勉強とはつらいものという「間違った刷りこみ」 現在の義務教育では、本質的な学びを得ることはできないと思っている。教える側の先生に、学びとは何か? を理解している人が、あまりにも少ないからだ。 本来、学びとは楽しいものだ。人は、知らないことを知っていくプロセスを気持ちよく感じ、知的欲求を持ち続け、成長を重ねていくようにできている。 けれど教える側の学校の先生は、総じて教え方が下手だ。楽しいはずの勉強を、しゃべりの下手くそな授業で、わざわざ覚えづらいように教える。「よい将来のために勉強しなくてはいけないのだ」と、勉強とはつらいものという、間違った刷りこみにも、なぜだか熱心だ。 学校の勉強がつまらないのは、当然でもある。先生たちに課せられた課題は、反抗心や組織から外れようとする「出る杭」を打ち、平均的に優秀な「オールB」人材を養成することだ。子どもたちの伸びやかで、個性に応じた才能を伸ばしていこ