ブックマーク / realsound.jp (26)

  • 菊地成孔による新バンド・ラディカルな意志のスタイルズ 初ライブで示した“反解釈”というコンセプト

    菊地成孔による新バンド“ラディカルな意志のスタイルズ”のデビューライブ『反解釈0』が、ジャン=リュック・ゴダール逝去の翌日(2022年9月14日)、東京・WWW Xで開催された。 2021年4月にDC/PRGを解散させた菊地成孔が新たなバンドを立ち上げた。バンド名の“ラディカルな意志のスタイルズ”はアメリカの評論家/作家であり、リベラルな批評で70年代以降の世界に大きな影響を与えたスーダン・ソンダグの著作名。ライブのタイトル“反解釈”も同じくスーダン・ソンダグの著書の名前である。 このバンドの“立ち上げ声明”で菊地は、「<インストルメンタルのダンスミュージック>、以上の説明がつかない」「今まで組織してきた運動体の中でも、最も「今、社会に必要なものは何か?」という、一種の社会主義に1番法っている」と記している。デビューライブに参加したのは、菊地(ss, perc)、林正樹 (pf)、松丸契

    菊地成孔による新バンド・ラディカルな意志のスタイルズ 初ライブで示した“反解釈”というコンセプト
  • 菊地成孔による新バンド“ラディカルな意志のスタイルズ”、ライブ『反解釈0』をWWW Xにて開催

    菊地成孔が新たに結成したバンド“ラディカルな意志のスタイルズ”が、9月14日にライブ『反解釈0』を渋谷WWW Xにて開催する。 同バンドは、2021年、菊地がDC/PRGを解散した際、溜まっていたネクスト感を実現すべく結成。バンド名である“ラディカルな意志のスタイルズ”は、スーザン・ソンタグの著作名だが、名前の響きがバンド名のようである以外、引用根拠はないとし、英語表記も存在しない。しかし同時に、ラディカリズム、意志、スタイルが今の時代に必要なものである、としている。音楽性は“インストのダンスミュージック”を志向する以外、文章では説明できないとのこと。 メンバーは菊地成孔(ss,as,ts,perc)、松丸契(as)、相川瞳(viv.perc)、林正樹(Pf)、秋元修(Dr)、北田学(Ba cl)、Yuki Atori(Ba)、ダーリンsaeko(perc)の7名。ステージに上がらず、作曲

    菊地成孔による新バンド“ラディカルな意志のスタイルズ”、ライブ『反解釈0』をWWW Xにて開催
    appletriangle
    appletriangle 2022/07/25
    “衣装、グッズやバンドロゴデザインなど、ビジュアルは全て本邦の服飾ブランド『HATRA』が担当”
  • コナミ音ゲーが家庭に“戻ってきた”意義 『pop'n music Lively』リリースの背景とポスト・コロナの音ゲーを考える

    コナミ音ゲーが家庭に“戻ってきた”意義 『pop'n music Lively』リリースの背景とポスト・コロナの音ゲーを考える コナミアミューズメント株式会社が9月7日、PCWindows)向け新作音楽ゲーム『pop'n music Lively』(ポップンミュージック ライブリィ)のベータ版を公開した。 作はコナミアミューズメントのアーケード(AC)向け音ゲー作品「pop'n music」シリーズの最新作『pop'n music peace』をベースとしたPC移植版である。AC作の現行収録曲は1500曲超に及ぶが、作ではテストリリースゆえ5曲のみを収録。ゲーム成績や設定もアプリ終了でオールリセットという限定的な仕様だが、ゲームUIおよびそのプレイ感覚は、まさにAC版「pop'n music」そのものである。公式アカウントによる『pop'n music Lively』の告知ツイートの

    コナミ音ゲーが家庭に“戻ってきた”意義 『pop'n music Lively』リリースの背景とポスト・コロナの音ゲーを考える
  • 映画館のWeb予約システムは“エンタメ”となるか? 立川シネマシティの施策

