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AIグラフィックデザインスタートアップのRecraftは10月30日、最新の画像生成モデル「Recraft V3」を発表した。画像の品質が業界最高水準を達成したことで、業界内で話題となっている。 Recraft V3は、Hugging Faceが主催する業界標準のベンチマークテスト(TEXT TO IMAGE MODEL LEADERBOARD)でELOレーティング1172点を記録し、MidjourneyやBlack Forest Labsなど主要企業のモデルを上回り首位に立った。 Recraft V3の特徴は、長文のテキストを画像として生成する機能を備えること。従来の画像生成AIは1〜2語程度の短いテキストしか扱えなかったが、Recraft V3では複雑な文章を画像に組み込める。 解剖学的な正確さも特徴の1つだ。AI画像で頻繁に指摘される指や手足の数、体の比率が適切で、背景オブジェクトと
“ゲーム実況”の配信プラットフォームとして知られるTwitch(トゥイッチ)。ただし、世界でおよそ700万人いるストリーマー(配信者)はゲーマーだけではない。雑談からIRL(In Real Life、現実の日常生活のこと)、DJや音楽演奏、お絵かき(イラスト制作)やコーディング(プログラミング)まで、ありとあらゆることがTwitchでライブ配信されている。 「Twitchの中心にはストリーマーがいる」と語るTwitchのプロダクト担当幹部のジェレミー・フォレスター氏に、最近の“配信トレンド”から、幅広いカテゴリのストリーマーを盛り上げるための取り組み、そして「TwitchCon San Diego」で発表された最新機能などを聞いた。
行政機関のガバメントクラウドへの移行状況がAWSの発表会で明らかになった。(関連記事:移行期限迫るガバクラ、自治体・支援事業者の現状は? 300の自治体で利用されるAWSの場合)。名古屋市が「単独利用方式」を選択した背景やベンダーである日立システムズの支援体制など興味深いトピックが多かったが、注目したいのはやはりガバクラにおけるAWSのシェアの高さだ。検証事業で採択されている早期移行団体463団体のうち、300を超える自治体がAWSを採択しているという。これはもはや「一人勝ち」とも言ってよい状況だ。 なぜAWSなのか? 発表会に登壇した日立システムズはAWS採用の理由について「ドキュメントの充実」と「IaC(Infrastructure as Code)による作業の自動化」を挙げている。先日、JAWS FESTAで聞いた東広島市の講演でも、ガバクラへの移行を阻む課題の1つとしてエンジニア不
アップルは10月30日(日本時間)、M4チップを搭載した新しい「Mac mini」を発表した。14年ぶりにデザインが一新された筐体は、WindowsのミニPCのような手のひらサイズとなった一方、電源ボタンの位置変更がSNS(X)上で賛否を呼んでいる。 底面の電源ボタンに戸惑いの声 これまでのMac miniは電源ボタンを本体側面に搭載していたが、今回発表されたMac mini(M4)では、本体底面の端に電源ボタンが移動した。本体を横置きにする通常の置き方では、ユーザーの視線に入りづらい位置だ。 今回の変更を受け、Xでは多くのユーザーが反応。「他の端子の配置は好みだが、電源ボタンの位置で台無し」「一般的な置き方を想定すると、電源ボタンを押せないのでは?」といった否定的な意見がみられる一方、「指で本体を挟む形で電源ボタンを押せば、従来型より押しやすい」など肯定的な意見もあった。 MacBook
アップルは、Mac miniシリーズを刷新。CPUにM4/M4 Proを搭載するとともに、12.7cm四方と大幅に小さくなって新登場した! ■2010年以降採用され続けてきたMac miniのデザインが一新 底面積は従来モデルの40%強という小ささ! デスクトップのMacでは長らく最小のモデルとして位置づけられてきたMac mini。2010年に電源内蔵タイプになってからは、縦横は19.7cm四方のサイズでリリースされ続けてきたが、ついに筐体から一新された。 新Mac miniのサイズは、約12.7×12.7×5cm。フットプリントは約40%強になりつつ、厚みは若干アップ。ちなみにApple TV 4Kは0.93×0.93×3.1cmなので、それよりは大きいが、感覚的には近いサイズとなっている。
ガートナージャパンが、2024年10月28日から30日まで「Gartner IT Symposium/Xpo 2024」を開催している。初日の記者説明会では、同社のバイス プレジデント アナリストである池田武史氏が登壇し、今後注目すべきテクノロジーを選出する「戦略的テクノロジのトップ・トレンド」の2025年版を解説した。 今回の全体テーマは「責任あるイノベーションで未来を形成する(Shape the Future With Responsible Innovation)」だ。ここ1年、生成AIをはじめとする新しいテクノロジーによって多くの機会がもたらされた一方で、倫理的な課題にも直面している。そのためガートナーが今回選出した技術トレンドは、「単純にテクノロジーを担ぐのではなく、“責任を持った”サービス・意思決定を担うためのテクノロジー」だと池田氏は説明する。 加えて、これらのトレンドは今後
