『即系物件』という本を読んでみました。著者は、カリスマナンパ師であったという、サンジ氏という方。 なぜ私がこの本を読んでみようと思ったのかというと、「退屈で死にそうって、この気持ち…分かる?」という表紙のインパクトがすごくて、忘れられなかったからですね。「人はどのようにしたら退屈から逃れられるのか」というのは、私の最近の関心事の1つなのです。 というわけで、今回はそんな『即系物件』の感想文です。 「心に”不安定な何か”があるから即られるんだ」 まず、タイトルにある「即系物件」とはどういう意味なのでしょうか。本書のプロローグにあたる部分から引用してみましょう。 即系物件ーー。 簡単に言えば、”すぐにヤラせてくれる女のコ”ってこと。俺らナンパ師の間で使われる専門用語のようなものだ。 (中略) 心に”不安定な何か”があるから即られる。そして彼女たちの心に潜むソレは、現代の若者の生きづらさをそのま
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