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第16回は“Web予約でエンタメできるか?”というテーマで。 『ガールズ&パンツァー劇場版』で日各地の音響の優れた映画館を回っては音響を監修され、映画興行の新たな地平を切り拓いた岩浪音響監督がまたも各地を尋ね、特別音響で上映するという新しい試みが話題のSFアニメーション『BLAME!』の上映が始まりました。 『シドニアの騎士』の二瓶勉が原作で、劇場公開初日からNetflixでの配信も開始されているという、今世界的に増えつつあるスタイルの公開でもあります。 Netflixの会員ならば映画館に行かずとも自宅で観られ、それどころか日付が変わったと同時に、劇場の初日朝イチ回よりも早く観られるわけです。良い時代になりました。しかしこれは映画館とし

    映画館のWeb予約システムは“エンタメ”となるか? 立川シネマシティの施策
    appletriangle
    appletriangle 2017/05/25
    とても面白い。「エンタテイメント施設は、隙あらばエンタテイメントするべき」このラインが格好良い。
  • 『ゴースト・イン・ザ・シェル』なぜ賛否両論に? 押井守版『攻殻機動隊』と比較考察

    劇場用アニメーション『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、アニメーターによる従来の職人的な手描き技術と新しいCG技術の融合によって生み出された、クールな映像表現、また士郎正宗原作、押井守監督による先進的なテーマや哲学性などによって、アメリカをはじめ世界に日製アニメの存在を知らしめた代表といえる作品である。『マトリックス』のウォシャウスキー姉妹監督など、決定的な影響を受けたことを表明するクリエイターも少なくない。その伝説的作品をハリウッド映画として実写映像化したのが、作『ゴースト・イン・ザ・シェル』である。ここでは、押井監督版のアニメーション映画を、分かりやすく『攻殻機動隊』、アメリカの実写映画を『ゴースト・イン・ザ・シェル』と表記し、主にテーマの面で両者を比較しながら、賛否渦巻く実写版の内容を検証していきたい。 『攻殻機動隊』は、人体よりも高性能な「義体」を、人間

    『ゴースト・イン・ザ・シェル』なぜ賛否両論に? 押井守版『攻殻機動隊』と比較考察
    appletriangle
    appletriangle 2017/04/13
    ファンとしては、莫大な予算をかけて作り上げた原作再現映像、もとい、ファンムービーとして、とても楽しかった。映画単体としてなんてどうでもいいくらい、これは楽しい。
  • 菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね

    *以下のテキストは、 マスメディアがアカデミー賞レースの報道を一斉に始める前の、2月20日に入稿、更に4日前に書かれたもので、つまり所謂 「あとだしジャンケン」ではない旨、冒頭に強調しておく。 今時これほど手放しで褒められてる映画があるだろうか? 当連載は、英語圏の作品を扱わないので今回は<特別編>となる。筆者は映画評論家として3流だと思うが、作は、複数のメディアから批評の依頼があった。大人気である。「全く褒められませんよ」「こんな映画にヒーヒー言ってるバカにいやがられるだけの原稿しか書けませんけど」と固辞しても、どうしても書けという。 そりゃあそうだ。筆者は一度だけヤフーニュースのトップページに名前が出たことがある。ジャズの名門インパルス!レーベルと、米国人以外で初めて契約したから? 違う。女優の菊地凛子を歌手デビューさせたから? 違う。正解は「『セッション』を自分のブログで酷評したか

    菊地成孔の『ラ・ラ・ランド』評:世界中を敵に回す覚悟で平然と言うが、こんなもん全然大したことないね
    appletriangle
    appletriangle 2017/03/06
    滅茶苦茶面白い文章。ララランドについては、前回ほど賞賛一辺倒って感じじゃない気がする。よかったね。
  • Netflix『火花』なぜNHK総合で放送? 吉本興業による映像事業の可能性