米GitHubは、2024年10月29日(米国時間)、年次開発者カンファレンス「GitHub Universe 2024」にて、開発プラットフォームのAIネイティブ化を進めるべく、「GitHub Copilot」を中心とした大幅アップデートを発表した。 まず、OpenAIベースの開発者向けの生成AIアシスタント、GitHub Copilotのマルチモデル化が発表された。Visual Studio Code(VS Code)やGitHub.comの「GitHub Copilot Chat」で、これまでのOpenAIに加えて、AnthropicやGoogleの主要モデルを選択可能になる。現時点ではAnthropicの「Claude 3.5 Sonnet」に対応。今後数週間以内に、Googleの「Gemini 1.5 Pro」にも対応する。その後もAIモデルの選択肢を拡大予定だ。 また、自然言語
データベースの基礎技術に関する解説記事に注目が集まっている。いずれもデータコネクターを提供するCDataの記事で、1つはSQLの解説記事(関連記事:SQLはすごい ノーコードの裏にSQLあり)で、もう1つはODBCの解説記事(関連記事:ODBCドライバーとは? ODBCの仕組みからドライバーの使い方まで解説!)になる。 エンジニアではない人がこれを読んでも、おそらくちんぷんかんぷんなはず。でも、特定のエンジニアにとっては、すでに家族以上になじんでいる技術かもしれない。特にODBCの記事ははてブが同窓会状態で、「20年来の友人に久しぶりに再会した」のコメントには私も強く共感した。まさに20年以上前、Windows NTの雑誌を担当していたときは、記事を書くためにけっこう勉強したので、あのときの思い出がポロポロと蘇る。「とりあえずODBCがあればつなげられる」という安心感は何者にも代えがたかっ
10月に入ってから証券会社やクレカ積立のキャンペーンを目にする機会が多い。なぜかと考えてみますと、2025年から新NISAの金融機関を変更するには2024年10月1日から来年の9月末までに手続きをしなければならない。なおかつ10月から12月の早いうちに手続きをすれば新規の方も含めて2025年1月から新たな金融機関でクレカ積立がスタートできる。だからキャンペーンが多いのでしょう。知らんけど(わて関西人)。 この連載でも口が酸っぱくなるほど「新NISAを始めましょう」と言ったにもかかわらず、様子見をしてまだ初めてない人も多いはず。2025年こそはNISAデビューをしてもいいのではないでしょうか。そしてなんとネット証券ナンバー1である「SBI証券」ならびに「三井住友カード」がナンバー1にもかかわらずキャンペーンを打ち出してきたのです。今回は変更だけではなく新規の方も含めて、最高のキャンペーンを紹
NTTデータが、金融・公共向けのクラウド基盤サービス「OpenCanvas」のサービス拡張を目的として、オラクルの「Oracle Alloy(アロイ)」を採用すると発表した。 日本オラクルが2024年10月24日に東京で開催した「Oracle Cloud Forum」では、基調講演にNTTデータ 執行役員 テクノロジーコンサルティング事業本部長の新谷哲也氏が登壇。Oracle Alloyを採用した背景にある国内市場でのソブリンクラウドに対するニーズ変化、またグローバル展開も含めた今後のサービス拡張方針を語った。 NTTデータによる「OpenCanvas」拡張の方向性。ソブリンニーズに対応する従来のクラウドサービスに、Alloyを用いた先進的なクラウドサービスを追加する パブリッククラウド、ソブリンクラウドの双方で「ニーズの変化」 NTTデータが2017年から提供するOpenCanvasは、
動画生成サービス「Vidu」で生成した動画のスクリーンショットを、静止画にも耐えうるようi2iで加工したもの(筆者作成) 10月14日に、アドビの「Adobe Firefly Video Model」が正式発表されました。単体での動画生成ができるようになる予定ですが、まずはベータ版として、動画編集ソフト「Adobe Premier Pro」に、既存の動画に2秒間追加で動画生成をできる機能が公開されました。この夏以降も、動画生成分野は新しいサービスが次々誕生しており、活発化しています。そしてそれらの統合的な動画編集環境を巡る競争へと範囲が広がろうとしています。前回の記事に続き、動画生成AIの今後を探ります。 ※記事配信先の設定によっては図版や動画等が正しく表示されないことがあります。その場合はASCII.jpをご覧ください 「二次元の壁を超えた」バズった動画生成AIを試す 最近、動画生成AI
