早くみてー。 せめて正月に上映してくれたらいいのに。
(注:ネタバレまくりです) 泣けなかった。 自分は映画で良く泣く派。 「君の名は」も「聲の形」もガン泣きした。 でも「この世界の片隅に」はまったく泣けなかった。 とてもおもしろかったし、良い作品だと感じました。 でも泣けなかった。 なぜだろう? その理由を考えてみた。 【すずさんの人生に「困難>幸福」を感じた】 描かれる当時の社会情勢はハンパなく苦しい。 ・知らない人といきなり結婚させられ知らない家族と暮らすはめに ・でもって義姉がきつい性格 ・まともに食べるものがない ・空襲で姪を失い自分の過失を責める ・自分もいつ空襲で死ぬかわからない ・手を失い大好きな絵を描けなくなるばかりか、家事もできずに嫁としての労働力にならない などなど。 「それでも彼女はたくましく生きたのです。素晴らしいのです。」 といってしまえばそれも感動ポイントなのかもしれないけど。 自分はそう感じられなかった。 そう
「この世界の片隅に」を見てきました。 ので 色々思ったことを書きます。 この映画を受けて 自分が思ったことを テキトーに羅列してるだけです。 まず言っておくと、本当っっっっに掛け値なく、神映画でした。 (安易な表現でスマンが) (今年の日本の映画どうした?) (生涯に残るクラスの神作がボンボコ産まれて、大丈夫か?) 自分が今まで見てきたアニメ映画の中で、生涯ベスト3には確実に入ると思う。 (まぁこれを実際具体的に考えると、ヱヴァ破とかEoEとか (本当に自分の中で最大瞬間風速抜けるのか?という問題があって、難しいのだが) とにかく 「うぎゃあああああ!??こうの史代先生の絵がうごいとるううううう!!!!」 「100億万点。」 そんな感じの映画でした。 本当に。 ん?絵が凄いの?動きが凄いの? いやそれだけじゃない。 喜怒哀楽。 これほど感情を揺さぶられまくる映画もないと思った。 あと空爆が
を、ツイッターやインタビュー、取材や新聞投稿の記事で見てたんだけど 戦争経験者たちが「あの時代は、このままじゃったよ」的に語っているのに対し 戦争非経験者が「この時代はもっと悲惨だった。綺麗に描きすぎ」と言ってるみたいなんだよね 戦争経験者に聞いた子供が「親(祖父母、曾祖父母)から聞いた話と一緒」という声も結構多い 戦争非経験者が言っていることも、過去の資料や教科書、教師から伝えられたことが間違いではない、とすれば間違いではないんだろうけど 経験者が言ってることの方が説得力があるし、あの漫画や映画だって資料をめちゃくちゃ調べて描いているわけで じゃあ、なんで非経験者がそういう風に思うようになったんだろう? これは揚げ足を取るわけではなく、いつどこで経験者(生存者)たちが語る戦争が失われて行ったんだろう? きっと理由があるのだろうが、あまり考えたことも無いので難しい。 ただそれこそ思考停止状
言葉を失うことがある。例えば、東日本大震災の被災地で、原発事故で人が消えた街でーー。何をどう書いても、目の前で起きていること、人が経験したことを、伝えられているような気がせず、言葉だけが浮いていく。 悲惨なできごとを伝える時、しばしば私たちは公式発表された数字に頼る。歴史の教科書も、まずは客観的な数字から始まる。 津波により何万人が亡くなった、原発事故では避難者が何人いた。だから悲惨なのだ、と印象づけられるように。ひとりの死や喪失感を数字に換えることで、こぼれ落ちる何かがあるにもかかわらず。 11月に来日したスベトラーナ・アレクシエービッチは、「数字」で語られる歴史に抗ってきた。2015年にノーベル文学賞を受賞。旧ソ連に生まれた、ベラルーシの作家だ。戦争、チェルノブイリ、ソ連崩壊……。歴史に残るできごとをテーマに選び、ノンフィクション作品を発表してきた。 手法は一貫している。人々のあいだで
ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんによる、話題の作品をランダムに取り上げて時評する文化放談。今回はアニメ映画『この世界の片隅に』を取り上げます。 戦時下の日常系 藤田 片渕須直監督『この世界の片隅に』が話題になっています。今年度ナンバーワンアニメであるという声もあがっているほどですが……。 第二次世界大戦のときの、広島と呉が舞台で、そこでの日常生活を非常に丁寧に描いた作品です。クラウドファンディングで3600万円以上集めたことでも話題のアニメでもあります。それで参加の感覚を支援者は抱くので、応援したくなりましたよね。のん(元、能年玲奈)さんが関わっているので、マスメディアでは宣伝しないように圧力がかけられたと報じられる騒動もあり、SNSを中心に多くの人が「応援」に「参加」して「宣伝」している現象も興味深いです。 飯田 戦時下の呉を舞台にした日常もの(?)ですね。
ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんによる、話題の作品をランダムに取り上げて時評する文化放談。前編記事に続いてアニメ映画『この世界の片隅に』について語り合います。 宿命を受け入れる映画なのか、そうではないのか 飯田 近いのに遠いというか、隣なのに別世界。そういうことの連続を描いている作品ですよね。原爆が落ちた広島の隣の呉、同じ「鈴」という名前を持ちお互い貧乏暮らしをしていたのにかたや遊郭で働いているりん、不発弾でとなりで亡くなる晴美。そういう人たちがいるなかで生きているからこそ彼女は「この世界の片隅」にいるのだと思っているという気がする。もしかしたら死んでいたのは自分だった、という場所に誰だって本当は生きていることを思い起こさせる。 藤田 そうですねぇ…… 生きるも死ぬも、どんな境遇に生きるのかも、ほんの紙一重だっていうのが、よく伝わってきますね。まったいらになっ
