音楽で読み解くニッポンの転換期『ニッポンの音楽』著・佐々木敦（佐々木 敦）

講談社現代新書より『ニッポンの音楽』を上梓した。1960年代末から2010年代（わたしは「テン年代」と呼んでいる）半ばの現在までに至る「ニッポンの音楽」＝「日本のポピュラー・ミュージック」＝「Jポップ」の歴史を、わたしなりに辿り直してみたものである。 歴史と言いつつも、ざっと45年、ほとんど半世紀に至らんとする長い長い時間のあいだに「ニッポンの音楽」に起こったことのすべてに触れることなど到底出来ないし、そんなことはわたしの手に余る。そこでわたしは一章分をおよそ10年＝ディケイドとして、それぞれの章を一種の物語仕立てにして語ってみることにした。 物語であるからには登場人物たちが、主人公が居る。それが第一章（70年代）は、はっぴいえんど、第二章（80年代）はイエロー・マジック・オーケストラ（YMO）、幕間を挟んで第三章（90年代）は「渋谷系」と呼ばれたフリッパーズ・ギターとピチカート・ファイヴ

[SasakiTakahiro]

ちなみに次は『ニッポンの文学』の予定。

[changpian]

買ったけどまだ読んでいない。

[hharunaga]

“「Jポップ」が生まれたのとほぼ同時並行に、日本では「昭和」から「平成」へ…。そう、「ニッポンの音楽」の転換期は、ニッポンの転換期でもあったのだ”