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大谷翔平
blog.livedoor.jp/gp_ken
2014年10月18日17:30 カテゴリ家庭医療・予防医療EBMの実践・ジャーナルクラブ お勉強メモ2-糖尿病患者では何をすれば死亡率が下がるのか、勘違いしてないですよね? これも、後期研修医の外来フィードバックで出ていたネタについて、ちょうどまとまって情報に触れる機会がかさなったのでまとめておきます。 糖尿病患者で「何をどうやって治療すると何が予防できるか」について、確認になりますが情報共有です。 2010年頃くらいから、血糖をきちんと下げるだけでは心血管イベントや生命予後が下がらないという研究結果が相次ぎ、ADVANCEとかACCORDとか出てました。 最近、このADVANCE研究(糖尿病患者に、血糖下げる治療をガッツリした・しないと、ACE-I/サイアザイドで血圧を下げた・下げないの2×2でイベント発生をみた、5-6年追跡した試験)の患者をその後さらに6年追加追跡してみてどうかを評
2014年05月29日05:53 カテゴリ体調・時間管理代替補完医療 声が潰れたので漢方試してみました。麦門冬湯はすごいです。 ※本記事は、あくまでブログ管理人個人の体験談であり、一定の医学的根拠・判断に基づいて薬を選んだ経過もありますが、同じ薬を飲んで全員に100%の効果が出ることを保証するものではありません。また、漢方薬は「咳」を性質や随伴症状や体質なども参考に何種類にも分けて薬を変えますので、嗄声なら全員麦門冬湯が効くわけではありません。ご自分の症状を良くしたいなら信頼できる医師にご相談ください(私の体験が読者の貴方に当てはまる確率は低いです) (あまりにアクセス数が多い記事なのと、コメント欄にあるようにそのまま実践して効かなかったという書込もでてきたため追記しました2019年3月4日) 一昨日から風邪っぽかったんですが、昨日午後くらいから完全にダメでした。 2日前の朝、最初は喉の違
2013年10月12日08:01 カテゴリEBMの実践・ジャーナルクラブ医学教育・生涯学習 週に30分の一人ジャーナルクラブ-「血圧を下げるとどれくらい脳梗塞を予防できるのか?」第2弾-Systematic reviewを探そう編 はい!「一人ジャーナルクラブ」の時間です。 夏休み明けはなんだかバタバタして「ああ、もうこりゃムリかな」と思ってましたけど、思いがけず早起き出来たので無事第2回を開催することが出来ました。 前回は P:高血圧患者(特に心血管イベントを起こしていない患者)I:血圧を下げると(今回は単純な薬物療法をイメージ)C:血圧を下げないO:脳卒中がどれくらい減るか(一次予防) について、PubMedでとりあえず検索してみて、後顧的コホート研究を1個読んでみました。 今回は、システマティックレビューを読んでみて、「個々の論文をまとめるとどうなるのか」を体験してみようと思います。
2012年09月13日19:49 カテゴリ総合内科・診断学・急性期医学教育・生涯学習 賢いけど鑑別を収束させるのが苦手な子の育て方。疑い度合いを適切に表現しましょう。 今うちの内科をローテしている初期研修医とのやりとりがけっこうアツいです。 とてもスペックの高い頭を持っていて、ちょっと教えるとあっという間に理解したり、参考文献渡すと短時間で読んで丸暗記に近いくらいに覚えて来られるし、事務処理能力・カルテ記載スピードとかも良いし、日々劇的なスピードで成長しているんです。 しかし、なかなか自信がつかず(私がかなりきつい態度で指導しているせいも大いにあると思いますが・・・)、特に診断不明確なまま入院してきた患者(古典的不明熱の精査入院とか、他科での他疾患治療中に発熱したが通常の検査と抗生剤で反応しない入院不明熱の患者とか)の鑑別診断の検討になるととたんに歯切れが悪くなったりしてしまいます。 個別
2013年01月16日17:00 カテゴリ 「リハスタッフのための無気肺の診かた」スライド 昨年末に行われた、研修医講師でリハスタッフ対象の学習会の資料が手に入ったのでアップしておきます。 発表者の研修医が、先日のブログ記事をみて連絡くれました。 「資料が手に入ったら後日アップします」と書いていたことすでに忘れかけていたので、とても助かりました。 リハのための無気肺の診かた(リハ栄養学習会).pdf by けんた ポイントをかなり絞ってくれていてとてもわかりやすい構成だなと思っています。 実際の患者の診察をしたり、病棟患者のXpを数例実際に読影したり、呼吸リハを実際に見せてもらったり出来ればよりおもしろくなった気がしますが、短い時間だったのでとりあえずはこれくらいで十分でしょう。 次回は心不全をテーマに別の研修医がやる予定で、他にはリハ側から高次脳機能評価(長谷川式実施のコツや結果の解釈の
