SFに賞味期限はあるか - novtan別館

久々に懐かしいタイトルを見た。 とうとう読んでしまった、SFの最高傑作として名高い『月は無慈悲な夜の女王』。大事にとっといた一品を食べてしまった、充実感と喪失感で胸一杯なところ。 なつかしい未来『月は無慈悲な夜の女王』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる 「月は無慈悲な夜の女王」は言うまでもなく傑作だし、ガジェットの細かい部分を除けば確かに今でも通用する話だ。電子投票で不正をするなんてネタもあるし、面白い。 ただ、もうしばらくすると賞味期限切れなんじゃないか、とも思う。コンピューターが革命的に世界を変えた結果が反映されていないSFの賞味期限が切れるのはもうすぐだろう。 SFはもとよりテクノロジーのみに縛られるものではないけれども、そのストーリーの根幹がテクノロジーそのものを扱っている場合、どうしても賞味期限が発生してしまう。 未知の世界、端的に言って宇宙SFにおいてはなん

[NOV1975]

貧乏話ってのはわりと想像力及びやすいからなあ。でも「髪売るとなんでお金になるの？」くらいのギャップはあると思う。

[You-me]

賞味期限があるというよりは味わい方が変わるという方がらすいんじゃないでせうか。4,50年前に読んでいた人たちと同じ興奮は共有できないよにゃあ的に

[ysync]

トリックの要となるアイテムが説明しないと解らないようになった代物の推理小説とかあったら、そっちの方がやばそう。

[fusanosuke_n]

NHK BSでブレードランナーを実況視聴していたとき「名作だって聞いてたけど酸性雨降りしきるアジア文化な退廃した未来都市とか一昔前の漫画ラノベみたい」って感想を聞いたことを思い出しました。

[sato0427]

結局のところ、名作と呼ばれるものなら、その世界観に没入してしまうから、時代遅れ感もなにも無いんだよな。そもそもスタートからしてSFに「未来の憧れ」を持って接してないというのもあるかも。

[watto]

SF以外でも、例えば梅棹忠夫『知的生産の技術』(岩波新書) の問題設定なんか、すっげー面白いよ。欧米のタイプライターのような道具を持ちえない日本語の特性を真剣に論じたり…

[REV]

近未来のサラリーマンの悲哀を描いた「２００１年のサラリーマン」　著：畑山 博　。サラリーマンの悲哀どころか、「正規社員のサラリーマンになれれば勝組」の時代になるとは思ってもみなかったろう。

[watermaze]

SFの場合、小説技術もしくは翻訳が稚拙なので賞味期限切れというのが多いような。

[tsupo]

ペリー・ローダン・シリーズなんか、アポロ11号の月着陸という現実にあっさり物語の発端となる前提を覆されてるんだけど、連載開始から50年以上経った今も話が続いてるし。世界線が違うということでいいんじゃない?

[ku__ra__ge]

スチームパンクのように「あり得たかもしれない未来」として読めばいいんじゃないかな。私は大きくずれたパラダイムを感じさせてくれる作品がSFだと思ってるので昔の作品も有り。

[ikd18]

味わいが変わるけど別に不味くなるわけじゃないと思う。／問題は生産側のほう。多分私たちは携帯電話の無い「未来」を書くことができない。

[counterfactual]

古典化したSFは、その時代の科学的な事柄への想いを味わうことができるのがいい。30年後に生きていたなら「ニューロマンサー」を読み返したい。

[yaminusi]

お話としての出来さえ良ければ大抵のズレは許容される。重心が話以外に寄っていればそれだけ陳腐化が早まる。

[kori3110]

多くの作品にとっては、「入手可能時期>>>>>賞味期限」だし、実現の形がズレた未来を扱ったSFでもファンタジーとして読めるのもあるだろうし、そもそも作品の賞味期限はSFに限った話じゃない気もするしなんだかもやもや

