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ニュートリノ全体像が判明、宇宙誕生の謎に迫る : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
素粒子ニュートリノの種類が変化する「ニュートリノ振動」という現象のうち、これまで唯一発見されてい... 素粒子ニュートリノの種類が変化する「ニュートリノ振動」という現象のうち、これまで唯一発見されていなかったパターンの振動を発見したと、米中などの国際研究チームが8日、発表した。 今回の発見によって、ニュートリノ振動の全体像が判明した。 この振動の存在は日本の高エネルギー加速器研究機構などが昨年6月、世界で初めて99・3%の確率でとらえていたが、今回の実験では発見と言える確率で確認できた。分析をさらに進めることで、宇宙誕生直後には同数あった物質と反物質が現在では物質だけになった「CP対称性の破れ」という謎の現象を解明できる可能性があるという。 ニュートリノには電子型、ミュー型、タウ型の3種類があり、飛行中に別の種類に変化する「振動」と呼ばれる現象を起こす。その変化の仕方には3種類のパターンがあるが、うち1種類だけが発見されていなかった。 研究チームは、中国南部にある大亜湾原子力発電所から数百メ
2012/03/09 リンク