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大谷翔平
norihalf.blogspot.com
ピッツバーグでも最近ちょっぴりうざいくらい街にクリスマスソングが流れ、商店街やモールはクリスマス一色です。図書館などでもいろいろな飾りが見られますが、本で作ったとても創意あふれる文学的なクリスマスツリーを写真で見かけました。 詳細はこちらから。 あまり使われないレファレンスブックで作ったらしい本のクリスマスツリー。大学図書館より。Library christmas tree 2006
2007年秋から2009年春にかけて、4学期間に渡って、ピッツバーグ大学図書館情報学校に在籍してきました。2006年の夏から本格的な準備が始まったので、思い起こせば3年近い時間を、このために費やしてきたということになります。 以下、あまり数値を交えず、私のみた図書館情報学校の姿を、印象ベースで手短に紹介したいとおもいます。 詳細はこちらから。 ライブラリースクールの存在感 日本のみならず、多くの国で非常にマイナーな学問領域ですが、米国では、図書館員という肩書きを名乗れる図書館員になるためには、図書館情報学の修士号をとることが必須ですし、図書館員という職能集団自体が社会のなかでなかなかの存在感があるので、図書館学も盛んです。 渡米した当初、アメリカ人と出会い自己紹介で専攻をライブラリーサイエンスと紹介すると、おぉ!という反応が返ってきました。広く認知されている学問領域であり、また興味をもたれ
ピッツバーグの公共図書館(Carnegie Library of Pittsburgh)が、検索インターフェースにInnovative社のEncoreを採用し、先日、新システムへの切り替えを行いました。Encoreのファセット検索、タグ、スペルチェック機能、表紙画像のサムネイルの表示などが使えるようになったほか、従来のOPACからは直接つながっていなかった"Access Pennsylvania"、一部の外部サイト(Medline Plusなど)へも接続されるなど、利用者の資料の発見・入手が、また一歩便利になったようです。 プレスリリースなども出ておらず、たまたま資料を検索していて気がついたので、おやっと思ってライブラリアンに聞いたところつい2,3日前に切り替えが行われたそうで、「私も今慣れようとしているところ」だとのことでした。 詳細はこちらから。 Carnegie Library of
ピッツバーグ大学図書館の蔵書検索システムがAquaBrowserを採用した新システムへの移行を進めています。2009年春学期の期間はBeta版としての運用で、旧システムと比較しながら使うことができます。プレリリースした先学期半ばから、図書館情報学の学生たちには、この新旧システムを比較せよという課題があちこちの講義で出ています。学生たちは、「前のに比べたら、新システムのほう断然いい。」と一応結論づけるのですが、本音を聞くと、「どう利用者に教えていいのかわからない」など、ライブラリアンの卵たちのリアクションは微妙です。 詳細はこちらから。 PITTCat+ http://pittcatplus.pitt.edu/ (ピッツバーグ大学関係者でなくても使えます。) Beta版PITTCat+は、最近リリースされたソーシャルネットワーキング機能などは導入されていないので、ベーシックなAquaBrow
日本から米国に図書館情報学分野で留学を目指す人はとても少ないと思いますが、この分野で評判のよい大学を探すのは比較的容易です。基本となるツールは、米国図書館協会(ALA)の認定校のリストと、U.S.Newsの"Best Graduate Ranking"です。ALA認定校はGoogleマップでも見られます。U.S.Newsのランキングは、図書館情報学大学院の学科長級の人たちを対象としたアンケート調査に基づいたもので、10ドルほど支払うと詳細なランキングを見ることができます。図書館情報学の中でも、児童サービス関係が強いとか、電子図書館関係が強いとか、遠隔教育が充実しているとか、それぞれ特徴があるので、一通り眺めておくと役に立ちます。 詳細はこちらから。 米国図書館協会認定図書館情報学校マップ View Larger Map U.S.News(2009年版)の米国図書館情報学大学院のランキング上
ワシントンD.C.の公共図書館が、図書館での居眠りを禁止するルールと、かばん持ち込みを2つまでとするルールを提案しており、ワシントンポストやライブラリージャーナルで取り上げられています。”誰にとっても居心地のよい空間”と”本来の目的で使われる”ことを目指す図書館の狙いに対して、ホームレス問題の活動家などから、ホームレスの人たちをターゲットにしたルールの強化ではないかと疑問の声が上がっています。 このルールに関する議論は綿々と続いてきているものですが、ワシントンポストに寄せられているコメントに気になるものがいくつかあったので、恣意的に織り交ぜて。 詳細はこちらから。 Comments on "Proposed Rules Would Ban Sleeping in Library" http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/20
