ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)「mixi」内の日記を書籍化した「59番目のプロポーズ」(6月15日発売、1575円)は、他のブログ本とは一線を画す。縦書きの文芸本で、表紙には「ネット」や「ブログ」という文字がない。mixiのファンコミュニティーで募集した文章を帯に採用。コミュニティーでキャンペーン手法を募っている。出版社と筆者とファンが、1つの“文芸作品”を、一緒に作り上げている。 筆者のアルテイシアさんが日記を書き始めたのは昨年12月(関連記事参照)。軽妙な文章と濃い内容が、mixiに参加する編集者や作家の間で評判になり、1月ごろから、出版のオファーが次々に来た。 美術出版社の大下健太郎社長もオファーを出した1人。作家の友人から勧められてこの日記を読み、とりこになったという。「(アート関連本がメインの)美術出版社とは微妙に合わない分野だが、ぜひうちから出したいと思った」(大下
「……アムロか?」――それが出会い(実話)。 日記「59番」第1回、出会い編。ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)「mixi」の日記としてつづられた、モテ系キャリアウーマンとモテないオタクの恋物語の冒頭シーンだ。 全20回のストーリーを読んだユーザーは累計20万人以上。オタク男性から特に強い支持を受けたというこの日記は書籍化され、6月15日に美術出版社から「59番目のプロポーズ」として発売される(関連記事参照)。 筆者のアルテイシアさん(ハンドルネーム、30歳)は、元大手広告代理店の営業職。今は独立してフリーのコンサルタントだ。 これまで“モテ系”男性――実業家や有名デザイナー、ミュージシャンなど――ばかりと付き合ってきたというアルテイシアさん。交際した数13人。告白された数58人。59番目に告白されたのが、“モテない病をこじらせた”32歳のオタクだった。 アムロがつないだオタクとキ
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