マニュアルで露出を決めるとき、上級者の人が「一段絞って」とか「一段開けて」とか言うのを聞いたことがあると思います。それで残念なことにここでマニュアル撮影を挫折する人たちが多数だと思います。 みんな「段」が嫌いなんです(笑) 面倒な概念であることは確かですが、そんなことを言っていても仕方ないのでまずは「ザックリ理解する」というのが今回の主旨です。 さて、露出を決めるときに必要な設定項目は、絞り(F値)、シャッタースピード、ISO感度の三つが基本ですが、「段」という概念はそれぞれにあります。 それでそもそも「段」とは何かというと; 「EV値の変化量」で写真業界の慣例でそれを「段」と呼んでいるだけです。 さらに、wikipediaにその辺の解説が詳しいのでそちらに解説を譲りますが、それでも「???」となると思います。 言ってしまえば「段」というのはカメラに取り込む光の量を調整するのに使うパラメー