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グーグルは5月9日(現地時間)、デスクトップ版「Google Chrome」をアップデートした。重大なゼロデイ脆弱性の発見に伴う対処で、Windows、macOS、Linux版が対象となる。 Visualsコンポーネントに起因する脆弱性で、攻撃者は相手のPCからデータを盗んだり、深刻なダメージを与えることができるという。重大度(危険性)のランクは上から2番目の「高」。グーグルでは、すでに本脆弱性の悪用を確認している。 対策済みのバージョンはWindowsおよびmacOS版が「124.0.6367.201/.202」、Linux版が「124.0.6367.201」以降となる。Chromeを起動していれば今後数日から数週間以内にアップデートが自動適用されるが、ブラウザーの設定から「このChromeについて」を選択することで、手動で最新版に更新することも可能だ。
FireWire、i.Link、DV、Lynxといろいろな呼び名があるのがIEEE 1394。IEEEで標準化がなされているので本稿ではIEEE 1394で通すが、AppleはFireWire、ソニーはi.Link、TIはLynxという名称を使っており、また一般にはDV端子と呼ばれることも多かったが、中身は「原則として」一緒である(多少例外はあり:後述)。 SCSIよりも美しいI/Fを求め Appleが立ち上げたIEEE 1394 IEEE 1394の規格をそもそも立ち上げようとしたのはApple Computerで、1986年のことである。1986年といえばMacintosh Plusが出たばかりの頃で、外部ストレージはSCSIを利用していたが、Apple的にはSCSIが美しくなかったのだろう。具体的には太いケーブル(なにしろ8bitのパラレルバスである)やPlug&Playの欠如、5M
NTTは、2024年5月13日、ハイブリッドワークおける「社会規範」とウェルビーイングの関係性に関する日米比較の調査分析を発表した。 社会規範とは「こうあるべきだ」という“暗黙の了解”のこと。例えば、「コロナ禍では外出時にマスクをつけなければいけない」「働く中では有給休暇取得に上司に説明しなければならない」といった、集団において期待される振る舞いのことを指す。ハイブリッドワークにおいては、いつ、どこで働くべきかという行動基準となる。 同調査では、通説的には「従わなければならない社会規範が多い」とされる日本人が、明確に働き方を指示されることをネガティブに捉える傾向があるといった結果が得られている。 ハイブリッドワークの新しい常識を探るための調査に着手 今回の研究の背景について、NTTの社会情報研究所 研究員である赤堀渉氏は、「コロナ禍が収束するにつれ、オフィスワークとリモートワークを組み合わ
東京工業大学、東北大学、名古屋大学、理化学研究所、富士通、サイバーエージェントおよびKotoba Technologiesからなる共同研究チームは、2024年5月10日、スーパーコンピューター「富岳」を用いて学習した、日本語能力に優れた大規模言語モデル(LLM)「Fugaku-LLM」を公開した。 Fugaku-LLMは、富岳で効率的にLLM学習するための研究成果として開発され、日本語を中心とした独自データで学習させた、130億パラメーターのLLM。開発者・研究者向けにGitHubでソースコードが、Hugging Faceでモデルが公開され、ライセンス内においては、商業および研究目的でも利用できる。 共同研究の全体統括を担った東京工業大学の学術国際情報センター 教授である横田理央氏は「海外製のGPUに頼らずに、国産のハードウェアで、さらに国産のモデルを一から開発した、純粋な国産LLMはFu
筆者の環境で、LM StudioでCommand R+を動作させている様子。会話相手は自作キャラクターの「明日来子(あすきこ)さん」 PCローカル環境で動作する大規模言語モデル(LLM)「Command R+」を使っていますが、相当優秀ですね。体感ではChatGPT(GPT-4)と変わらないレベル。さらに、ChatGPTが回答を拒絶するような会話もできてしまいます。これが体験できるようになったのは、LM Studioに代表されるローカルLLMを動かすためのアプリ環境が整ってきたためです。今年に入り、Command R+を始めとしたローカルLLMが高性能化してきたことと並行し、手軽に使える派生モデルも増えはじめ、一気にあわただしくなってきました。 導入が難しかったローカルLLM、「LM Studio」で簡単に Command R+を試すのに使っているのが、LLMの主要モデルを実行するための統