戦時下の広島を生活者の視点から克明に描き、ヒット中のアニメ映画「この世界の片隅に」の監督と脚本を手掛けた片渕須直(すなお)さん(56)のトークイベントが三日、浜松市中区で開かれた。片渕さんは県内外のファン約八十人を前に、街並みをはじめ当時の生活風景を忠実に再現した製作の過程や、作品に込めた思いを語った。 映画は漫画家こうの史代(ふみよ)さんの同名作品が原作。広島市から軍港のある呉市に嫁いだ温和な若い女性が、食糧難の中で知恵を絞りながら懸命に生きつつ、やがて空襲の惨禍に見舞われていく姿を映像化した。 片渕さんは、入港する戦艦大和を主人公らが段々畑から眺める印象的な場面を例に、海軍の記録に基づいて当日の天候や雲の様子を反映させるといった緻密な考証ぶりを解説した。戦争体験者が減る中で「昔はこんな世界だったと、よみがえらせることはまだできるとの可能性を示したかった」と振り返った。
11月12日公開のアニメ映画「この世界の片隅に」がヒットしています。30日夜に東京のテアトル新宿であった片渕須直監督と映画評論家の町山智浩さんのトークショーは、30分間で話題が尽きず、バーに移動してマニアックな話に。その場に記者たちも加わり、即席のインタビューとなりました。広島に原爆が落とされた日のラジオ放送が女性アナウンサーだった理由や精密な描写だった戦艦大和へのこだわりなど、片渕監督が熱く語りました。(朝日新聞社会部記者・後藤遼太) 【写真特集】「この世界の片隅に」で主演の「のん」さん、笑顔からシリアスまで七変化する表情 ――町山さんは自身のラジオ番組で「この世界の片隅に」を「町山大賞」に推されました。映画の魅力とは。 町山:ものすごい多面的ですよね。夫婦のラブコメ要素、正確な考証による戦争の真実を描く部分、ファンタジーでもあり、少女の成長物語でもある。いくらでも見るところはあるし、
「この世界の片隅に」は橋の物語なんだよね。 ほら、「ポンヌフの恋人たち」とか、 今年最大のヒットを飛ばした数寄屋橋での男女のすれ違いを描いたメロドラマ(違う)とか、 橋を舞台にしたラブストーリーってあるよね。 すずと周作は幼少期に広島の橋で出会って、嫁ぎ先の呉の橋の上で語らい、 最後に出会いの場所に戻って愛を確認する。 シンプルなロマンスだなあと思うだけど、ここで広島の橋に注目したい。 この橋はストーリーには出てこないけど、昭和15年に橋の形がT型に改修されるんだ。 で、その目立つT字型が徒となり、エノラ・ゲイはこの橋を標的に原子爆弾を投下した。 この世界の片隅に? とんでもない、二人のラブロマンスの舞台は広島の惨禍の中心地だ。 でも、この橋は原爆のすさまじい熱線と爆風に耐え、破壊はされたものの落橋しなかったんだ。 終戦後の橋の上で、周作は「この街もわしらももうあの頃にはもどらん 変わり続
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遅れ馳せの視聴であり、市井には既に優れたレビューや感動の声が多くあるようなので、でしゃばることもないのでしょうが。 記すこと、遺すことについて考えずにいられない作品でもあるので、つれづれに書いておきましょう。 なお、私は原作である漫画版「この世界の片隅に」を既読しており、映画「この世界の片隅に」を一度視聴した立場であること。 また、劇場パンフレットを含む関連書籍は未購入であること。 先駆者の皆さまの感想などは、今のところ見出しを眺めた程度であること。 故に、記憶違いや誤解などが含まれる可能性があることが前提となります。 そして当然ながら、作品の内容に言及するため、ネタバレの感想となります。御容赦。 . . アニメファン、あるいは映画好きのひとりとしては、非常に満足度の高い一本でした。 映像美術、音響、演出、演技、考証。 それぞれに質が高く、また互いの嚙み合わせも一致していて、頭が躓くことは
亀爺(以下亀) 「では続いて、ネタバレありの批評、考察記事を書くとするかの」 ブログ主(以下主) 「……この件に関しては少し失敗したんだよなぁ……」 亀「失敗? 何をじゃ?」 主「もうさ、あまりにも評判がいい上に、元々原作大好きで……しかもアニメも当然好きだからさ。もう評判の映画になるのはわかりきっていたんよ。 公開前日の昨日の夜から、楽しみで眠れない子供状態だよ! だからさ、ついつい……色々と調べちゃったのね。Twitterの反応だったりさ」 亀「公開前から話題になっていた映画じゃからの」 主「で、当然あの人の話題にもなるわけよ」 亀「……映画評論家の巨人、町山智浩じゃな」 主「そう。普段はさ、映画の感想記事や考察記事を書く前に、事前に調べることってあまりしないのね。それをすると、作品を語るときに切り口がその人に似ちゃうから。 だけど……本作は聞いちゃったんだよね。しかもさ、公開前なのに
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