[書評]捕食者なき世界（ウィリアム・ソウルゼンバーグ）: 極東ブログ

先日と似たような切り出しになってしまうが、「137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史」（参照）の書評のおり、同書について「人類はどのように進化し」と書いたが、実は、人類がどのように進化したのかについても同書には書かれていない。 全体的として書かれていないわけでもないだが、ホモ・サピエンスの起源については「この人類の祖先がどんな類人猿で、どこに棲んでいたかは、最大の謎であり、その答えは今も捜し求められている。」と、まあ、逃げている。 「逃げ」というのは、それに対する説がないわけではないが、定説がないのでお茶を濁しているという意味だ。著者が不誠実なわけではなく、むしろ過度に誠実なのだろう。 ホモ・サピエンスを特徴付ける二足歩行については、同書は一章を割いている。が、これも仔細に読むと要領を得ない。そこで、「結局、ルーシーのような猿人が直立歩行するようになった理由は今もわかっていない

[arajin]

「鹿が狼と共存することで、鹿は狼の存在という恐怖に適した行動を取り、これが環境を保全する効果につながる。つまり、適切に狩猟をすればよいというものでもない。」

[kei_mi]

「BORN TO RUN」では、走ることができれば道具が無くても狩りができると言ってますね

[kamei_rio]

「アウストラロピテクスになったつもりで武器をもたず徒歩で死肉と獲物を探し」研究者すげー

[inujin]

太陽に飲み込まれるのにどう対処するかが、地球の物語のクライマックス。

[napsucks]

それにしてもホモサピエンスは圧勝過ぎてチートレベル。脅かすのは同属か微生物やウイルスぐらいだもんなぁ。

[nijuusannmiri]

『かいじゅうたちのいたところ』

[godmother]

その最後の問いかけ、それで終わるのはきっと消化不良だと思うけど、多分人類の永遠の謎。「ライフオブパイ」の青年が虎と共生したのは話が違うかな？なんか、最近この手の方面に関心が寄っている。

[tobiaki]

「捕食者なき世界」/"アウストラロピテクスになったつもりで武器をもたず徒歩で死肉と獲物を探し始めた。"すごいなｗこのくだりだけでも読む価値がありそうだ。