「マウントを取りたい」という願望を満たすための手段でしかなかったオタク趣味に、青春と働き盛りを足した30年を終えてから気づいてしまった。 宇宙世紀の知識とか、神話のキャラ名とか、ネトゲのレートとか、全部人生において贅肉でしかないだろ。 後悔しか残ってない。 マウント合戦に負けた悲しみが俺達の友情をいつも引き裂いてきた。 何も残ってない。 本当に。 今までの興奮の全てが「ヨッシ!これでまた一歩マウントのネタが増えたぞ!」でしかなかったことに気づいてしまったから。 アポカリプスホテル、おもしゅろうございました。 「世のアホ共がなろうアニメでシコシコする間、ダークホースの質アニメを嗜む上流オタクの俺様」という夢を見せて頂きました。 俺の好きだったアニメも!ゲームも!漫画も!全部こういう楽しみ方だったんだよ! だって世の中こういう奴らめっちゃ多いじゃん! 俺が参考にした人生のモデルが、たまたまこの