LINEヤフーは10月24日、LINE公式アカウントの利用に必要な「LINEビジネスID」において、第三者による不正ログインが発生したことを発表した。8月26日に発表された不正ログインとの関連性については不明。 国内外で156件のビジネスIDが被害 本件は8月27日、LINEビジネスIDのユーザーから「自身が管理するアカウントで不審なメッセージが送信された形跡がある」という旨の連絡を受け、LINEヤフーが状況を調査したことで判明。被害件数は156件(日本国内は12件)にのぼる。 同社によると、攻撃手法はログインIDとパスワードのリストを使い不正ログインを試みる「パスワードリスト攻撃」。LINEビジネスIDではログイン時に「LINEアカウント認証」と「メールアドレス+パスワードによる認証」を選択できるが、被害を受けたアカウントはいずれも後者のみ使用し、二段階認証はオフにしていたという。 今回
MacBook Airのような薄型軽量ノートパソコンは、持ち運びにはいいんだけど、本格的に使おうと思うと端子の不足を感じるんだよなぁ……。パソコンを使っているとそんな課題に直面することはあるはず。 そんな時は、ポートリプリケーターやUSBハブを接続するのがいい。市場にはそれなりの種類があるが、その中でも便利に使えそうな製品を発見。それがベースアステクノロジーズジャパンの「Mag Pro2 Qi2ワイヤレス充電器内蔵ハブ」(以下、Mag Pro2)だ。 ベースアス(Baseus)とは聞きなれないブランドかもしれないが、それもそのはず、日本に本格的に上陸するのはこれからだ。ただし、海外ではそれなりに実績を積んでいるブランドであり、Mag Pro2も、クラウドファンディングサイトMakuakeでの先行販売という形をとっている。 Mag Pro2 Qi2ワイヤレス充電器内蔵ハブとは この製品のポイ
デスクトップPCだと搭載されているネットワークアダプタは有線のイーサネットだけのことが多いが、ノートPCだとWi-Fi、さらにモバイルの通信機能があることも コンピューターにおけるネットワーク関連のトラブルは随分減った印象があるが、複雑性が解消されたわけでもない。今でもネットワークは、複雑で面倒なものの1つだろう。 今のWindowsでは「設定」→「ネットワークとインターネット」で、稼働中のネットワークインターフェース(ネットワークアダプタ)だけを単純化して見せているが、ifconfig.exeコマンドを使うと大量のネットワークアダプタが表示される。 ここには仮想環境のネットワークドライバや、Windows Updateのときに新規登録がされ、使われなくなったネットワークアダプタなどが表示されている。 今回は、ネットワークアダプタがどのように選択されるかについて解説する。インターネット接続
「Core Ultra 200Sシリーズ」のゲーミング性能を検証 2024年10月25日0時より販売が解禁されたインテル「Core Ultra 200Sシリーズ」。TSMC製造によるタイルを組み合わせた新しい構造のCPU設計、PコアからSMT(Hyper-Threading)の排除、AI処理に特化したNPU搭載など、インテルが長年堅守してきたものを捨てつつも新要素を採り入れ、心機一転スタートと言うべき新CPUである。 Core Ultra 200Sシリーズのファーストレビュー(https://ascii.jp/elem/000/004/230/4230516/)では、すでに「CINEBENCH 2024」をはじめとして消費電力やOffice/Adobe系アプリでの性能、(NPUを利用しない)AI処理における検証を実施した。 今回投入されたフラッグシップ「Core Ultra 9 285K」
Lenovoは9月6日にIFA2024にて発表していた、インテルの新CPU「Core Ultra プロセッサー (シリーズ2)」(Lunar Lake)を搭載した「ThinkPad X1 Carbon Gen13 Aura Edition」を日本でも発売した。 直販モデルは6種で、価格は28万6800円から。基本スペックは同じで、保証や付属品が異なる。 フラッグシップノートにLunarLakeを投入し 「1kg切り」を実現 ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition おなじみ超軽量のフラッグシップノートX1 Carbonに「CoreUltra2」を搭載したモデルだ。CPUは「Core Ultra 7 258V」でメインメモリーは32GB(LPDDR5x)、ストレージは1TB (PCIe NVMe OPAL2.0対応)搭載する。 ディスプレーは14インチの2
画像をAIで生成することが当たり前になった現代だが、音楽もAIで生成できることはご存じだろうか。 SunoというAIサービスを使うと、素人が聞くにはかなりクオリティの高い楽曲が生成される。 音楽ジャンルもなんでもござれ。インスト楽曲も、日本語のボーカルあり楽曲もOKだ。 先日「存在するはずのないAI生成のシティポップ楽曲で記憶が改ざんされていく」というXのポストがバズったが、筆者が聞いてみた限りではそのAI生成楽曲もSunoで生成したものだと思う。 ▲話題になったAIシティポップ 筆者は普段DTMといわれる、パソコンで曲を作ることをしている。 DTMとはデスクトップミュージックの略だが、和製英語らしい。 もともと音楽を作るのは好きで歌うのも好きなので、オリジナルソングを作って歌って発表している。 ▲こんな曲を作っています しかし、曲を作るのは大変なんである。たのしいけど。 歌詞もかけなくて
