関西国際空港と大阪(伊丹)空港を運営する関西エアポートが、関西の特産品や名物を集めるコーナー「関西スクエア」を関空に設置する構想を進めていることが6日、分かった。空港に「ご当地」を取り込むのは関西エアに出資する仏空港運営大手バンシ・エアポートが得意とする手法。東京五輪が開催される2020年までに設置し、関西色を強めて訪日外国人のさらなる取り込みを目指す。(藤原直樹、写真も) 世界35空港の運営に参画するバンシは、欧州で初めての首都圏運営空港となったリスボン空港で、ポルトガルの名産を集めた「リスボンスクエア」を展開している。楕円(だえん)形の待合場所を囲むように、タラを塩で漬け込んだ料理「バカリャウ」や淡い青色が特徴の装飾タイル「アズレージョ」など、ポルトガルの特産品がずらりと並んでいる。 街中の市場を再現した、空港内とは思えないような一角もあり、常に利用者でにぎわっている。バンシはリスボン