2011年02月16日19:49 カテゴリ臨床研究・学術活動 統計学の勉強その10-95%信頼区間の厳密な意味を理解しよう 学習第4回:2月16日 その2 第1章・第10講 区間推定:95%当たる区間を推定する まず訂正があります。 前講で使っていた「95%信頼区間」という用語の理解が間違っていました・・・orz このテキストの前講では「95%予言的中区間」という造語を使っていましたが、これを勝手に曲解して「95%信頼区間」と私が勝手に言い換えてしまっていました。 しかし著者は「この二つは違うけど、意味を理解していくためにまず95%予言的中区間という言葉で付いてきてね」という意図で使い分けていたようです。 それがこの第10講を読んでやっとわかりました。 「95%予言的中区間」というのは、「その区間の中に、ある集団のデータの95%が入っている」という分かりやすいものです。 だからこそ、この本
2011年01月29日19:32 カテゴリIT・買い物組織管理・運営 Evernoteを軸にした情報管理のまとめ この1ヶ月くらい、またWeb関係の書籍を読みあさっています。 特にEvernoteの活用にはまり始めています。 アカウントを持ったのはだいぶ前だけど、イマイチ使いこなせてなくて、たまにwebクリップ(気に入ったwebサイトのコピーを保存する機能)を使ったり、あとはツイッターのつぶやきを毎日まとめていれておくだけでした。 ですが、「クラウド情報整理術」 や「クラウドHACKS!」などを読んでみて、「おぉ…、こんな使い道もあるのか」といくつかの発見があり、この2週間くらいはエバーノートを軸に情報を管理するようになっています。 特に、Windows用のエバーノートクライエントアプリ(PC上で操作するためのソフト)がバージョンアップして軽くてサクサク動くようになったのも後押ししています
2011年01月10日19:41 カテゴリEBMの実践・ジャーナルクラブ健康増進・行動変容 週に1時間のEBM-いろいろ話題の「HPVワクチン」、要注意ですね 昨日の学習会で「ワクチン外来設立を中心に、疾病予防や健康増進をテーマにワールドカフェ形式で話し合う」と言うイベントをやった勢いもあり、また公費助成に伴っていろいろと報道されて世間の関心が高まっていて、さらに誤解もかなり多いらしく、ツイッターでもよく目にする「HPVワクチン」。 だいぶ前に「子宮頸癌の検診」について調べてみたいきさつもあり、ついにこの「HPVワクチン」について調べてみました。 かなり時間かかりましたが、自分の持っていた先入観がかなり修正され、他の人が書いたツイッターやブログの内容をみてもそれなりに批判的な理解ができるようになってきたので、その甲斐はありました。 では、以下が調べた内容ですが、まず注意事項をお読みください
2024年02月20日08:00 カテゴリEBMの実践・ジャーナルクラブ家庭医療・予防医療 JC修行28歩目:アルコールスクリーニングツールのAUDITは、20年後の死亡率を予測できるのか?(The Alcohol Use Disorders Identification Test and Mortality 20 Years later) ジャーナルクラブの発表担当にあたっています。 本日夕方だから、2024年2月20日の18時からのやつです。 今回紹介する論文はこちら The Alcohol Use Disorders Identification Test and Mortality 20 Years later | International Journal of Mental Health and Addiction (springer.com) 以下、発表資料のシェア、準備の経
2010年12月10日16:16 カテゴリEBMの実践・ジャーナルクラブ 週に1時間のEBM-「子宮癌検診」は大腸癌や乳癌ほど高齢者に勧めなくていいのか? この半年ほど、予防や健康増進がマイブームになっています。 ワクチンも関心が高まっていますが、一時期流行っていた癌検診についてもまた新たな疑問がわいてきたので突っ込んで勉強してみることにしました。 これまでの学習で「乳がん検診」「胃がん検診」「大腸がん検診」については、推奨すべき年齢や基礎疾患、具体的な検査の種類とその実施間隔について調べてきました。 ここまでやって、自分の中では「お腹いっぱい感」が出てしまって、その後の学習は保留になったままでした。 あとは耳学問で、前立腺がん検診はイマイチ、肺がん検診も・・・という情報をもとに、上記の乳がん・胃がん・大腸がんと、子宮がん検診の4つを主に40-70代くらいの方に勧めるようなスタンスをとって
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