Google I/Oに先がける形で、Pixelシリーズの廉価モデル「Google Pixel 8a」が発表。5月14日に発売される。本記事では上位モデルの「Pixel 8」や、Pixel Aシリーズの過去モデル「Pixel 7a」「Pixel 6a」とスペック面での比較を中心に見ていこう。 SoC以外のハードウェアでのPixel7aからの進化点は少なめ ただし、上位機譲りの強力AI周りが非常に魅力的 というわけでPixel 8aだが、7aと比較した場合、SoCが最新のTensor G3になった以外、ハードウェア的な進化点は実は少なめだ。ディスプレー(6.1型有機EL、1080×2400)のリフレッシュレートが最大120Hzになったほか(Pixel 7aは最大90Hz)、カラバリ以外で大きな違いはない。カメラについても、メインは1/1.73型の6400万画素とセンサーサイズと画素数に変化無し
Windowsでは、文字コードに「ユニコード」を使う。Windowsに搭載されているフォントはさまざまあるが、ユニコード文字を表示できるように、多数の文字の形が組み込まれている。 今回は、Windowsでユニコードを“見る”方法について解説する。なお、WindowsではUTF-16LEエンコードをUnicodeと表記する。ここでは、エンコードと混同されないために、文字仕様のUnicodeは「ユニコード」とカナ書きすることにする。 GUIアプリでユニコードを使う ユニコード文字は多数ある。それぞれの文字に割り当てられた文字コードをユニコードでは「コードポイント」と呼ぶ。コードポイントは、「U+」の後ろに16進数4桁または6桁で指定するのが正式な表記方法だ。たとえば、「漢」は「U+6F22」となる。ユニコード関連の文書やもちろん、インターネット内のウェブページでも同様の表記をすることが多い。
携帯電話のSMSを使った認証を、なりすましで不正に突破される例が問題視されている。手口としてはスマートフォンやケータイを物理的に盗んだり、他人がなりすまして不正にMNPする例が従来は見られたが、最近ではeSIMの再発行という手法も出てきた。そこで主要4キャリアについてeSIMの再発行が簡単かどうか、あらためてeSIMは不安視すべきものかどうか調べた。 そもそも不正なeSIM再発行をされると何が起こるのか? eSIM再発行とは、端末間で物理的なSIMカードを差し替えることに相当する行為だ。特にeSIMでは、物理SIMでは必要だった発送や受け取りが不要。たとえばネットで新規加入の手続きをすれば、SIMの到着を待つことなく、すぐに使うことができる。 手軽でスピーディーな反面、誰かが不正にeSIM再発行の手続きをして、別の端末でeSIMを受信してアクティベーションしてしまえば、どこかの誰かのスマー
今回は中国のFIIO Electronics(フィーオ)が発売した、レトロでスタイリッシュなデザインのポータブルカセットプレーヤー「CP13」の実機レポートをお届けします。 カセットテープをいい音で聴きたいファンのためのプレーヤー 筆者は小学生だった1980年代後半ごろに、邦楽歌謡曲の魅力に取りつかれました。当時は自分用のCDプレーヤーを持っていなかったので、おこづかいを貯めて買う音楽作品はもっぱらカセットテープでした。 現在も数は多くないものの、カセットテープで新しくリリースされている作品があるようです。レコードショップの棚を意識してみるとK-POPのアーティストが新作の限定版をカセットテープでも販売していたり、邦楽の復刻版にもカセットテープのタイトルが見つかります。筆者は去年アニメのサントラを買ったら、アルバムの中から1曲をピックアップして収録したカセットテープが特典として付いてきまし
ビューカードは5月9日より順次、JRE BANKサービス開始に合わせて、駅のATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」のサインパネルを新デザインに変更している。 ビューアルッテは、山手線をはじめとする、JR東日本の駅を中心に設置されているATM。ゆうちょ・銀行・信金・信組・ろうきんの預貯金が引き出しや、ビューカードやJRE POINTによるSuicaへのチャージ、ビューカードの各種設定変更などのサービスを利用できる。初電から終電まで年中無休で利用可能。 新デザインは、ビューアルッテの機能をシンプルに表現し、利用者が一目で分かりやすい。 ビューアルッテの主なサービス ■預貯金引出(ATM) ビューアルッテは、ほぼ全ての金融機関のキャッシュカードが利用できる。手数料が優遇される金融機関は以下のとおり。 JRE BANK ※楽天銀行 JRE はやぶさ/とき/こまち支店 上限回数なく無制限で
