フェミニストとしてすすめる、フェミニズムに関心を持つための本5冊(2)理論・学術・専門書編 - Commentarius Saevus

昨日の「フェミニストとしてすすめる、フェミニズムに関心を持つための本5冊(1)物語・ノンフィクション編」に続いて、今日は「理論・学術・専門書編」をやろうと思う。一応「理論・学術・専門書編」とは銘打っているのだが、所謂「フェミニズムの本」の中から、私が初学者におすすめできそうだと思うものを紹介したい。 とりあえずとにかくわかりやすさ重視にしたので、古典と言われるものでも初学者が読み通しにくそうなものは入れなかった(このせいで哲学系が入らなくなったのはとても残念だ…)。また、冊数の都合上、「クィア理論」に入りそうなものは選ばないようにした(クィア理論ならそれだけで五冊選んだほうがたぶん良いと思う)。あと、フェミニスト的な文芸研究、つまり「フェミニスト批評」に入るものは明日、別に5冊選ぶことにしようと思うので、それは入れない。 ・エリザベート・バダンテール『母性という神話』鈴木晶訳、筑摩書房、1

[saebou]

↓教科書を選んでいるつもりは全然ないです。教科書なら最初のまとめにも出ている『ジェンダー論をつかむ』　http://amzn.to/1K5B3vQ　とかで十分です。この選書は面白くて初心者でも読める各論を紹介してみる企画です。

[haruhiwai18]

"実はこの「おっぱい」にやたらこだわる種族名が確定していったのは18世紀のこと""ここには良妻賢母思想など様々な科学の思惑が潜んで"　→シービンガーだと、『植物と帝国』もまたオヌヌメhttp://bit.ly/1BuYRpY

[vialavida]

『フェミニズムの名著50は』もう絶版なんだよな/バダンテールも岡真理さんも読みたい…。

[steel_eel]

『近代化の産物をはるか昔から存在したかのように錯覚』させる主張って、完全に『江戸しぐさ』感あるんだけど、『母性』の概念は『母性しぐさ』がメチャクチャ定着した結果だったのか。『母性という神話』は読もう。

[crowserpent]

科学史・歴史研究・南北問題と関連テーマごとに紹介するスタイルが面白い。

[KoshianX]

うーむ、このへんから教科書としてはジャンルが分かれすぎてるように感じるなあ。名著50なんて本もあるのか

[symbioticworm]

色々読んだことないので宿題。