨むという午後2時頃のことだった。 今年はホンダがF1デビューを飾ってから、ちょうど60年目にあたる節目の年。そこで、1965年メキシコGPでホンダに歴史的な初勝利をもたらしたRA272を角田が駆り、レッドブル・ホンダが初めてタイトルを勝ち取ったレッドブルRB16Bにセルジオ・ペレスが搭乗。さらに2輪のMotoGPマシンであるRC213V(ステファン・ブラドル)、1959年にホンダとして初めて2輪の世界GPに挑んだRC142(中野真矢)を走らせることで、2輪と4輪で長く世界のトップに挑み続けてきたホンダの歴史を祝福する計画だったのである (カッコ内は2輪マシンを走らせたライダー)。
レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズは7月12日、グッドウッド・フェステイバル・オブ・スピードにて同社が初めて自社で設計、開発、製造を行うハイパーカー『RB17』をアンベイルした。 レッドブル・レーシング・グループのハイパフォーマンス・エンジニアリング部門であるレッドブル・アドバンスト・テクノロジーズ、そして同社のチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューウェイが設計を手がけた『RB17』は、20年間に及ぶレッドブルのF1における革新的な技術をベースに開発された2シーターのハイパーカーだ。
6月8〜9日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されたフェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ・ジャパンの第3ラウンド。この週末がレース参戦2回目となった前澤友作(コーンズ芝)は、レース1、2ともクラストップを走るスピードをみせるも、レース1は接触でリタイア。レース2はサーキットを震撼させる激しいクラッシュに見舞われたが、幸い生命に別状はないという。
ビザ・キャッシュアップRB F1チームは、角田裕毅との契約を延長したことを発表した。 角田はFIA F3、FIA F2などのカテゴリーを経て2021年にF1にデビューし、開幕戦から入賞する速さを示した。初年度はドライバーズランキングで14位という成績を収め、以降17位、14位となっている。
5月3〜4日、静岡県の富士スピードウェイで2024年のシーズンが開幕したFIA-F4。若手登竜門カテゴリーとして今季も多くのエントリーを集めており、新シャシーMCS4-24が導入された今季も合計37台が開幕戦に参戦する中、今季デビューながら開幕戦を7位でチェッカードフラッグを受けるも(正式リザルトはペナルティにより14位)という結果を残したのが、PONOS RACINGの佐藤凛太郎だ。成績はもちろん、そのルーツも注目される佐藤凛太郎にこれまでのキャリア、そして将来について聞いた。
アストンマーティンF1チームは、フェルナンド・アロンソとの契約を複数年にわたり延長し、少なくとも2026年末までは彼がチームにとどまることを発表、ともにチームをトップの座に押し上げるという決意を示した。アロンソは新たな複数年契約が発表された直後、その決断について語り、F1に新しい技術レギュレーションが導入される2026年に走りたかったと明かし、アストンマーティンを選ぶ決め手のひとつはホンダとの提携であるとも述べた。
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WRC世界ラリー選手権と“パリダカ”の名で知られたパリ・ダカールラリー(現ダカールラリー)で、ともに日本人初の総合優勝を達成した篠塚建次郎が2024年3月18日、すい臓がんのため亡くなった。齢75にして現役ラリードライバーであり続け、今季の計画が中止となったものの来季2025年のアフリカ・エコレース参戦に向けて準備を進めていたなかでの訃報だった。 日本にパリダカの名を知らしめ、『PAJERO(パジェロ)』人気の火付け役となった篠塚の逝去を受け、同氏が1971年から2002年まで籍を置いた三菱自動車はSNSを通じ、次のように哀悼の意を表した。
日本人として初めてWRC世界ラリー選手権で総合優勝を果たしたラリードライバーの篠塚建次郎が、2024年3月18日に亡くなった。75歳だった。 1948年、東京都大田区に生を受けた篠塚は、東海大学でラリー競技を開始し、4年後の1971年に三菱自動車に入社。社員ドライバーとしてラリー競技に参戦すると、同年から全日本ラリー選手権で2連覇を飾り1974年には海外ラリーに進出した。
3月10日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦で、注目のルーキー、Juju(TGM Grand Prix)は堅実な走りを見せ、31周で争われたレースを17位でフィニッシュした。トップからは1分09秒のおくれ、同一周回でのチェッカーとなった。 2回目のアタックができず19番手と不完全燃焼に終わった予選後、決勝へ向けた目標を「まずは完走」と話していたが、その目標をクリアした形となった。 ■「そのままロケットで1コーナーに行っちゃった」