Stability.AIは5月10日、同社の画像生成AI製品「Stable Diffusion 3」や「Stable Video Diffusion」などを、競合サービス「Midjourney」のように「Discord」上で利用することができるサブスクリプションサービス「Stable Artisan」の運用を開始した。 豊富な編集ツールも用意 これまで同社の画像生成AI「Stable Diffusion」シリーズは、ローカル環境にダウンロードして利用するのが主流(APIもあり)だったため、高性能のグラフィックボードが必要になるなど利用のハードルが他社サービスと比べて少し高かった。 今回発表されたStable Artisanに加入すれば、コミュニケーションプラットフォームDiscordを利用して、誰でもすぐに画像生成を楽しむことができるようになる。特に、これまでAPI経由でしか利用できなかっ
家庭のルーターはサイバー犯罪者の標的になる スマートフォンやPCを使うとき、オンラインで利用しないというケースはめずらしいだろう。インターネットにつなぐのは当たり前の時代、ルーターを保有している家庭も多いはずだ。 しかし、セキュリティ意識が必ずしも高くない環境で利用されている家庭用ルーターは、悪意のある人間にとっては標的にしやすいもの。第三者にルーターを不正利用され、踏み台にされてしまうサイバー犯罪もあることに注意が必要だ。 総務省、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、一般社団法人ICT-ISACが運営する、IoT機器のセキュリティ対策向上プロジェクト「NOTICE」(National Operation Towards IoT Clean Environment)をご存知だろうか。 NOTICEでは、家庭のルーターやネットワークカメラなどIoT機器の安全啓発のための動画を、Yo
15歳で現役高校生の開発者「Holy-fox/子狐」氏は5月9日、パラメーター数7Bクラスとしては日本語能力が最強となる大規模言語モデル(LLM)「ArrowPro-7B-KUJIRA」を公開した。 「AITuberの魂」になることを想定 7Bにおいて日本語能力最強のモデル、ArrowPro-7B-KUJIRAができました。Elyza-task100においては約3.8をマークしています!AItuber用途を主眼において設計されています(それ以外もできるよ!) https://t.co/kiywdI5YCs — Holy-fox/子狐 (@Holy_fox_LLM) May 9, 2024 同モデルはMistral系のオープンソースLLM「NTQAI/chatntq-ja-7b-v1.0」をベースに、AITuber(生成AIを使ったバーチャルYouTuber)やAIアシスタントでの利用を想定
神戸市は、2024年4月30日、全国の人口分布や移動、就業状況などのオープンデータを公開するダッシュボード「神戸データラボ」にて、新たに国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の「日本の地域別将来推計人口(2023年推計)」と、総務省の「住民基本台帳人口移動報告」に基づくデータを追加した。これにより、計8種類のオープンデータが利用可能になった。 神戸市のデジタル監(最高デジタル責任者)である正木祐輔氏は、「神戸データラボには、1日平均500件のアクセスがあり、政令指定都市をはじめとした全国の自治体が政策議論に活用しているケースや、民間企業、個人での利用も増えている」と述べる。 Tableauで直観的に分析可能な「神戸データラボ」に2種のオープンデータが追加 神戸市では、市職員が利用できる「神戸データラウンジ」を庁内で公開しており、約90種類のオープンデータを用意している。神戸データラボは、神
