こうの史代に関するamieparfumのブックマーク (2)

  • こうの史代『この世界の片隅に』_1

    こうの史代が描く『この世界の片隅に』(全3冊)では、三つの世界がパラレルに描かれている。 一つ目は語れない=語ることのできない世界だ。それは昭和20年6月の呉市の大空襲で、主人公・鈴と手をつないでいた小学1年生の姪が、つないでいた鈴の右手とともに不発弾で爆死してしまった世界だ。そして昭和20年8月6日に投下された原子爆弾による被曝後の広島の世界だ。 この二つの出来事は、語ることのできない世界として表現されている。 二つ目は民話的な語りの世界だ。登場人物たちの関係性は、民話的世界と線引きすることがむつかしい。民話風な語りの中で、作品のモチーフが語られ、主要な登場人物たちは分かちがたく結びつけられていくことになる。 この民話風な語りでは、近代国家的なスケールではなく、瀬戸内海という世界で数百年にわたって営まれてきた、民衆的な世界が表現される。 三つ目は歴史的なことがらの列挙だ。そこでは愛国心な

    こうの史代『この世界の片隅に』_1
  • ワタクシのこうの史代のオススメは『長い道』なんです - ネットロアをめぐる冒険

    最近、映画の『この世界の片隅に』の評判が上々で、個人的には嬉しい限りです。 news.livedoor.com 私は、こうの史代は、『夕凪の街 桜の国』からのライトなファンではあるのですが、それ以来、全ての連載と単行に目を通していて、こういうまっとうな形で評判があがるのはとてもうれしいことです(夕凪の街の映画版には触れない)。 映画は、あまりの上映館の少なさに見にいけていないのですが、そんなライトなファンの私が「ベストオブこうの」に選ぶのが、『長い道』なんです。 長い道 (アクションコミックス) 作者: こうの史代 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2012/09/07 メディア: Kindle版 購入: 1人 クリック: 33回 この商品を含むブログを見る アソシエイトをおふみになりたくない方は別に調べていただければケッコウなんですが、いやあ、この超短編集、私はすごい好きなんです。

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