デトロイト都市圏のライブラリアンが皆「サウスフィールドはすばらしい」と口をそろえるサウスフィールド公共図書館に行ってきました。2003年に新しい建物を建て最先端のサービスを展開している図書館ですが、実は資料では1844年あたりから活動が確認される歴史ある図書館です。以前1980年代90年代と日野図書館と交流があったといえばなんとなくうなづけるものがありますが、今のサウスフィールド図書館の姿は、市民のニーズに基づいて同時代性を追い続けると図書館はこう進化するのかと、思わずうなってしまう図書館です。 詳細はこちらから。 Southfield Public Library http://www.sfldlib.org/ 建築の背景 デトロイト中心部から高速にのって車を20分ほど走らせたところにあるサウスフィールドは、多くの大企業がオフィスを構える商業地区であり、なおかつ中心部から郊外へのミドルク
お金がなくてもいいサービスはしたいししなくちゃならない。米国の公共図書館もなかなか大変ですが、シリコンバレーのサン・ノゼ公共図書館の図書館員でLibrarianInBlackのブロガーであるSarah Houghton-Jan氏が、資金力のない小さめの図書館が使える無料のWeb2.0サービスについてのプレゼンテーションファイルを公開しています。 詳細はこちらから。 "Web 2.0 Services for Smaller, Underfunded Libraries" (PDF - 2.67MB) http://librarianinblack.typepad.com/files/web20servicesforsmallerunderfundedlibraries---canedinstitute2008.pdf 物理的な図書館の利用者は、少しずつしか増えていないのに対し、デジタルな図
ピッツバーグ大学情報学校図書館情報学専攻では、多くのオンラインで受講可能な講義が提供されています。職のある人、大学から遠くに住んでいる人などを中心に、多くの院生がオンラインのクラスに登録しています。 詳細はこちらから。 オンラインクラスの形式とニーズ ピッツバーグ大学情報学校図書館情報学専攻は、遠隔教育に力をいれており、多くのクラスがオンラインで受講可能です。このため、遠隔地で在住の学生もおおく、授業によってはカリフォルニアやはてはニュージーランド在住の学生が登録していることもあるようです。例えば、日本でも有名なピッツバーグ大学医療センター(UPMC)を抱えていることもあり、医学図書館分野のコースが有名なので、これに関連するクラスには遠隔地の学生が登録しています。 オンラインで受講可能なコースには2種類あります。 1つは、オンラインスチューデントとオンキャンパススチューデントの両方が共存し
ブッシュ政権下の”情報政策”の結末なのか、米国の政府ウェブサイトは鵜呑みにしてはいけないという認識が広く浸透しているようですが、一方で、図書館は最も信用できる情報源としての地位を築いています。図書館がこのような地位を確保している理由はなんなのか、考えてみる必要がありそうです。 詳細はこちらから。 The IMLS National Study on the Use of Libraries, Museums and the Internet http://interconnectionsreport.org/ このグラフは、人々が意思決定や問題解決の際に、公的に情報を入手できる機関中どの機関がもっとも信用できる情報源であると考えているかを比較しています。もっとも信頼できる情報源を5とする5段階評価で、成人1716人の回答結果をまとめたものです。これによると、トップが図書館で、続いて博物館、
マーク・アンドリーセン氏がCTOを勤め、10月には50万のSNSが立ち上がったと報じられたNingですが、図書館界でもその試用が行われています。8月4-5日にコロラド州デンバー開催されたレファレンスサービスに関する会議”レファレンス・ルネッサンス:現在と未来のトレンド(A Reference Renaissance: Current and Future Trends)”で、私も初めてその活用事例を体験してきました。 詳細はこちらから。 A Reference Renaissance: Current and Future Trends http://www.bcr.org/referencerenaissance/ 会議は、BCR主催、ALAのレファレンス及び利用者サービス部会(RUSA)やTutor.comなどの協賛によって行われたもので、レファレンスサービスの現状把握とこれからあり方
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