    お笑いコンビ・ピースの又吉直樹による芥川賞受賞作を原作にした、動画配信サービスNetflixのオリジナルドラマ『火花』が、NHK総合で2月から放送されることが発表され、話題となっている。NHKの木田幸紀放送総局長は、1月18日の定例会見で「視聴者の方が関心をひくものは放送したい。映画や外国のドラマを放送するのと基的に同じ」とコメントしている。 動画配信サービスのオリジナルドラマがNHKで放送されるのは異例のことで、今後の映像業界を考えるうえでも興味深い事例といえそうだ。『ネットフリックスの時代』(講談社現代新書)の著者であるフリージャーナリストの西田宗千佳氏に、今回の発表のポイントを聞いた。 「『火花』が地上波で放送されること自体は予想の範疇だが、NHK総合で放送されることになったのは意外。作の制作著作は吉興業で、民放の方が好む作品かと思われたが、従来のテレビドラマ的なフォーマットと

    Netflix『火花』なぜNHK総合で放送? 吉本興業による映像事業の可能性
    appletriangle
    appletriangle 2017/01/22
    火花については報じられた当初から、ネット配信のみNetflix独占、と注釈されてたなあそういえば。
  • 『SCOOP!』『何者』『溺れるナイフ』ーー話題作の陰にこの人あり 伊賀大介に訊く、日本映画の「衣装」の現在

    『SCOOP!』『何者』『溺れるナイフ』ーー話題作の陰にこの人あり 伊賀大介に訊く、日映画の「衣装」の現在 今年に入ってから公開された作品だけでも、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』『世界からが消えたなら』『ふきげんな過去』、そして現在公開中の作品では『SCOOP!』『何者』『溺れるナイフ』と、いずれもまったく方向性は違うものの、2016年を代表する作品群の「衣装」を手がけている伊賀大介。2012年にアニメ作品『おおかみこどもの雨と雪』の「衣装」まで手がけた時には、さすがにちょっとした話題となったが、普段は裏方に徹していることもあって、近年目に見えて充実ぶりを示している日映画界における「陰のキーマン」であり続けている。 ファッション誌や広告のフィールドを中心に活躍してきた超売れっ子スタイリストの彼は、どのような経緯で映画に関わるようになったのか? そして、何が彼を決

    『SCOOP!』『何者』『溺れるナイフ』ーー話題作の陰にこの人あり 伊賀大介に訊く、日本映画の「衣装」の現在
  • 宇多田、林檎、aiko、浜崎……1998年デビューの4人はいかに特別か 初単著上梓の宇野維正に訊く

    音楽ジャーナリスト宇野維正氏が、1月15日に初の単著『1998年の宇多田ヒカル』を上梓した。著は1998年にデビューした宇多田ヒカル、椎名林檎、aikoという、日のJ-POPシーンにおいて多大なる影響を与えた3人のシンガーソングライターと、その“合わせ鏡”としての浜崎あゆみについて触れ、当時の状況や現在の彼女たちからみたアーティスト論を展開したものだ。今回リアルサウンドでは宇野氏にインタビューを行ない、執筆の理由や彼女たちの関係性、1998年という一年がいかに特別だったかについて語ってもらった。 ――『1998年の宇多田ヒカル』は、宇多田ヒカル、椎名林檎、aikoの3人について、当時の音楽シーンと現在の状況を比較しつつ、いかに彼女たちが特別だったかを知ることのできる一冊で、1990年生まれの私には新鮮に映りました。このを書こうと思ったきっかけは? 宇野維正(以下、宇野):もともと自分

    宇多田、林檎、aiko、浜崎……1998年デビューの4人はいかに特別か 初単著上梓の宇野維正に訊く
  • メロキュア・日向めぐみ × クラムボン・ミト対談 ミト「むせ返るスウィート感に音楽的な強さ感じた」

    メロキュアの10年振りのリリース作『メロディック・スーパー・ハード・キュア』に関する特集第2弾は、メンバーである日向めぐみと、メロキュアの大ファンであり、今作の制作にも参加しているクラムボン・ミトのロング対談。聞き手に、今回の特集を監修する評論家の栗原裕一郎氏を迎え、最終ページには日向めぐみ人による全曲解説も掲載する。(編集部) 特集1:アニソンの歴史に「メロキュア」というピースを嵌めるときが来た 特集3:佐々木敦がメロキュアの核を読み解く メロキュアとクラムボン・ミトの出会いと、アルバム制作のきっかけ ――約10年ぶりのアルバムとなるわけですが、meg rockさん……、いや、メロキュアだから日向めぐみさんですね! 日向さんがリリースを決意するに至ったきっかけは何だったんでしょう? 日向:ミトさんが、いちばん最初に私のライヴにサポートで参加してくださった後、ツイッターで「Agapē」の