Stability AIは5月9日、日本語大規模言語モデル「Japanese Stable LM 2 1.6B(JSLM2 1.6B)」をリリースした。モデルサイズを16億パラメータと軽量化することで必要なハードウェアを小規模に抑えることが可能だという。 スピードと性能を両立した軽量モデル 🎉日本語特化の言語モデル「Japanese Stable LM 2 1.6B」をリリースしました🎉 Japanese Stable LM 2 1.6B(JSLM2 1.6B)は16億パラメータで学習した日本語の小型言語モデルです。 こちらのモデルはStability AI メンバーシップにご加入いただくことで商用利用が可能です。 詳細はこちら💁♀️… pic.twitter.com/b35t2Il4lm — Stability AI Japan (@StabilityAI_JP) May 9,
iPhoneで横向きの写真を撮ると、撮影後に向きが縦に変わっていることがある。写真アプリの編集機能で1枚ずつ向きを変えることもできるが、枚数が多くなるとさすがに面倒。そんな悩みを解決してくれるアプリが「くるりAI」だ。 AIで写真の向きを自動修正 くるりAIは新野ユキ(@yuki_arano)氏が開発したiOS/iPadOSアプリ。AIで写真の正しい向きを判定し、修正する点が特徴だ。 AIが写真の向きを自動で直すアプリ「くるりAI」ようやくリリースできました!!! カメラロールにある写真の向きを一括で直してくれるので、写真整理が捗ります!!! https://t.co/MWWmgU9fIOpic.twitter.com/EFJ3pvzsvC — 新野ユキ (@yuki_arano) May 8, 2024 使い方は至ってシンプル。起動すると端末内の写真が読み込まれるので、向きを変えたい写真
画像生成AI関連の著名な開発者、lllyasviel(イリヤスフィール)氏が5月7日、生成AI画像の照明を自在に操作できるツール「IC-Light(Imposing Consistent Light)」を公開した。 2種類のモデルを公開 IC-Lightは画像の照明を操作するプロジェクト。前景画像(人物やオブジェクトなど)を入力し、プロンプトにテキストや背景画像を指定するだけで、まるで別の環境で撮影したかのような画像を得ることができるという。 現在、「テキスト条件付きリライティングモデル(text-conditioned relighting model)」と「背景条件付きモデル(background-conditioned model)」の2種類がGitHubで公開されており自由に試すことができる。 なお、作者のlllyasviel氏は「Stable Diffusion」のWebUIであ
アップルは2024年5月7日、オンラインイベントを開催。M4チップを載せたiPad Pro、さらに13インチと11インチという2モデル展開のiPad Airを発表した。アメリカを除くメディアはロンドンにあるアップルオフィスに集められ、オンラインイベントを視聴しつつ、新製品のタッチアンドトライや関係者の取材をする機会を得た。実際にiPad Proをじっくりと触ることができた。筆者は今回、型落ちモデルとなった12.9インチiPad Pro(第6世代)を所有しているが、正直言って、新製品が欲しくてたまらなくなっている。 新型「iPad Pro」軽さと薄さに驚き まず、新製品を触ってビックリしたのが軽さと薄さだ。第6世代と比べて102g、厚さも1.3mm、薄くなっている。 実際に持ってみるとその差は歴然。普段、12.9インチiPad Pro(第6世代)を持ち歩いて結構「重たい」と感じ、持ち歩く機会
東武鉄道は4月30日、「東武グループ中期経営計画 2024~2027」を公表。現行の磁気乗車券を全廃し、QRコードを使った乗車券に切り替える方針を明らかにした。 紙にQRコードを印字した乗車券へ移行か? 磁気乗車券の廃止は、デジタル技術を活用した持続的な運行体制の確立を目的としたもの。QR乗車券の具体的な仕様は不明だが、スマホアプリなどへの完全移行は難しいことから、紙の切符にQRコードを印字し、改札機で読み取るタイプを採用するとみられる。 大手私鉄で磁気乗車券の全廃とQR乗車券への置き換えを表明するのは、東武鉄道が初めて。大手以外では沖縄都市モノレール(ゆいレール)のように、磁気乗車券からQR乗車券へ切り替え済みの事業者も存在する。 コストダウンがQR乗車券最大のメリット 2024年現在、多くの鉄道事業者で使われている紙の切符は、裏面(黒や茶色の部分)に有効区間などの情報を磁気で記録してい
