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akimof.hatenablog.com
一年半ぶりにブログを書いてみる。 なんだかあっという間に時が過ぎた気がする。2012年3月に退職してから、2013年1月まで浪人生活をしていた。50才を過ぎてから仕事をせずに暮らすのは、傍から見たら気楽そうだろうが、本人にしてみるとなんとも言えず不安定なものだった。収入面も気になるが、それ以上に仕事をしないで生きていること(就職活動はしているが)が、なにやら殺伐とした感情をうみだしてしまうことに気づいた。けして社畜だったわけではない。どちらかと言えば自由な職業だったはずなのだが、それでも仕事をしていないと不安になるということは、いささか自分のことが滑稽でもあった。 30年間ほど広告業に携わり、本人の気分でも、周囲の状況においても、なんとなく行き詰まりを感じてきたので辞めることにしたのだ。この10年間ほどは、現場を離れて経営側に入っていたのだが、数字や組織の管理はつまらないというか、正直なと
吉本隆明が逝った。体系的に読んだことはないし、読んでもよく理解できていたわけじゃない。それでも本棚を眺めてみると10冊以上はあるので、一応はひとりの読者ということになるのだろう。 かつて文学者を中心とした反核運動が起きた時に、彼はその動きを批判してきた。反核・反原発・反エコロジーのスタイルは、今回の福島でも一貫して変わらず、原発再開の擁護に回っていたらしい。そういえば、オウム真理教の事件の時も擁護するような発言を繰り返していた。この独特な姿勢は世の中で物議をかもすことになり、いや「転向」だ「ボケ」だと言われる面もあった。 私は吉本隆明のシンパではないけれど、ここで彼を擁護しておきたい。もちろん、市井の人間に擁護されてもどうなるものでもないが。 彼は一貫して個人の自立と自前を主張していて、人々が無自覚に手と手を取り合って運動に結びついていくプロセスを嫌っていた気がする。思想信条の中身よりも、
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