    メロキュア・日向めぐみ × クラムボン・ミト対談 ミト「むせ返るスウィート感に音楽的な強さ感じた」
  • アニソンの歴史に「メロキュア」というピースを嵌めるときが来た

    Realsoundという媒体の中心読者がどのような音楽聴取層なのか、記事の筆者にはいまひとつ定かではないが、少なくとも「メロキュア」という名前が、読者の多くにとって大メジャーなものではないだろうと予想する。仮にアニメファン、アニメソングのリスナーであったとしても、若年層であれば、「かろうじて名前は知っている」くらいの感覚の人が、大半ではないだろうか。 アニメソング――いわゆる「アニソン」が、音楽ファンならびに音楽マスコミから、さまざまな形で注目を集めるようになって久しい。2000年代前半に、CDの売上が全体的に低迷するなか、ジャニーズや演歌と同様に「アニメファン」という固定支持層を持つアニソンが、市場で存在感を増していった。こうしたビジネス面での注目の高まりにあわせて、楽曲面の面白さ、質の高さに注目した言説も、マスコミに多々登場するようになった、という流れがある。 念のため述べておくと、

    アニソンの歴史に「メロキュア」というピースを嵌めるときが来た
  • ディアンジェロ&ザ・ヴァンガード来日公演の意義とは? サマーソニック&単独公演を宇野維正が考察

    8月15日の夜は『SUMMER SONIC 2015』大阪のステージに、翌日16日の夜は『SUMMER SONIC 2015』東京のステージに、そしてその2日後の18日の夜はZepp Tokyoのステージに、ディアンジェロと彼の現在のバンドであるザ・ヴァンガードのメンバー、総勢11人が立った。ディアンジェロが日のステージに立つのは、約20年前の業界関係者向けのコンベンションライブ以来2度目。つまり、ほとんどのオーディエンスが今回初めて「生ディアンジェロ」を体験したことになる(自分もそうだ)。その3回のステージのうち、自分は『SUMMER SONIC 2015』大阪を除く2回のステージを目撃することができた。正直、数日経った今もまだその余韻でボーッとしていて、完全にディアンジェ“ロス”状態なのだが、この歴史的なライブについて書き記しておかないわけにはいかない。 昨年12月に約15年ぶりに突

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  • テイ・トウワ、UA参加の新曲MV公開 「細野さんが傑作と仰っられたので、傑作」

    テイ・トウワが、7月29日にリリースするアルバム『CUTE』の収録曲「SOUND OF MUSIC with UA」のMVを公開した。 同MVについて、テイ・トウワは「早い段階から歌詞も一緒に出来た。『蜜の演目』というフレーズが最後に浮かび、蜂目線アリのMVアイデアが出た。何故かワイヤーフレームでやろうと思っていた」と語っており、ゲストボーカルについては「パーカスとベースにUAの歌と僕の音。テイとウーアだ。男声はレオ君(LEO今井)! 細野さんが傑作と仰っられたので、傑作。自画自賛」とコメントしている。 また、7月28日の19時より、DOMMUNEにて同MVのフルサイズがオンエア予定。なお、アルバム『CUTE』の購入者特典にも、同バージョンの映像が付属するという。 ■ライブ情報 7月28日(火) DOMMUNE 19:00-21:00 (トーク番組) 8月1日(土)KYOTO METRO(

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    appletriangle 2015/07/29
    権威主義か!w
  • 菊地成孔が語る、音楽映画の幸福な10年間「ポップミュージックの力が再び輝き始めた」

