ブックマーク / www.webchikuma.jp (3)

  • 兵器への偏愛が生んだ一編の批評|ちくま新書|大塚 英志|webちくま

    戦時中、少なからぬ人々が、頭上を飛ぶB-29を見て「美しい」という言葉を残していました。人を殺す兵器を見て美しいと感じる、その感覚と深く向き合った『B-29の昭和史』の書評を、大塚英志さんに執筆していただきました。PR誌「ちくま」に掲載したものより少し長い、完全版です。 ぼくは言うまでもなく「おたく」の類だが、ミリタリー方面には疎く、手先が不器用でプラモデルも苦手だ。模型雑誌に一瞬手を出した時があったが、もっぱら海洋堂の綾波レイのガレージキットの情報が目当てで、買って箱ごと観賞用に飾るだけだった。それでもナチスドイツの戦車や飛行機の模型写真に思わず見とれる時があった。思想的にはぼくはベタなサヨクだが、その「思想」に反して、兵器のデザインを「美しい」と思うことがある。ぼくと比較するのはあまりに不遜だが、宮崎駿もその左派的発言とミリタリーマニアぶりの解離はよく知られている。若き日の宮崎がミリタ

    兵器への偏愛が生んだ一編の批評|ちくま新書|大塚 英志|webちくま
    aramaaaa
    aramaaaa 2023/07/26
    B29はアメリカの博物館で見た事があるのだが、今の旅客機を見慣れていると、意外に小さいなというのが感想。剥き出しのジュラルミンが機能美という印象を与えるのかも。
  • 【第105回】百田尚樹『日本国紀』をどう読むか|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま

    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」2019年1月号より転載。 11月に発売された百田尚樹『日国紀』が話題である。 〈当代一のストーリーテラーが、平成最後の年に送り出す、日通史の決定版!〉という麗々しいキャッチコピー。おまけに書店という書店には、もっか、このが山積みだ。 となれば、読むっきゃないでしょう。なにしろ著者は安倍晋三応援団にして、『永遠の0』(2006年)や『海賊とよばれた男』(2012年)で知られるベストセラー作家。なおかつ「沖縄の二つの新聞社は潰さなあかん」(2015年6月25日。自民党の勉強会「文化芸術懇話会」での発言)とか、「朝日新聞は日の敵だが、そんな売国新聞を支えている朝日

    【第105回】百田尚樹『日本国紀』をどう読むか|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま
    aramaaaa
    aramaaaa 2019/01/31
    読者は歴史観や正確性など気にしてないからこう言う指摘は無駄という人もいるが、コピペでも剽窃でも気にしてないんだからそういう意味では同じ。いい話ならOKというか「日本人の自尊心」を慰撫する事が目的だから。
  • 第2回「こいつの足くさいから洗ってんねんー!」|何言うてんねん|Aマッソ 加納|webちくま

    兄ちゃんがいる。二つ上の、調子がいいことだけが取り柄のヘラヘラした人間である。親父は事あるごとに「あいつには芯があらへん」と、なぜか嬉しそうに言っていた。嬉しそうなのがいつも腑に落ちなかった。 小・中学はサッカーでキック&シュート、高校はバンドでロック&ロール。大学へ入ると同時にバーでバイトを始め、シェイカーを振る音が青年期の訪れを告げるファンファーレとなった。「なんか楽しそうモテそうカッコ良さそう教」信者の兄ちゃんは、お酒をエンジンにして遊びも女も好奇心の赴くままに満喫し、その後当然のようにバイト先に就職した。今は結婚して3児の父となり、私の元にはバカ甥が屈託のない笑顔でウンコの唄を歌っている動画が送られてくる。 確かに、シャーペンほどの芯すらない。どうやって立っているのかも不思議だ。こうなってくると、あれほど芯がない男を支えてそれらしく見せている背骨にも罪があるような気がしてくる。 彼

    第2回「こいつの足くさいから洗ってんねんー!」|何言うてんねん|Aマッソ 加納|webちくま
    aramaaaa
    aramaaaa 2018/06/27
    いやすごい。なにこの文章、天才かよ。
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