プロ野球で昨年から導入されている「飛ばない」統一球が物議を醸している。以前は球団によってまちまちだった使用球を12球団で統一したところ、反発係数が低いこともあって、本塁打が激減。「投高打低」の試合が目立ち、観客動員への影響も懸念されている。果たして「統一球」の導入は失敗だったのか。かつてプロ野球でプレーし、野球解説者を務める江本孟紀氏と米大リーグの事情に詳しい評論家の福島良一氏に、意見を聞いた。(浅野英介) 【フォト】 ダル、統一球「見直すべき」ツイッターで持論 ■明らかに球界にマイナス≪江本孟紀氏≫ ●観客動員にも影響 −−統一球の導入2年目を迎えた今季も「投高打低」の傾向が依然続いている 「野球界というのは、あくまでも興行。商売でやっていることを前提にして考えていかないといけない部分もある。野球のファンが何が魅力かといえば、毎日投手が完封、完投することは望んでおらず、ファンは