アボルハサン・バニーサドル(ペルシア語: ابوالحسن بنیصدر Abolhassan Banisadr、1933年3月22日 - 2021年10月9日)は、イラン革命後のイランの初代大統領である。なお大統領職は革命後に現在のイラン・イスラム共和国となって初めて設置された。在任当時、日本のマスコミではバニサドルと表記・呼称された。 経歴[編集] 反政府運動家[編集] 1960年代前半、バニーサドルは反体制運動に参加し、二度投獄された。1963年の暴動の際、負傷。その後、ムジャヒディン・ハルクのメンバーとフランスへ飛び、亡命中だったホメイニーと会って、パフラヴィー朝に対する抵抗組織に加わる。 大統領[編集] 1979年2月にホメイニーと共に帰国。経済学者だった彼は暫定蔵相・暫定外相に就任。その後、正式に蔵相に就任する。翌1980年の総選挙で、リベラリストや女性の支持を多く集め、