三井物産は28日、プロ野球球団の広島東洋カープと共同で、来年4月にオープン予定の新広島市民球場(広島市南区)の看板広告設置やカープの商標権を使った球団グッズの開発など、球団経営を支援するスポーツビジネス事業に乗り出すと発表した。日本の総合商社がプロスポーツの経営を支援するビジネスは珍しいという。 三井物産はカープ球団に対し、入場券やテレビなどの放映権だけでなく、球団グッズ販売やイベント展開など、「球団の収益源を得るビジネスチャンスはたくさんある」と提案。カープ球団も新球場がオープンすることを契機に、三井物産の事業ノウハウを生かしたマーケティング業務を共同展開することにした。 三井物産は今回の球団支援ビジネスで、カープ球団側から、成果に応じた形で一定の収入・対価を得る。広島カープとの共同展開を第1弾として三井物産は、「チャンスがあれば、他のプロスポーツも視野に事業支援ビジネスを広げた