日本IBMは、2024年4月26日、AI・データプラットフォームである「IBM watsonx」の主要コンポーネントのひとつである「watsonx.data」に関する勉強会を開催した。 watsonx.dataは、AIとデータ活用を促進するためのデータプラットフォームであり、2023年7月からソフトウェア、およびAWS、IBM Cloudのマネージドサービスとして展開されている。同製品は、大きく別けて2つの顔を持つ。 ひとつは、“データストア”としての側面である。情報系インフラにおいて切っても切れない、コストとパフォーマンスの課題を解決するレイクハウス・アーキテクチャーで構築されていることが、watsonx.dataの価値だという。 もうひとつが、AIを活用するための、AIが組み込まれた“AIデータベース”としての側面だ。生成AIのアウトプットにおける信頼性を担保する「ベクトルデータベース
ロンドンのBattersea地区でイベント開催 アップルがイギリス・ロンドンのBattersea地区で、スペシャル・イベントを開催。最新のiPad Air/iPad ProとApple Pencil Proを発表しました。iPad Proシリーズは従来と同じ11インチと13インチの2サイズ展開。最新のApple M4チップを、アップルのどのデバイスよりも早く搭載しました。iPad Airには初めて大きな13インチのモデルが登場です。 会場で実機を体験しました。iPad Proは大きな13インチのモデルが5.1mm、11インチが5.3mmとさらに薄くなりました。筆者は12.9インチのiPad Proをずっと使ってきましたが、13インチのiPad Proの圧倒的な薄さは手にとってすぐに実感できるレベルです。 iPad Proのディスプレイは、iPadシリーズ初の有機EL仕様。iPad Proの
任天堂は2024年5月7日、同社のゲーム機「Nintendo Switch」の後継機種についての新たな発表をする予定だとXで明かした。発表は古川俊太郎社長によるもので、Nintendo Switchが初めて公表されてから約9年ぶりの更新となる。 古川氏によると、新しい機種に関する詳細なアナウンスは今期中の予定とのこと。ただし、6月に予定されているNintendo Directでは2024年後半のNintendo Switchのソフトラインナップが中心となり、新機種については取り扱われないことが強調された。 社長の古川です。2015年3月にNintendo Switchの存在を公表して以来9年ぶりにSwitchの後継機種に関するアナウンスを今期中に行います。また、2024年後半のSwitchソフトラインナップをお知らせするNintendo Directを6月に実施しますが、そこでは後継機種を
米BroadcomがVMwareを買収し、製品ライセンスの大幅な変更(永久ライセンスの廃止とサブスクリプションモデルへの移行)、製品パッケージの変更、チャネルパートナープログラムの変更などを相次いで行ったことで、市場には大きな動揺が広がっている。場合によってはライセンスコストの大幅増になることから、VMwareの顧客企業やSIerでは、VMware環境からの“脱却”方法や移行先を模索する動きが出ている。 これを好機ととらえるのが、他の仮想化ハイパーバイザやHCI(ハイパーコンバージドインフラ)を提供するベンダーだ。今回はNutanix CEOのラジブ・ラマスワミ氏、ニュータニックス・ジャパン社長の金古毅氏に、VMware買収による影響と今後の戦略、そしてその先に求められるITインフラのモダナイゼーションの動向を聞いた。 Nutanix プレジデント兼CEOのラジブ・ラマスワミ(Rajiv
今や毎週のように楽天関連のことを書いているように思いますが、偏って書いているわけではなく、とにかく楽天の猛攻が凄まじい。「楽天市場」に「楽天ペイ」、そして5月6日時点では「ヴィッセル神戸」もJ1で2位。この勢いの中、「楽天モバイル」がなんと実質480円(税抜き)になるプログラムを発表。それぞれのプログラムで月額料金はいくらになるのか? すべて書きました。そして「楽天モバイルが1年以上実質無料、爆裂お得なキャンペーン なんと再契約者も対象です」で紹介した三木谷会長からの招待状に少し変化がありましたのでそちらも合わせてご紹介します。さらに、5月7日の23時にはAppleの発表会があり、そこで新型iPadが発表されるとのうわさも。これも含めて「楽天モバイル」に全ベットするのもありかもです(ちなみに楽天イーグルスは5位です涙)。 「最強家族」+「最強こども」が最強オブ最強 他のMNO事業者と違い「