[KariumNitrate]

誰のだったか覚えてないけど「SFでついていい嘘は一つだけ」という言葉を思い出した。SFの舞台説明部分は前提知識ありきな気がするので、前提知識の定義が時代と共に変わってるんだろうね。

[nununi]

コンテンツとしての賞味期限もあるし、受け手の感性としての賞味期限もあると思う

[y-mat2006]

内容が古びないように、自動的に自らをアップデートしていく「本」は出てこないだろうか。（電子書籍なら作れるかも）

[sika2]

「ＳＦの古典」ていうのは、ＳＦとも古典とも別ジャンルとして読むしかないと思う。正直、「異星の客」も「人形使い」も、あの時代の産物であって、今のリアルではないと思う。

[medihen]

『月は無慈悲な……』における電話は特別なガジェットだから、確かに現実とのズレが気になるかも。まあ、SFに関する他のあれこれ同様、簡単に一般化できる話じゃないよね。

[shidho]

よくわからないが、2000年をまたいだあたりからアニメが近未来ではなく過去から平行分離した現代を舞台にしている気がする。

[arvante]

根幹が陳腐化しない名作SFもあれば陳腐化してなお輝く名作もある。尤もジャンルは変わるかも知れない。タウ・ゼロは陳腐化した結果創世神話となった。

[cider_kondo]

ニーヴンのテレポートテーマの「フラッシュ・クラウド」は(タイトルが示唆するように）今読むと当時より味わいが増している謎の作品。賞味期限があるかないかは分からないが、熟成する作品はたまにはある。

[richard_raw]

書かれた時代の背景を理解するとより楽しめるということですね。……それが古典か。

[deeeet]

携帯電話の存在が大きい気がする．SFに関わらず，携帯電話が普及しているか否かの時代背景を想定して読まないといけないことがある．

[d0i]

SFに限らんのでは(例「ポケベルが鳴らなくて」「ごはんだけでもおいしいわ」(←これは違うか))

[hate_flag]

はるかな未来である1970年に向けてコールドスリープするタイムスリップもの『夏への扉』はいまだにSFのオールタイムベストだぜ。

[ranobe]

官能小説にも賞味期限が！

[beintro335]

SFに賞味期限はあるか

[natu3kan]

古いSFは寝かせたチーズやワインみたい。当時は最新の食べ物が、今食べると懐かしい味みたいな。実装が叶わなかったテクノロジーや逆に大衆化したテクノロジーって。ディストピアはパラレルワールド気分で読める

[fb001871]

逆に現代のSFが描く最新の未来はどんな世界があるかな。たまたまた読んだイーガンの『宇宙消失』は量子論的世界であまりにも現実味がなかった。

[uruloki]

ものによるかな。「未知」のことについて書かれているものは今読んでも面白い。

[arcenemy7334]

みんなSF愛してるなぁ。 ブコメ読むべし

[dcfmpm]

書かれた時代背景とかは予備知識として持っとくとベターかもね、なくてもその辺なんとなく察しがつかないとSFに限らず本なんて読めないよw

[megazalrock]

ちょっとした小物がすごく古臭く感じることがある。プルトップとか。

[camellow]

想像もできない未来を読むドキドキは味わえないだろうけど、確かに当時にそれを書いた人、読んだ人を思うのは面白い。「え、なんでこんなことしてんの？ケイタイ使えばｗｗｗ」とかいう人とは仲良くできない

[knjname]

確実に口当たりは悪くなる。特に通信技術やコンピュータのレベルの低さが目立つ

[mitarase]

「SFとはマインドであり、想像力であり創造力だ」。力強い言葉だ。

[dasman74]

おもしろそう。けどSFは映像重視してるから小説を読めた試しがないな。

[btei]

新型iPhoneのリーク情報は賞味期限切れするけど、新型iPhoneを手に入れた男の子の冒険譚は賞味期限切れしないと思うの