日本代表MF山田直輝(18)=浦和=が1日、右臀部の軽い肉離れのため一時離脱し、W杯アジア最終予選・ウズベキスタン戦遠征の帯同を取りやめた。30日の練習でシュートを放った際に痛め、この日、埼玉県内の病院で全治1〜2週間と診断された。10日のカタール戦(日産ス)に向け、7日の再合流を目指す。 最年少18歳の童顔に無念の色が浮かぶ。前夜のベルギー戦後に岡田監督から一時離脱を命じられた山田は、「移動を考えると、治療に専念した方がいい。ウズベク戦でW杯出場が決まれば、次は若手にチャンスがある」と自らを納得させた。 過去にも、W杯を巡って離脱や落選の悲劇は起きた。三浦知良(現横浜FC)は98年フランス大会で代表落選後、「魂はフランスに置いてきた」と名言を残した。当時の経緯を知る山田は「(気持ちは)分かります。ボクはそういう感じの人ではないですが…」。まだキザなセリフは吐けないものの、「キング」の心境