『即系物件』の感想と、都市の魔力について - チェコ好きの日記

『即系物件』という本を読んでみました。著者は、カリスマナンパ師であったという、サンジ氏という方。 なぜ私がこの本を読んでみようと思ったのかというと、「退屈で死にそうって、この気持ち…分かる？」という表紙のインパクトがすごくて、忘れられなかったからですね。「人はどのようにしたら退屈から逃れられるのか」というのは、私の最近の関心事の1つなのです。 というわけで、今回はそんな『即系物件』の感想文です。 「心に”不安定な何か”があるから即られるんだ」 まず、タイトルにある「即系物件」とはどういう意味なのでしょうか。本書のプロローグにあたる部分から引用してみましょう。 即系物件ーー。 簡単に言えば、”すぐにヤラせてくれる女のコ”ってこと。俺らナンパ師の間で使われる専門用語のようなものだ。 （中略） 心に”不安定な何か”があるから即られる。そして彼女たちの心に潜むソレは、現代の若者の生きづらさをそのま

[hase0831]

これも私見だけど、「渋谷はけだるい、新宿はやるせない、でも新宿はダメな人間にもあたたかい」という印象がある

[whkr]

「順子に何かしらの変革を、生産の原点となるような何かをあたえてあげて欲しかった」←そのあと自分でも書いてるけどナンパ男に期待しすぎ。ケータイ小説じゃないんだから。

[kongariknow]

ナンパ師＝人間バイブ。海綿体パンパンにして何が観察者なんだか。

[zeromoon0]

『真夜中のカーボーイ』思い出した。

[danae219]

首都圏出身の人の「地方から出てくる力、よくわからない」というのは想像以上に考えさせられる。東京とニューヨークの比較が面白い。東京はダラダラ甘やかして人を駄目にする母ちゃんみたいな街なのかも？

[K-Ono]

図書館にリクエストして入れてくれるかなー。

[manotch]

”即系物件＝すぐにヤラせてくれる女の子のこと”初めて知った言葉。

[fujipon]

「お互いがお互いを通り過ぎていくだけ、どこにもたどり着けていないかんじ」が描かれているというのも、それはそれで興味深い。

[mhkj2]

本読んでないので良く分りませんけれど、サンジさんは逆即系物件なのかな？と思いました。自分の欲望自体に冷淡というか、実は深い関わりを強く恐れているというか。。。そういう意味でも「観察者」なのかな？って。

[akihiko810]

ナンパ師本　/人間関係から「濃密さ」を得るには、それなりの「関係の履歴」を重ねないとならないからね / 件の女性ははてなブログやればいいと思う。メンヘル拗らせない様に使えるなら

[chuunenh]

地方のほうが「退屈で死にそう」っていう人が多いかと思ってたけど逆なのかな。

[yusuke19851124]

深く関わるのは難しいと思う。

[hungchang]

海外の都市で見る、通りを一本越えると景色が一気に変わってしまうというようなものは、たしかに東京にはないな。繁華街も住宅街も貧民街も全部ごちゃ混ぜで、だから街の主張というものが見えないのかもしれない。

[bulldra]

“お互いがお互いを通り過ぎていくだけ、どこにもたどり着けていないかんじがして”　　救いを担わせられるかもしれないという期待がそのまま隙や不安定さになってしまうわけでもあって。