ことし、長野市の善光寺で行われた「御開帳」の長野県内への経済効果は1137億円余りで、前回よりも15%近く増えたという試算がまとまりました。 民間のシンクタンク、長野経済研究所では参拝者を対象にしたアンケートを基に今回の御開帳の経済効果をまとめ、3日発表しました。 それによりますと、宿泊や飲食などの長野県内への経済波及効果は1137億円余りで、前回と比べおよそ153億円、率にして15.5%増えました。 増えた理由については、北陸新幹線の金沢開業で北陸からの参拝者が増えたことや、御開帳のシンボルである「回向柱」を今回から午後9時までライトアップする取り組みを始めたことで、長野市内に宿泊する参拝者が増えたことなどが背景にあると分析しています。 経済団体や観光関係者などで作る善光寺御開帳奉賛会の北村正博会長は「この経済効果をひとときのもので終わらせることがないよう、再び長野市や信州への誘客を強化