    音楽家・文筆家であり、独特な語り口の映画批評でも高い支持を得る菊地成孔。自身のブログや雑誌、『菊地成孔の粋な夜電波』(TBSラジオ系列)での語りも注目されるなか、今年は音楽の観点から映画を語った自著『ユングのサウンドトラック 菊地成孔映画映画音楽』(イースト・プレス/2010年)の文庫版や第二弾の発売も決定している。音楽映画を追い続けてきた菊地によると、この10年間は劇映画/ドキュメンタリーを問わず秀作が多数登場する“幸福な時代”であったという。その背景には一体何があるのか? 「リアルサウンド映画部」のスタートを機に、今回ロングインタビューを敢行した。前編では、音楽映画の潮流や、転機だと感じられた作品、音楽映画が社会にもたらす影響まで、じっくりと語ってもらった。 21世紀に入って突然訪れた、音楽とドキュメンタリー映画の蜜月 この10年は音楽映画の黄金期と言っていいと思います。劇映画

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  • テイ・トウワが語る、トレンドを超えた音楽の作り方「アンテナが錆びてても必要な電波は入ってくる」

    テイ・トウワが通算8枚目となる新作アルバム『CUTE』を7月29日にリリース、先行配信を7月1日よりスタートする。細野晴臣、高橋幸宏、砂原良徳、LEO今井、UAなど多彩なミュージシャンを迎えて制作された同作は、まさに“CUTE”と形容したくなる繊細かつ魅惑的なダンスミュージックが展開されている。今回は、音楽評論家の小野島大氏がテイ・トウワ人を直撃。アルバムの制作背景や軽井沢での生活、自身のDJスタイルやリスナーとしての感覚に起きた変化などを語ってもらった。(編集部) 「今までと同じスキームでいいのか疑問を持った」 ――今回、マスタリング・エンジニアが新しい人なんですね。 テイ:そうです。『LUCKY』(2013年)とその前の『SUNNY』(2011年)『BIG FUN』(2009年)は、ニューヨークのステアリング・サウンドのグレッグ・カルビとやってました。もともとはジョン・レノンやトーキ

    テイ・トウワが語る、トレンドを超えた音楽の作り方「アンテナが錆びてても必要な電波は入ってくる」
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    appletriangle 2015/07/02
    つーか50歳って、マジか。
  • ラップ・ミュージックと反ホモフォビアの現在 フランク・オーシャンからキングギドラまで - Real Sound|リアルサウンド

    音楽ライターの磯部涼氏と編集者の中矢俊一郎氏が、音楽シーンの“今”について語らう連載「時事オト通信」第4回の後編。前編【黒人音楽をめぐるポリティカル・コレクトネスの現在 “ステレオ・タイプな表現”をどう脱するか】では、ミュージシャンの表現とポリティカル・コレクトネスの関係について、ラッツ&スターとももいろクローバーZが巻き起こした議論や、韓国のラッパー・Keith Apeの「It G Ma」が世界中で話題になったことを題材に考察した。今回はミソジニーやホモフォビアといった問題について、フランク・オーシャンやマックルモア&ライアン・ルイス、キングギドラといったミュージシャンの事例をもとに、さらに議論を深めた。(編集部) 中矢「LGBTをめぐる問題が、一気にクローズアップされている」 中矢:ラップ・ミュージックとポリティカル・コレクトネス(差別や偏見を含まない言葉/表現を用いること)と言えば、

    ラップ・ミュージックと反ホモフォビアの現在 フランク・オーシャンからキングギドラまで - Real Sound|リアルサウンド
  • プロデューサー集団・アゲハスプリングスの新しさとは何か? その「社外秘マニュアル」を読む

    栗原裕一郎の音楽レビュー 第7回:『人を振り向かせるプロデュースの力 クリエイター集団アゲハスプリングスの社外秘マニュアル』 2014.11.20 15:00 アゲハスプリングスという名前をご存知だろうか。 一言でいうと、音楽プロデュースを手掛ける集団の名称であり、音楽制作会社の名前でもある。 創立は2004年。以降急速に成長し、相当に広範なプロデュース・ワークを展開するに至っている、私見になるが今もっとも勢いのある音楽制作集団である。小室哲哉や小林武史に象徴される90年代プロデューサーの時代が引き続いていたとしたら、2010年代を代表するプロデューサーはアゲハスプリングスであるということにたぶんなるだろう。 それにしては知名度が低いじゃないかと思われるだろうか。僕も実はそう思っていた。 アイドルグループであるTomato n' Pine(トマパイ)のプロデュースにその名前を見たのが、ア

