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2009-09-21 - 刑事司法における検察官の役割 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
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2009-09-21 - 刑事司法における検察官の役割 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
堀江貴文氏のブログを読んでいると、時々、検察官は公訴官に徹するべきである、ということが書かれてい... 堀江貴文氏のブログを読んでいると、時々、検察官は公訴官に徹するべきである、ということが書かれています。同氏と私の意見はかなり異なる点が多いのですが、なかなか鋭く問題の本質を突いてきているな、と感じることがあって、この点もその1つです。 戦後の検察の歴史の中で、昭和30年代あたりに、検察官は公訴官に徹するべきである、といったことが議論されたことがあったと言われています。しかし、検察官は捜査から手が引けずに現在に至っています。その理由を、大きなところで考えてみると、 1 警察捜査が、特に知能犯捜査の分野で、完結した十分なものにはなり得ず現在に至っていること 2 証人が公判で証言を翻した場合に、検察官調書があれば一定の要件の下、証拠能力が認められる制度になっていて、検察官による重要な証人への取調べが避けて通れないとして現在に至っていること 3 裁判所が警察には不信感を持ちつつ、法曹である検察官(