私は京大生である。 大学4年間の下宿が許される家計に恵まれ、勉強意欲の高い同級生に刺激を受け、自分自身もそれなりにがんばって勉強した結果として京大に入ることができた。 この結果は、家庭環境とか学校の環境に恵まれていたからこその結果であって、自分自身の能力だけが合格の理由ではない。 というか、京大生でもけっこうアンポンタンな人はいるし、私がその一人ではないと断言することもできない。 ものすごく記憶力がいいとか、情報処理速度が速いとか、飲み込みが早い人なんてほんの一握りである。受験勉強がちょっと得意だっただけ、という人が大半で、京大生はなんでもできるスーパーマンではない。 にもかかわらず、世間の皆様方から「京大生なんだからこのくらいできるでしょ」というよくわからないステレオタイプを押し付けられ、京大生の多くが辟易している。 この、「京大生でしょ」ハラスメントは場所を選ばないが、やはり一番多いの