最近注目を集めている生活に「二地域居住」があります。これは、二つの地域に生活拠点を設けるもので、主に都会の住居と農村とを行き来する生活となります。こういった生活スタイルは、2030年には1千万人を超えると国土交通省も予想しています。 同省では、「二地域居住」には4つの意義があるといいます。 1.都市住民は、「こころの時代」の多様なライフスタイルを農山漁村で創造することが可能。 2.都市生活では難しかったプライベートな書斎やアトリエ、音楽演奏室等の所有が実現。 3.農山漁村の側でも、一定規模の消費需要、住宅需要等を創出、地域コミュニティ活動や地域文化活動等の新たな担い手の増加。 4.様々なケア等の生活面や震災等の災害に対するセーフティ・ネット(安全網)の役割。 二地域居住を行うことで、都会での生活で失われつつある"つながり""ゆとり""安心""時間"を、田舎の生活で得ることができるのです。