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大谷翔平
ameblo.jp/psychnote
日刊スポーツ 優勝した相撲取りが酒を飲むのはかっこいいと思う。男は豪飲豪食であるべきだと思う。格闘もの、軍隊ものが好きだ。男は強くあるべきだと思う。ホモは嫌いだ。男は女を好きになるべきだと思う。 そんな自分の嗜好を友達と話していたら心理学の院生(つまり僕の同僚)に、僕はホモっけがあるかもしれない、という診断が言い渡された。ホモ嫌い(homophobia)というのは、自分の中のホモ性を嫌い、隠す。その為に裏返しの表現としてホモを必要以上に嫌う傾向があるらしい。 そして紹介された映画が「アメリカン・ビューティー」(American Beauty)。この映画の中の軍人(かなり男らしい)はホモっ毛があるがためにホモを毛嫌いしているのだそうだ。 そうだっけ?僕がこの映画を最初に見たときは、それぞれの登場人物が自身のことばかり考えていて、他人との意思疎通が駄目なやつばっかりの訳がが分かんない映画だなぁ
ニカラグア手話という研究が言語心理学にはある。新しい言語が自然発生した瞬間を観察できた珍しい機会だ。 中央アメリカの国ニカラグアでは手話が一般的ではなかったため聴覚障害者はコミュニケーションの術が限られ、かなり孤立していた。それが1980年代にある学校で数百人の聴覚障害者が在籍したために、彼らは新しいコミュニティーを作り上げ、彼ら独自の手話が自然発生的に生まれてしまった。 ただし全く一から言語を作り上げた訳ではなく、それ以前に特定の家族内などで使われていた手話などを複合し、それを基にニカラグア手話は他の言語と同等に複雑になるまで一気に発展し、たった10年未満の間にニカラグア手話はほぼ完成した。 ここで面白いのは、ニカラグア手話を複雑にし文法のルールなどを決めていったのは10歳以下の少年たちだった。第2言語の獲得に見られるように、言葉は年少時の方が獲得が圧倒的に速く、文法などにも若い方が強い
IQ(知能指数)は世界の地域ごとに大きな特色がある。日本を含む極東はIQ105くらいと世界で最も高い。欧米はIQ100くらいだ。アフリカではIQ75くらいと低くなっている。 世界の地域による知能指数の違いの説明には諸々の説がある。例えば気候の違い、人種間での脳のできの違い、産業発達の違い、文化の違い、またはそれらの複合とする説。しかしこの研究は証明が難しいので、研究に終わりが来る日は近い未来には少なくとも無い。逆に言うとその理由を考えるのは楽しい。僕の説は後日に紹介するとして、皆さんも下のデータから理由を考えてみませんか? IQ(知能指数) 極東アジア: 日本105、韓国106、台湾104、香港107、中国100 南アジア: インド81、シンガポール103、マレーシア92、タイ91、ネパール78、トルコ90、 欧米: アメリカ98、イギリス100、フランス98、ドイツ102、イタリア102
美しい顔とはどんな顔か?心理学では諸々の説が唱えられているがそれは全て理論先行のものだ。しかし顔のような複雑なものは理論では説明しにくい。そこでこの会社は理論の部分を通り越して、これが一番美しい顔、というテンプレートを作ってしまった。これが結構使える。 左の図はその美顔テンプレートを綺麗な顔とされる人に重ねたもの。うーん、合致する。モデルは口を歪めた顔をしているが、それでもほぼ全てのラインで美顔テンプレートと殆ど狂いが無い。ちなみに狂いが多い方が醜い顔。 こういった研究にはこうやって事象から迫るのが手っ取り早いな。事象というのはつまり、人は美顔というのを知っているけれど、それがなぜ美しいのか説明の理論がまだできていない。なので、まずその知っている美顔をテンプレート(鋳型)にしてしまおう、という試み。更にこれで行けばいろんな理論がカバーできてしまう。左右対称顔、赤ちゃん顔、やや平均顔。 一応
Disney Studios White Wilderness / Movie レミングが崖から身を投じて集団自殺するというのはほとんど事実のように信じられているけれど、あれは嘘らしい。 ディズニーの映画「白い荒野」ではレミングが集団で崖から海に飛び降りているシーンがあるそうだが、あれは映画の製作人が仕込んだことらしい。 詳しくはここ(英語)Yet Another Warm Fuzzy Disney Tale or How Disney Has Brainwashed You 一般に信じられている説明は、人口過多になりレミングが種のために人口調節するというものだ。でもそんなの変だ。個体にとっては自らの遺伝子が大事なんで哺乳類が種のために自殺するというのは説明が付かない。蟻とかなら女王アリのために自らを犠牲にしても、血縁関係の遺伝子が残るので説明できるけれど。詳しい話は竹内久美子のこの本(だ
中国語を話す人と英語を話す人は思考回路が違うかもしれない、という研究が発表されたようですね。 「足し算にも国境が存在していた」 (科学ニュースあらかると さん) 心理学の院生として見解を述べさせてもらうと、おそらく言語の違いは人間の脳の使い方に少しは影響を与えるのだろうと思います。だけど高次元の考え方(例えば歴史の勉強とか宗教とか)には影響しないと思います。 要はですねぇ、人間の言語の違いというのはコンピューター言語の違いみたいなもんだと思います。マックとウィンドウズでは元の言語が多分違うんだと思いますが、それでもできることはほとんど同じでしょう。場合によってはどっちかが速いのかもしれませんが、時間を掛ければどちらも同等の仕事ができるんだと思います。 同じことが人間の脳にも言えて、アジア人は数学に強いかもしれませんが、でもより高次の脳活動(考える活動)では違う言語を喋る人種間の差はほとんど
この上の図は現在の心理学の研究されている分野をうまく表しているなぁ。 これはアイゼンク(Eysenck, 1988)のモデルなんだけど、3つの円のうち、真ん中がIQ(知能指数)だ。アイゼンクの案では別名「心理的な能力が表す知能指数」(psychometric intelligence)。一般にはIQ、知能指数と呼ばれる。これは主に5つの要素から予測される。それは1.文化要素、2.家庭の躾、3.社会経済状態、4.教育、5.左の円。 左の円は「生物学的な知能指数」(biological intelligence)。これはEEG(脳電図)やRT(反応時間)などにより間接的に測定される。この生物学的な知能指数に影響するものが3つあり、生理学的な特質、遺伝、生物化学的な特質だ。 右の円は社会的な知能指数「social intelligence」。12の要素+(心理的な)知能指数から予想される。 心理
♪ウォー(ズン・ズン)フゥー!(ズン・ズン)ィエィー!♪ゥワティ~ズッ・グッフォー?♪アーゥソゥルーリー(ナッシィン!)アハ~ァハー♪ 「戦争は何の役に立つのか?完璧に何の役にも立たない!」 と歌ったのはエドウィン・スターですが、まぁこれは言葉のあやで、役に立つ場合もあるんですな。今回の研究によると、実際に戦争(イラク)に行ったイギリス人兵士421人を調べたところ、彼らの心の健康状態が戦争に行く前に比べて改善されていたそうです。 まぁね、これは順当な結果でしょう。ざっくり言って、人が100人いればそのうちの10人くらいは心の健康状態がおかしいです。原因は遺伝30%、環境70%と言ったところでしょうか。かと言って100人中30人が遺伝により完璧に発症する、とさっくり割れるわけではなく、原因になりうる遺伝要素と環境要素の割合は人によっても違うので、環境に強く影響される精神不安定などもあります。
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