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大谷翔平
www.kanjicafe.jp
上に示した、ふたまたに分かれた形。これ、何に見えますか? アルファベットのY(ワイ)? 地図記号の「消防署」もこんなマークだったような…。 アルファベットなのか記号なのか、はたまた一体何者?? この「丫」、実は漢字なのです。 音読みで「ア」、訓読みで「あげまき」と読みます。 意味は、 1、ふたまた。木のまた。 2、あげまき。つのがみ。昔の子どもの髪形。 です。 「あげまき」とは右の図のような古代人の髪型を指します。たしかに、この髪型を表すと「丫」のようになります…かね。 「あげまき」という訓を持つ漢字はほかにも「丱」(音読みでは「カン」・「ケン」)がありますが、こちらも髪型を表したような形です。 さらに、「あげまき」は「総角」もしくは「揚巻」とも書きます。この髪形にするのが主に少年だったことから、子供の頃を指して「総角(そうかく)」とも言うようです。 また、「あげまき結び」という、兜や調度
★2023年11月22日記事を更新いたしました。リンク先のNHK「視点・論点」のページが非公開になったことを受け、2023年8月より早稲田大学の笹原宏之教授による新たな記事を連載しております。詳しくは、こちらからご覧ください。 私たちがスマホやパソコンで漢字を変換すると、たくさんの候補となる漢字が出てきます。世の中に無数にあると言われる漢字のなかでスマホやパソコンの変換で出てくるのは、主にJIS漢字と呼ばれる工業規格に含まれている漢字です。 ところが、普段めったに目にすることがないような漢字もこのJIS漢字に含まれていることがあります。 10月17日にNHKで放送された「視点・論点」に早稲田大学の笹原宏之教授が登場され、「謎の漢字」についてお話されました。 例えば、「筰」という漢字。どこかで見たことがありませんか。音楽の授業で習った「赤とんぼ」の作曲者、山田耕筰(やまだ・こうさく)さんのお
夏もようやく終盤ですね(とはいえ、京都は残暑が厳しいです)。今年はお盆休暇が長い企業も多かったと聞きますので、故郷でゆっくり過ごした人も多いのではないでしょうか。 さて、先日、熊本県に出張した人から、熊本では誰かが熊本に来ることを「来熊」と表現すると聞きました。「来熊」と書いて「らいゆう」と読むそうです。検索してみると地元メディアでも「来熊」という表現が見出しに用いられていることがわかりました。ただし、読み方に関しては、地元の人でも「らいくま」と認識している方もいるとか。 さらに、熊本県以外の都道府県でも同じようにその地域に人がやって来ることを都道府県名の一部を用いて「来〇」と呼ぶ地域があります。実際に見つかったものを以下にご紹介しましょう。 大阪府出身の私自身は、大阪に来ることを「来阪」、大阪に故郷がある人が大阪に帰ることを「帰阪」と表現することは知っていましたが、他の地域でも同じように
公益財団法人 日本漢字能力検定協会では、漢検 漢字博物館・図書館および漢字文化研究所(所長:阿辻哲次 京都大学名誉教授)を設置し、漢字文化に関する研究活動を推進していますが、我が国における漢字文化研究のより一層の振興をはかるため、全国の多くの先生方のご賛同を得て、2018年4月1日より「日本漢字学会」を創設することとなりました(※1)。 本学会は、大学等の研究者のみならず、市井の漢字愛好家や活字・出版文化の推進に関わる企業の方々にも広く参加を募り、開かれた学会を目指します。 設立に先立ち、3月29日(木)に京都大学にて設立総会と記念シンポジウムを開催いたします。 記念シンポジウムでは、阿辻哲次 京都大学名誉教授や池田証壽 北海道大学大学院教授などをはじめ、漢字の第一人者らが集い「漢字学の未来を考える」というテーマで討論いたします。最新の漢字研究をご紹介しながら、一般の方にもわかりやすい内容
「本塁打」と“全壘打“、そして「長打率」【下】|やっぱり漢字が好き22:時には野球の話… 2024.06.03
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