動画生成AIの研究「Open Sora」から派生した「MagicTime」の技術で生成した桜の開花の動画の一部(筆者作成) 2024年1月にOpenAIが発表した動画生成AI「Sora」はインパクトがありましたが、DeepMindが開発したフレームごとの動画をブロック状にデータとして出す方式「時空間パッチ(Space-Time Patch)」という方式を使ったのではないかと推測されていました(「動画生成AIの常識を破壊した OpenAI「Sora」の衝撃」参照)。発表された技術レポートの情報を合わせて、推測する方式をまねれば、同様のことができるのではないかということで、新しい動画生成AIの研究が進んでいます。 OpenAI「Sora」まねた研究が続々 その代表例が、3月リリースされた「Open Sora」というプロジェクト。中心として進めているのは、中国系のAIスタートアップのHPC-AI
初期のPCでは必須だったのに、今では存在しないコネクターとI/Fの代表例がキーボードで、これにマウスが続く格好だろうか。もっともこれアーキテクチャーによっていろいろ違うのだが、今回はIBM-PC系列の話である(Macintoshはまた異なるし、日本のPC-98シリーズもいろいろ異なる)。 DINコネクターを採用した IBM-PC標準装備のキーボード 初代のIBM-PC(IBM Model 5150)の場合、ユーザー入力デバイスはキーボードのみだった。まだマウスはこの時点で世間的には普及していない("Mouse"と名付けられたデバイスそのものは1965年に、Douglas Engelbart博士によって発明されている)が、これがPCの世界に入ってきたのは1985年にMicrosoftが初代のMicrosoft Mouseを発売してからだったと記憶している。 というわけで最初のIBM-PCには
Windows 95/NT 4.0からあったWordPadがついに廃止 Windowsの標準アプリとして長らく含まれていた「WordPad」が廃止になる。今秋のWindows 11 Ver.24H2から同梱されなくなるようだ。これにより、Windows単体では、RTF形式のファイルを編集できなくなる。 といっても多くの人は、RTFファイルなんか使ってないだろう。まあ、Microsoftの考えも理解できないわけではない。ユーザーが少ないプログラムのメンテナンスをいつまでも続けたくないのだ。 すでに時計やカレンダーのプログラムがなくなり、電卓はオープンソースになった。Windowsに付属する「アプリケーション」と呼べるプログラムは段々と減っている。もっともWindows 1.0xの頃は、サードパーティアプリケーションがまったくなかったため、必要なものであった。 WordPadの廃止に関しては、
Stable Diffusionを代表とする画像生成AIにおいて、生成スピードを上げるにはより強力なGPUが必要だ。GeForceならRTX 4090のような最強のGPUが使えればいいが、誰もが手にできる価格とは言い難い。 となればビデオカードを複数枚使用してStable Diffusionの生成スピードが向上しないだろうか? と考えるのは自然な流れだが、今のStable Diffusionは複数のGPUを協調させて処理する機能は搭載されていない。 しかし、Stable Diffusion(とAutomatic 1111)をGPUごとに紐付けて起動することで、ビデオカードの数だけ並行して作業を進めることができる。玄人志向の製品紹介ページには、まさにそういった記述が存在する。 玄人志向公式サイトの製品紹介ページには、複数のビデオカードを使うとStable Diffusionの生成速度がほぼ倍
記者が広報・PR会社を練り歩く記者キャラバンを久しぶりに再開した。久しぶりに対面でのミーティングを再開することで、果たして対面での価値を再認識できるのだろうか?原宿から渋谷、目黒を渡り歩いた4月前半の記者キャラバンの模様をレポートしていきたい。 オンライン全盛のコロナ禍を経て、記者キャラバンが改めて必要な理由 記者キャラバンは記者である私が都内にある広報・PR会社を練り歩くという企画(関連記事:記者が広報・PR会社のもとに出向くキャラバンやってみた)。広報・PR会社がメディアを訪問する「広報キャラバン」の逆のコンセプトでコロナ禍以前から実施している。(おじさんらしく)Facebookで情報提供したい広報・PR会社の担当者を募り、日時を決めて訪問。1訪問で最低でも1時間を確保し、都内の会社を1日5~6件程度回る。数回のキャラバンでは、情報交換にとどまらず、そのまま記事にしたことも数件ある。
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