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養蜂場だより 養蜂家を脅かす小さな強敵
今年になってから新聞やテレビで、農作物の受粉用に貢献しているミツバチの不足について広く報道されて... 今年になってから新聞やテレビで、農作物の受粉用に貢献しているミツバチの不足について広く報道されています。その原因のひとつとして、ミツバチに寄生するダニが重大な被害を及ぼしていると考えられています。 そのダニの名前は、ミツバチヘギイタダニといい、雌の成体(親)は、体長約2ミリの楕円形で褐色。雄は体長1ミリの円形で乳白色をしています。ミツバチの幼虫が大きくなったときに、雌の親ダニが働き蜂に見つからないように巣房に侵入します。やがてその巣房に蓋がかけられ閉鎖空間になると、雌ダニがミツバチの前蛹(ぜんよう)(幼虫と蛹(さなぎ)の間の時期)から体液を吸い、産卵を行います。卵から孵った複数の子ダニは親ダニの保護のもとで育ち、1週間ほどで子ダニから親ダニになり、交尾をします。やがてミツバチが成虫になり巣房の蓋を開けて出てくるときに、ミツバチの体に便乗して外に出てきます。そして、違う巣房に寄生し、この繁殖
2017/08/01 リンク