マネーグラム・ハースF1チームは、1月10日、チーム創立時からのチーム代表ギュンター・シュタイナーが即時に離脱し、ディレクター・オブ・エンジニアリングを務めてきた小松礼雄が後任を務めると発表した。 ハースは2016年にF1デビュー、フェラーリとの強いパートナーシップの下で戦い、初年度にコンストラクターズ選手権8位という見事な成績を収めた。2018年にはランキング5位を獲得。しかし、その後、失速し、2019年と2020年は9位、2021年は最下位10位に落ち、2022年の8位を経て、2023年には再び10位と低迷した。
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1月9日、NODAレーシングコンサルタンツとTGM Grand Prixは、Juju(野田樹潤)が2024年の全日本スーパーフォーミュラ選手権の53号車のドライバーとして起用すると発表した。長い日本のトップフォーミュラにおいて、初めての日本人女性ドライバーが、しかも史上最年少で誕生することになった。
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経営危機に陥っていたDTMドイツ・ツーリングカー選手権を主催するITR GmbHをハンス・ベルナー・アウフレヒトから買収して救済、2018年から代表取締役に就任してDTMの運営を引き継いだゲルハルト・ベルガー。元F1ドライバーの彼は、ITR代表就任後、株式会社GTアソシエイションの坂東正明代表と協力体制を築き、ともに共通規則『クラス1』の発展や、スーパーGTとの交流戦の実現に尽力した。 2022年12月にはドイツ自動車連盟(ADAC)へ、ITR GmbHの全権利を売却、DTMから退いたベルガー。2023年9月9日、ドイツ・ニュルブルクリンクでのイベント、『レッドブル・フォーミュラ・ニュルブルクリンク』に姿を現した彼に、近況を聞いた。 ■若手育成法について「フェラーリはよく分かっている」
1994年の日本GPでF1デビューを果たし、1995年には日本人4人目のフルタイムF1ドライバーとなった“タキ井上”こと井上隆智穂。F1引退後、さまざまなかたちでレーシングドライバーのマネジメントに携わったタキ井上が、敏腕F1マネージャーたちについて語るautosport web Premium連載『タキ井上が語る敏腕F1マネージャー』。今回はいよいよ最終回・前編です。より多くの方にお読みいただけるよう、前編は特別無料公開でお届けいたします。 * * * * * * * * 久々の掲載ながら本稿も今回で最終回を迎える。今回はF1史上、最も優秀なドライバーマネージャーを取り上げたい。もちろん、その名はタキ井上! ……と言いたいのはやまやまだし、もしかすると一部の読者はタキ井上の名前を期待されていたかもしれない(汗)。しかし、神に誓ってそれはない! では、いったい誰なのか?
8月19日、岡山国際サーキットで行われたファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSの第5ラウンド。今回、GT3とGT4で別々の決勝レース1が行われたが、GT4のレース1で大きなドラマが生まれた。ポールポジションからトップを快走し、GT4の今季チャンピオンに王手をかけていた加納政樹/織戸学組YZレーシング・ウィズ・BMW Mチーム・スタディの50号車BMW M4 GT4が、チェッカー目前でまさかのストップを喫してしまったものの、その後織戸がとった気持ちがこもったアクションに、サーキットには感動が広がった。
8月17日、有限会社 ハルク・プロと昭和電機株式会社は8月13日に開催されたアジアロードレース選手権第4戦ASB1000クラスの決勝レース2で多重クラッシュに巻き込まれた埜口遥希(SDG MS Harc-Pro. Honda. Ph)が、16日に亡くなったと発表した。22歳だった。
F1での3年目を迎えた角田裕毅がどう成長し、あるいはどこに課題があるのかを、F1ライター、エディ・エディントン氏が忌憚なく指摘していく。今回は、チームメイトがニック・デ・フリースからダニエル・リカルドに代わることが、角田にもたらす影響について考察した。 ──────────── ハンガリーGPから、ダニエル・リカルドがアルファタウリで走ることが決まった。裕毅の才能が実際どれぐらいのものなのか、F1での将来がどうなるのかが、これから明らかになっていくだろう。 私は角田のファンなので、今の彼は、遅いマシンで素晴らしい仕事をしていると思っている。走行中の態度も、そうでない時の態度も、今年大幅に改善された。
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