    プロデューサー集団・アゲハスプリングスの新しさとは何か? その「社外秘マニュアル」を読む
  • 椎名林檎『日出処』はもっと多くのリスナーに届くべき 初週売上げを受けて考えたこと

    参考:2014年11月03日~2014年11月09日のCDアルバム週間ランキング(2014年11月17日付)(ORICON STYLE) このコラムでは4週間に1回自分の順番が回ってきて、その週のアルバムチャートを分析して原稿を書いるわけですが、できることならこのタイミングでアルバムチャートについては書きたくなかったというのが正直なところです。「書きたいことがない」からではなく、逆に「書きたいことがありすぎる」というか、来は冷静に分析すべきところに私情を挟まずにはいられないからです。 自分が20年近く音楽に関わる仕事をし続けてきた根っこには「いいものは売れるはずだ」という信念のようなものがあります。だから、自分があまり「いい」と思えないものでも売れているものがあったら「いい」ところを探そうとするし、自分が「いい」と思えるものが売れなかったとしたらその理由を探します。「ミュージシャン人に

    椎名林檎『日出処』はもっと多くのリスナーに届くべき 初週売上げを受けて考えたこと
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    appletriangle 2014/11/16
    ほう。そして宇野氏か。
  • 『ROCK IN JAPAN FES』にアイドル勢が大挙出演 バンド以外でも「勝ち上がり」の流れ進む?

    『ROCK IN JAPAN FES』にアイドル勢が大挙出演 バンド以外でも「勝ち上がり」の流れ進む? 『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014』の一部アーティストを除いたタイムテーブルが6月25日、発表された。 今回から【DJ BOOTH】は【BUZZ STAGE】へと名称が変更し、これまで出演していたDJやアイドル、ヒップホップアクトの他に、ロックバンドなども同ステージに出演するようになった。また、『BUZZ SPECIAL』という、約1時間30分の持ち時間で複数のアイドル・シンガーソングライターが出演するコーナーも新たに設立。フェスのさらなる多角化が進む形となった。 今回、同フェスが『BUZZ SPECIAL』のようなアイドル・シンガーソングライターの特集コーナーを作った意味とは一体何なのだろうか? リアルサウンドで『フェス文化論』を連載している音楽ライターの柴那典氏

    『ROCK IN JAPAN FES』にアイドル勢が大挙出演 バンド以外でも「勝ち上がり」の流れ進む?
  • 大物公演続く「洋楽」来日事情 若手~中堅公演の実現には課題も

    ローリング・ストーンズ - 『ストーンズ・イン・エグザイル~「メイン・ストリートのならず者」の真実 [Blu-ray]』(ヤマハミュージックアンドビジュアルズ) ローリング・ストーンズが8年ぶりの来日公演を行っている。また昨年にはポール・マッカートニーが11年ぶりの日公演を行い話題となった。このところ洋楽ベテランミュージシャンの来日が続いているが、一方でそれ以外のリアルタイムで活躍している若手から中堅にかけてのミュージシャンについては、フェス以外での来日がめっきり減ってしまった感もある。かつては毎年のように来日公演を行っていたが、久しく日に来ていないミュージシャンも多い。世界的なブレイクを果たしたことも要因ではあるが、コールドプレイなどがその一つだろう。なぜ彼らのライブが日では行われなくなってしまったのだろうか。 海外ではそれなりに知名度のある洋楽ミュージシャンが来日公演を行わなくな

    大物公演続く「洋楽」来日事情 若手~中堅公演の実現には課題も
    appletriangle
    appletriangle 2014/02/28
    チケット高いんだよなー。Kings of convenience行きたかったけど、アコギデュオがクラブクワトロで7500円で。