9月に行なわれたHENNGEさんのイベント「情シスだけが怖い話」のレポートが読まれている。(関連記事:“情シスだけが怖い”怪談を語るイベント、裏の狙いは経営層への啓蒙だった)。「ただでさえ恐怖するようなインシデントやヒヤリハットを『怪談』として語ることで、参加者にさらなる危機意識を持ってもらうことだ」とイベントの趣旨が書かれているが、プロ怪談士の登壇写真やネタのおどろおどろしさを見ると、いやあ、これは現地で見たかった。実にナイスな企画だ。 実際、取材の現場では「記事には書けないけど、こんなに怖いことが……」という怪談がいっぱい出てくる。「サーバーまとめて落としちゃった」「社員がUSBメモリを持ち出して」「安全だと思っていたフォームに脆弱性が」「上司の承認を待っている間に外部からのゼロデイ攻撃が」など枚挙にいとまがない。セキュリティやインシデント対応の製品は、「なにかやらかしちゃった」会社が
Core Ultra 200Sシリーズで インテルは性能と信頼を取り戻せるか? 2024年10月25日0時より、インテルは「Core Ultra 200Sシリーズ」の国内販売を解禁する。インテルが14世代に渡り使い続けてきた「Core i」の名を捨て、現行モバイル向けCPUと同じ「Core Ultra」シリーズに統合されただけでなく、内部構造や機能も劇的に変わったシリーズである。価格情報は既報(https://ascii.jp/elem/000/004/227/4227230/)の通りだが、改めてまとめておくと、下表の通りである。 Core Ultra 200Sシリーズの国内の予想価格 Core Ultra 9 285K
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企業が業務システムにMySQL、PostgreSQL、Oracle、SQL Server といったリレーショナルデータベースを使いはじめてから今に至るまで、データベースへのコネクティビティは重要な課題であり続けています。1992年にMicrosoft が発表したOpen Database Connectivity(ODBC)API は、この課題に対する画期的な解決策となりました。 ODBC は、アプリケーションと多様なデータベース間の接続を標準化する技術として、現在でも広く採用されています。本記事では、ODBC 技術の仕組みとODBC ドライバーの役割、その重要性について詳しく解説します。 ODBC の仕組み ODBCとは ODBC は、アプリケーションからデータベースへのアクセスを標準化するためのAPI です。ODBC 4.0 の仕様はこちらに定義されています。この技術により、アプリケー
「ビッグテックからデータを取り戻す」をコンセプトとしたドイツのNextcloudが日本進出を強化すべく発表会を行なった(関連記事:“脱ビッグテック”の狼煙 OSSコラボレーション基盤「Nextcloud」が日本で本格展開)。グーグルやマイクロソフトが提供するようなコラボレーション基盤をオープンソースソフトウェア(OSS)の組み合わせで提供し、ユーザー企業が自らデータを管理・運用できるのが売り。日本でも明治大学や北海道大学などが数万ユーザー規模で利用しているという。 Nextcloudの地元ドイツがある欧州は個人データの管理が厳しい。2018年からGDPR(General Data Protection Regulation)によって個人データやプライバシー保護が厳格が規定されており、今年3月からはアップル、グーグル、メタ、アマゾン、マイクロソフト、バイトダンスの6社のビッグテックを規制する
ここでは、AWSでガバメントクラウドの早期移行を進めた名古屋市、および支援を強めるパートナー企業である日立システムズの現状、そしてAWSの支援策を紹介する。 (左から)アマゾン ウェブ サービス ジャパン 常務執行役員 パブリックセクター統括本部長 宇佐見潮氏、武蔵学園 データサイエンス研究所 副所長・武蔵大学 社会学部 メディア社会学科 教授 庄司昌彦氏、名古屋市 総務局 行政DX推進部 デジタル改革推進課 課長補佐(システム標準化担当) 高橋広和氏、日立システムズ 公共・社会事業グループ 業務役員 統括事業主管 穴山泉氏、アマゾン ウェブ サービス ジャパン パブリックセクター官公庁事業本部 本部長 大富部貴彦氏 早期移行の名古屋市が「単独利用方式」を選択した理由 名古屋市は、2023年度の早期移行団体に採択されており、基幹20業務のガバメントクラウド(AWS環境)移行に取り組んでいる
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