過去3年で4名のJリーガーを輩出した、興國高校サッカー部。サッカーサービスのトレーニングメソッドに加え、オリジナルのドリブル練習に取り組むことで、選手たちが成長。年代別の日本代表に選ばれる選手が続々と出てくるなど、注目のチームだ。 内野智章監督によると、「プロだけでなく、大学サッカーでも、1年生で試合に出ている選手が増えてきた」という。大学で即戦力としてプレーできる理由、トレーニングの方針などについて聞いた。(取材・文 鈴木智之) <<なぜ、全国経験のないサッカー部から毎年Jリーガーが輩出されるのか? ■カテゴリーが上がっても即戦力としてプレーできる選手の育て方 ――大学でも、1年生のときから即戦力としてプレーする選手が増えてきたそうですが、その理由はなんだと思いますか? サッカーサービスのメソッドでトレーニングをしているので、“ボールを止めて、蹴る”という面はもちろんですが、サッカーを理